ベンソン・ヘンダーソン「誰でも俺の前に連れてこい!」

ベンソン・ヘンダーソンのような男と、我々凡人を分かつものとはいったいなんだろうか?
 ベンソン・ヘンダーソンのような男と、我々凡人を分かつものとはいったいなんだろうか? ヘンダーソンは、日本でのUFC 144を終えたばかりにもかかわらず、すぐにアリゾナで柔術大会に出場した。結果も見事で、ミドル級で優勝を果たした。それでも本人は、「UFCの後はいつもこうさ。戦うのは好きだし、楽しむために柔術の大会に出場した。勝利に対する強迫観念のないなかで戦うことができるので、リラックスできる。負けても楽しむことができるんだよ」と話す。

 このような態度が、彼に多くの成功をもたらしてきたのだろう。WECでライト級王座に輝くと、UFC転向から1年も経たずに同王座を勝ち取った。フルラウンドの末に判定勝ちを収めたフランキー・エドガーとの決勝は、間違いなく見る人すべてを楽しませたに違いない。「もっと良くやれただろう。必ずしも望み通りの勝ち方が出来たわけではない。それでも、良い試合だったさ」と語るヘンダーソン。なお、両者は今年中に再戦することが決まっており、新王者の彼もそれを歓迎している。

 「相手が誰でもかまわない。誰と戦いたいなどと俺は要求しない。誰が俺の前に立ちはだかろうと、俺の仕事はその相手を倒すことだ」とヘンダーソンは言う。彼は自身の仕事に真剣な男であり、このような発言がただの受け狙いでないことは、これまでの彼の戦績を見れば一目瞭然であろう。「エドガーを倒したから突然自信満々になった訳ではない。初めから言い続けていることだ。俺には自信があるし、UFCの他のファイターもそうだろう。だからこそ、ライト級では全員に勝ちたい。そして、ライト級といったら俺と思われるようになりたい。それこそ、スペシャルなことだろう」と話している。

 そんなヘンダーソンは、戦うだけの男ではない。それはスポットライトを浴びるようになっても何も変わらなかった。アニメ、SF、ファンタジーが大好きと自ら語る彼は、敬虔なクリスチャンでもある。「マンガが大好きなオタクでも、ファイターになれるということを人々に知ってほしいね」と語る彼には目標がある。「クリスチャンであること、子供達にとって、おばあちゃんから何度も名前を聞いて育つような男になることだ」と、彼は笑いながら語っていた。

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