チャド・メンデス - "マネー" メイカー

「軽快なフットワークを保って的確なパンチを打ち込むだけだ。彼が中に突っ込んできてたらいつでも木っ端微塵にできると思うよ。」

チャド・メンデスは彼の最後のWECの試合の入場と同じく滑らかでハッピーなO'Jayのクラシックな名曲、”For The Love of Money”にのって初めてのUFCのオクタゴンへ歩を進めるだろう。米ドル紙幣の力に対する抒情詩であり警告でもあるこの歌は、試合前のメンデスの心を落ち着けるものであり、またしばしば誤解を生むことのある彼のニックネームへのトリビュート・アルバムでもある。

「もともとは”
Money Shot”だったんだ。」メンデスは彼のニックネームについて語った。「俺はハンティングを愛しているし、フィッシングも多少はやる。俺はアウトドア野郎なんだよ。大学を出て初めてサクラメントに来たとき、俺は卒業式の翌日に全ての荷物をU-Haul(米国U-Haul社の引越し用のトレーラー)に積み込んですぐにやってきたんだ。俺はスタンドはまったくできなかったから、俺にあるのは生粋のレスリングだけだった。俺達がジムに集まって、MMAのスパーリングをするときは俺は誰でもテイクダウンしまくったよ。そうしたら、みんなが俺のことを”Money Shot(金になるテイクダウンを持つ男)”って呼ぶようになったんだ。俺がハンティングなんかが好きだったことも関係していると思うよ。そのあとWECで試合をするようになって、ペプシや何社かのスポンサーがついてくれたんだけど、”Shot”が毀損語だったからその部分をなくしてただの”Money”になったんだ。あの入場曲は俺をリラックスさせてくれて良い雰囲気にしてくれる。俺が落ち着くのを助けてくれて、何をやるんでも楽しもうって気分にさせてくれるんだ。」

WECにやってきたメンデスは大いに期待された選手であった。そして彼はともすると過大になりがちな期待にしっかりと応えた数少ないアスリート達の一人だ。MMAのプロファイターとしてわずか2年のキャリアしか持たないメンデスは9戦を終えた今も無敗を守り、その飛びぬけたレスリングの系譜にもかかわらず様々なフィニッシュを織り交ぜた。WECのファイター達がUFCの輝ける舞台にその戦場を移す中、メンデスは彼の次の試合が夢の舞台の旗の下で行われることに鼓舞されている。

「これに関しては物凄くエキサイトしている、」メンデスは続けた。「親父と一緒に小さいころに
UFCを観たのを覚えているんだ、DVDを借りたかなにかだったと思う。初期のUFCの試合だったよ、あの頃のものが大好きなんだ。今、こうして自分の人生の中で、若かった頃にリスペクトして大好きだったそのオーガニゼーションで試合をしているなんて、どう説明していいか分からないよ。とうとうここまで来たんだ、ってね。こんなにすぐにここまでこれるなんて夢にも思わなかった。俺が戦い始めた頃には地中深くの金脈で、でももうそこまでこれたんだ、凄いことだよ。祝福されているって感じるし、俺は世界中の人々の前でオクタゴンの中で戦うことに物凄くやる気が出ているよ。」

WEC 52でハヴィエル・ヴァスケスを相手に3-0の判定で勝利したメンデスの次の相手は日本のベテラン柔道家、小見川道大だ。小見川が以前2UFCで試合を行い、マット・ワイマン、そしてチアゴ・タバレスの両者に3-0の判定で敗れている。しかし現在の小見川は5連勝と波に乗りUFCへの復帰を果たし、そしてメンデスもこの国際的な勝負へとステップアップする準備は万端だ。

「正直に言えば俺にとっては素晴らしい試合だと考えている。相性から言っても俺達の対戦は抜群だね。彼は柔道のブラック・ベルトでありながらそのスタイルはパンチでガンガン行くタイプだ。コーナーまでラッシュで詰めると組み付いてテイクダウン、つまりレスリングをバックグラウンドにする俺にとってはパーフェクトな対戦相手だ。俺は子供の頃からグレコ・ローマンも凄くやってきたしそこで散々やってきたことは彼の柔道とかなり似た部分があるんだ。俺は小見川のスタ
ンドはそれほどでもないって考えている、彼は結構ベタ足だしね。だから軽快なフットワークを保って的確なパンチを打ち込むだけだ。彼が中に突っ込んできてたらいつでも木っ端微塵にできると思うよ。」

この試合のためのメンデスのキャンプにはサクラメントを基地とするアルファ・メイル・ジムのいつもの面々が顔を並べる。マスター・ソン、ジャスティン・ブチョルズ、ダニー・カスティロ、ファビオ・プラド、ジョセフ・ベナヴィデス、そして彼らのリーダーのユライア・フェイバーだ。しかし普段はハードなトレーニングに専心するメンデスは、今度の試合に向けた準備に全体を通じてわずかな変化を加えている。

「俺よりもだいぶ長い経験を持つ素晴らしいアスリート達とトレーニングをしなくちゃいけないんだ、だから毎日が学習の連続で、俺は彼らの頭の中にあるものを身に着けなくてはいけない。毎日、試合毎に俺は強くなっているって実感がある。本当に楽しいよ。長い間毎日
3部練をしていたんだけど、9週間のキャンプを続けてきて、試合が近づいてきたらちょっとオーバートレーニングに陥っているなって感じるようになったんだ。だから今は2部連に練習量を落としたよ。普段の3部連のときはキツイのは走り込みだけで、ほかの厳しい削られるような、身も心も擦り減るようなトレーニングはしないよ。」

UFCで試合をすると言うことはファイターにとって巨大なプレッシャーとなり、オクタゴンに向かうまでずっと徐々にファイターの気持ちを沸々と沸騰させてゆく。しかしチャド・メンデスにとって、自身の夢を生きている彼にとって、それは楽しみに他ならず、この場所で彼の磨き上げたスキルを披露することが彼の幸福に他ならないのだ。

WECでの試合もUFCでの試合も俺にとっては夢の実現そのものなんだ。大学を出てすぐにここにやってきて、2年間のトレーニングですぐにWECの様なビッグイベントに参加することができたのは嬉しかった。俺はデカイ事をやる、毎日このジムでひたすらトレーニングをしてデカイ事を成し遂げるんだ。試合後とに俺がどんどん強くなってゆくのを楽しみにしていてくれ。時間をかけて、トレーニングをして、そしてもう少し相手が驚くようなトリックや何かを身につけたいね。」

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