ディラショーがリラックスした様子を見せる一方、やや硬い表情のガーブラントは自分のペースを守りながら序盤は足を使って揺さぶりをかける。速さのあるワンツーから一気に前に出たガーブラントがディラショーをケージに追い込んだが、その間にディラショーも数発を食らわせている。ラウンド終了10秒前の合図を聞いた直後、ガーブラントの右フックがディラショーを完璧に捕らえてダウンしたが、抵抗するうちに時間いっぱいとなった。
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— UFC Japan (@ufc_jp) November 5, 2017
優位に立ったガーブラントは少し余裕を見せ始め、第2ラウンドにはディラショーを挑発するシーンも。しかし、ディラショーのヘッドキックをまともに食らって膝から崩れてしまったガーブラントはすぐに体勢を立て直してリズムを作ったが、ディラショーの右フックがガーブラントのアゴを直撃し、倒れ込んだガーブラントにパウンドを見舞ったディラショーがフィニッシュを決め、ノックアウトでバンタム級のチャンピオンベルト奪還を果たした。
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バンタム級タイトルマッチ 5分5ラウンド
●コーディ・ガーブラント vs. T.J.ディラショー○
2ラウンド(2分41秒)KO
T.J.ディラショー
「俺に“AndNew(新王者)”とは言えないし、自分としては一度もベルトを失ったつもりはないから“AndStill(防衛)”だな。取り戻せて最高だし、今回の試合はものすごく楽しかった。あいつの拳に力があることは分かっていたし、試合中もやられたけど、俺が勝つのも分かっていた。もうすぐ子供が生まれるんだ。ベルトも取り戻した。生まれたらブロンソン(男の子)にベルトを巻かせる。チャンピオンの誕生だ! デメトリアス・ジョンソン、やろうぜ!」