左ジャブを打ち合った後、左のフックをビスピンに食らわせたサン・ピエールはビスピンの打撃を退けながら、要所でジャブを決めていく。ビスピンも相手の出方を見ながら前に出て手数を増やしたが、サン・ピエールのタックルを受けてテイクダウンに持ち込まれた。組み付きを外してスタンディングに戻った後、サン・ピエールがスーパーマンジャブをヒットさせ、ふらついたビスピンに右の回し蹴りを見舞ったものの、フィニッシュには至らず。
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— UFC Japan (@ufc_jp) November 5, 2017
第2ラウンドもリズムをつかんだサン・ピエールがビスピンの攻撃をかわしつつ、攻撃を組み立て、ビスピンは低い位置からアッパーカットを狙っていくがヒットしない。少しずつビスピンとの距離をつめたサン・ピエールが再びテイクダウンを成功させたものの、スタンディングに戻った後は少し疲れたのか、ビスピンの蹴りやストレートをまともに食らった。
次のラウンドではサン・ピエールが早々にテイクダウンを仕掛け、マウントポジションを取ったが、ビスピンが足を絡めて攻撃を防ぐ。ビスピンの羽交い締めから逃れられず、組み付きを解いたサン・ピエールは顔に負った傷口からの流血がひどく、視界が悪そうだったものの、左フックでビスピンをダウンさせた後、猛烈なパウンドを見舞ってさらに追い詰め、最後は背後に回りながら脇に一発入れてリアネイキドチョークが極まり、レフェリーが試合を止めた。
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ミドル級タイトルマッチ 5分5ラウンド
○マイケル・ビスピン vs. ジュルジュ・サン・ピエール○
3ラウンド(4分23秒)サブミッション(リアネイキドチョーク)
ジュルジュ・サン・ピエール
「夢がかなった。言葉がないよ。確かに、ここは自分の階級ではない。今回の試合は自分自身の挑戦と思って受けたし、もう一度、チャンピオンになれたことを誇りに思う。トラップを仕掛ける、それをやったんだ。マイケル・ビスピンのことは尊敬している。かなりひどくやられてしまったから、それを隠さないといけなかった。この階級に自分は小さすぎると思ったこともあったけれど、今は筋力もつけたし、やっていけると思っている。みんな、ありがとう。本当に名誉なことだ」