GSPが新ミドル級王者に! ビスピンを撃破して2階級制覇達成

UFC PPV コメント 試合結果
UFC 217:マイケル・ビスピン vs. ジョルジュ・サン・ピエール【アメリカ・ニューヨーク州ニューヨーク/2017年11月4日(Photo by Jeff Bottari/Zuffa LLC/Zuffa LLC via Getty Images)】
UFC 217:マイケル・ビスピン vs. ジョルジュ・サン・ピエール【アメリカ・ニューヨーク州ニューヨーク/2017年11月4日(Photo by Jeff Bottari/Zuffa LLC/Zuffa LLC via Getty Images)】
日本時間11月5日(日)、ニューヨークのマディソン・スクエア・ガーデンでUFC 217が開催され、メインイベントでミドル級王者マイケル・ビスピンと、4年ぶりのオクタゴン復帰を果たした“GSP”ことジョルジュ・サン・ピエールが対戦した。

左ジャブを打ち合った後、左のフックをビスピンに食らわせたサン・ピエールはビスピンの打撃を退けながら、要所でジャブを決めていく。ビスピンも相手の出方を見ながら前に出て手数を増やしたが、サン・ピエールのタックルを受けてテイクダウンに持ち込まれた。組み付きを外してスタンディングに戻った後、サン・ピエールがスーパーマンジャブをヒットさせ、ふらついたビスピンに右の回し蹴りを見舞ったものの、フィニッシュには至らず。




第2ラウンドもリズムをつかんだサン・ピエールがビスピンの攻撃をかわしつつ、攻撃を組み立て、ビスピンは低い位置からアッパーカットを狙っていくがヒットしない。少しずつビスピンとの距離をつめたサン・ピエールが再びテイクダウンを成功させたものの、スタンディングに戻った後は少し疲れたのか、ビスピンの蹴りやストレートをまともに食らった。

次のラウンドではサン・ピエールが早々にテイクダウンを仕掛け、マウントポジションを取ったが、ビスピンが足を絡めて攻撃を防ぐ。ビスピンの羽交い締めから逃れられず、組み付きを解いたサン・ピエールは顔に負った傷口からの流血がひどく、視界が悪そうだったものの、左フックでビスピンをダウンさせた後、猛烈なパウンドを見舞ってさらに追い詰め、最後は背後に回りながら脇に一発入れてリアネイキドチョークが極まり、レフェリーが試合を止めた。




ミドル級タイトルマッチ 5分5ラウンド
○マイケル・ビスピン vs. ジュルジュ・サン・ピエール○
3ラウンド(4分23秒)サブミッション(リアネイキドチョーク)

ジュルジュ・サン・ピエール


「夢がかなった。言葉がないよ。確かに、ここは自分の階級ではない。今回の試合は自分自身の挑戦と思って受けたし、もう一度、チャンピオンになれたことを誇りに思う。トラップを仕掛ける、それをやったんだ。マイケル・ビスピンのことは尊敬している。かなりひどくやられてしまったから、それを隠さないといけなかった。この階級に自分は小さすぎると思ったこともあったけれど、今は筋力もつけたし、やっていけると思っている。みんな、ありがとう。本当に名誉なことだ」

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