ガードを上げてステップを踏みながらリズムを取るマスヴィダルに対し、スタンスを広めに取って構えるトンプソンがジャブやミドルキックを狙って攻めた序盤を経て、トンプソンが右を一発食らわせた後、さらに右キックでダウンを奪う。スロースタートだった2人のスピードが徐々に上がり、有効打を重ねて初回ラウンドが終了した。
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— UFC Japan (@ufc_jp) November 5, 2017
第2ラウンドではトンプソンが再び右の強拳を見舞ってマスヴィダルをダウンさせたが、立ち上がれとジェスチャーしてスタンディングでの勝負を希望する。トンプソンはワイドなスタンスを変えなかったが、時折、マスヴィダルの懐に飛び込んでアゴを狙っていった。ただ、マスヴィダルも左フックをクリーンヒットさせてトンプソンにダメージを与えている。
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最後のラウンドはトンプソンが一気にギアを上げて仕留めにかかるも、マスヴィダルがタックルを仕掛けて応戦。その後、回し蹴りを狙ったトンプソンだが、同時にマスヴィダルが前に出たため、思うようには決まらない。それでも、トンプソンは距離を詰めてはジャブやフックでマスヴィダルを追い込み、確実に有効打を当てていった。
判定の末、3名のジャッジともトンプソンにフルマークをつけ、トンプソンが白星を飾っている。
ウェルター級マッチ 5分3ラウンド
○スティーブン・トンプソン vs. ホルヘ・マスヴィダル●
判定3-0(30-26、30-27、30-27)
スティーブン・トンプソン
「最高の気分だね。もちろん、試合の度にもっといいパフォーマンスをしようと思っているけど、8カ月の休みを終えて戻って来れたことがとにかく最高。マスヴィダルはタフだ。予想していたよりも多くの足蹴りを狙ってきたけど、それは俺の十八番。ローラーとドス・アンジョスの勝者とやりたい。常に、またタイトルに挑戦できるような試合を求めているし、ローラーは今のランキングで自分より上位にいるから、その試合の勝者とやることに意味があると思っている」