UFC on FOX プレリム結果 – ダナム、レンツを撃破し印象を残す

UFC on FOX: エヴァンスvs.デイヴィスで行なわれたプレリミナリーファイトの結果は以下の通り。

128日シカゴ-最近の2年間は判定決着が続いていたエヴァン・ダナムだが、土曜日の夜に行なわれたUFC on FOXのプレリミナリー・カードで対戦するニク・レンツ戦では試合でのフィニッシュを公言。実際に試合はゆったりとしたペースで始まったものの、2ラウンドに入るとダナムは俄然ペースアップ。12発のパンチの集中砲火からミネソタのレンツをテイクダウンし痛めつけるとタイトなギロチンで脅かした。

顔面が鮮血に染まったレンツはこの猛攻撃をなんとか凌いだものの、
2ラウンドの終了時にレンツの左目の上に開いた深いカットから試合続行を不可能と判断したドクター達が試合の終了を促した。

「最初のラウンドはちょっと乗り切れなかったのでゆっくりと行った。」戦績を
132敗と伸ばしたダナムは語った。「俺はコーチのレイ・セフォーがいつも俺に言っている”一つのラウンドが次のラウンドを決することはない”と言う言葉を思い浮かべていた。だから本当にアグレッシブに行かなくては行けない、と考えながら次のラウンドを始めて、その通りにやった。あの流れのままの3ラウンド目に飢えていたから、3ラウンドをやりたかったよ。」

試合の前半はレンツ(
2352分け)がテイクダウンでは21でダナムを上回るなど、両者が一進一退の攻防を繰り広げていた。
この試合に関してダナムが語らなくてはならないことを聞いてみよう


ジョン・オラヴ・エイネモ VS. マイク・ラッソウ
マイク・ラッソウの標的リストのかなり上位に位置していた名前が一つ消されることとなった。ホール・オブ・フェイマーのマット・ヒューズが金網横から指示を吠えるように叫ぶ中、シカゴの警察官は地元のファンに世界レベルのグラップラー、ジョン・オラヴ・エイネモに対する30の判定勝利をプレゼント。

「夢がかなったぜ。」
151敗、1ノーコンテストと戦績を伸ばしたラッソウは語った。

ウェルター級のレジェンド、ヒューズと同じくイリノイ大学出身、大学ではレスリングをプレーしていたラッソウは幾度と無くエイネモをテイクダウンしトップからのコントロールでその差を見せ付けた。力強いサブミッションで知られたエイネモだがその見せ場は右のパンチとボディ、そして顔面へと打ち分けたヒザ蹴りにとどまった。
6フィート6インチのノルウェイ・ファイターが立ち上がるたびにラッソウはすかさずテイクダウンを仕掛け、255ポンドの巨体を駆使してエイネモの体力を削り取った。1ラウンドにはバタフライガードから器用にラッソウをスウィープして見せたエイネモだったが、ここではラウンド終了のホーンにそれ以上の追撃を阻まれこれといったダメージにつなげることは出来なかった。

レッツ・ゴー!ラッソウ!”とシカゴ市警察の愛称”CPDCPD!”の合唱がユナイテッド・アリーナ鳴り響いた。
ラッソウの試合後インタビューはこちら


ジョージ・ループ
 VS. カブ・スワンソン

一進一退の攻防が続いたフェザー級の一戦も、カブ・スワンソンがハイライト映像差ながらの右のパンチを繰り出し、アグレッシブな対戦相手をドラマチックにノックアウトした。試合の序盤ループ
(12101分け)はその長いリーチを有効に用いることに成功し無数のキックも命中させた。1ラウンドは両者が互いにコンビネーションで打ち合いを演じたが、ここではスワンソンがやや優勢で、アリゾナ出身のループの鼻からの出血を誘った。スワンソンのテイクダウン・アテンプトからの教科書どおりのジュードー・スローが1ラウンドで記憶に残った攻防であった。

2
ラウンドになるとループの後ろ足に野球のボールほどの大きさの血のコブ(おそらくスワンソンがローをカットした際に出来たと思われた)があらわれる。ロープはその足でキックを蹴り続けるも、スワンソンはジャブでその動きを止めると鋭く踏み込みお手本のような右のパンチを叩き込む。ループの口からマウスピースが吹き飛び、そしてループは崩れ落ちた。

「あれはグレッグ・ジャクソンのところのボクシング・コーチとずーっと練習してきたコンビネーションなんだ。」
UFC初勝利を挙げたスワンソン(165敗)は語った。
スワンソンの試合後インタビューはこちら


チャールズ・オリヴェイラ
 VS. エリック・ワイズリー

145
ポンドに登場したチャールズ・オリヴェイラはこれ以上は無いだろうという改革を見せた。1ラウンドの序盤、エリック・ワイズリーのローキックを掴んだブラジル人はエリックをテイクダウン。22歳の青年は上からの強いパウンドを落とすことはほとんど出来なかったものの、何の前触れも無く優位なポジションを失うことを省みずにホシマール・パルハレスを思わせるヒール・ホールドに挑戦。ワイズリーがこのヒール・ホールドを回転して逃れるとオリヴェイラは下からヒザ固めに変化、ワイズリーのヒザを後から締め上げると1ラウンド143秒にタップを奪った。

145ポンドへの減量はちょっとキツかった。」オリヴェイラ(1521ノーコンテスト)は語った。「でもジムの皆が手伝ってくれたからやることができたよ。」
ドゥ・ブロンクス”が試合後に語らなくてはならなかったことを聞いてみよう


シェーン・ローラー
 VS. マイケル・ジョンソン

TUF 12
のファイナリスト、ライト級のマイケル・ジョンソンは自身のスピードとボクシングの優位性を信じてシェーン・ローラーを相手に戦い抜き、30の判定で勝利を収めた。最初の12ラウンドはジョンソンがローラーのテイクダウンをことごとく跳ね返しながらキレのあるジャブを返すという古典的なグラップラーvs.ストライカーの図式となった。しかし3ラウンドが始まるとジョンソンのリズムを完全に崩したローラーがテイクダウンに成功、即座にバックに回り込むとジョンソンの体を伸ばすことに成功した。ローラー(106敗)が身動きの出来ないジョンソンにパンチの十字砲火を浴びせる様子はジョンソンにとって非常に良くない状況に思われた。それは正にファイターが”理知的な防御”ができていないとみなしたレフリーが試合をストップするために割ってはいるまで、あと何発のパンチが放たれるのか?とファンの誰しもが考えるような状況だった。レフリーのハーブ・ディーンは試合を両者をストップした-だがそれはローラーの後頭部へのパンチに対する警告を与えるためであった。

ディーンはファイター達を元の状態に近いポジションからの試合の再開を促したが、ジョンソンは-おそらくその試合再開の恩恵に授かり-とうとう小さなスペースを見つけ出した。最終ラウンドの大半を圧倒したローラーだったが、彼の勝機は訪れ、そして消え去った。ジャッジの判定は
3名とも2928でジョンソン(116敗)を勝者として支持した。
"ザ・メナス”の試合後インタビューはこちら


ラヴァー・ジョンソン
 VS. ジョエイ・ベルトラン

耐久力こそがジョエイ・ベルトランの
UFCでの6試合に及ぶ在籍期間の原動力であり、”メキシキューショナー”がオクタゴンの中でフィニッシュされたことはこれまで一度もなかった。だがそれも今夜まで、ノックアウト請負人、ラヴァー・ジョンソンは1ラウンドのしょっぱなから同階級のカリフォルニア人を簡単に圧倒した。ジョンソンは試合開始30秒で右のパンチでベルトランに尻餅をつかせた。ラウンドが進むにつれて、ジョンソンはジャブ、ローキック、ボディへのパンチやヒザ、そしてコンビネーションも思いのままに命中させた。一方的な強打がベルトランを襲い続け、ベルトランが金網にもたれかかるとさらにあられのようにパンチが襲い、240ポンドのジョンソンの渾身のアッパーカットが少なくとも4発、ベルトランの顎に叩き込まれた。誰にとってもこれは十分なダメージであり、424秒、さすがのベルトランもキャンバスに崩れ落ちた。

「ナイスなアッパーカットが
4発入った。普段は1発で誰でも倒せるんだけどな。」かつてはストライクフォースで活躍し、このUFCデビュー戦で勝利して戦績を165敗と伸ばしたジョンソンは語った。
ジョンソンによる試合の解説はこちら

一方の
ベルトランはその戦績を137敗と落とした。


ダスティン・ジャコビー
 VS. クリス・カモッツィ

サウスポー同士の対戦の場合、お互いに右フックが最も見え難い攻撃の一つだ。このミドル級の一戦でも試合の流れを変えたのは右フックだった。
UFC初勝利を追い求めるジャコビーは試合のしょっぱなから勝負を仕掛け、コンビネーションとローキックを素早く命中させた。23歳のマルク・フィオレの教え子が1ラウンドはを獲るのは間違いないかと思われたものの、突然の右フックがジャコビーに炸裂、ジャコビーは思わずマットに崩れ落ちた。ジャコビーはこのラウンドを生き延びたもののその後はリズムを崩し、ベテランのクリス・カモッツィは相手の手数が落ちるとその点を巧に活用した。

2
ラウンドに入ってもスタンドの攻防ではカモッツィーに勢いがあり、コンビネーションでジャコビーの鼻から出血を誘う。全ての状況が若いファイターの自信が崩れつつあることを示していた。3ラウンドに入ったとき、観客は11、または20でカモッツィが優勢と見ていただろう。しかしカモッツィのローキックでジャコビーが足を流されたときにジャッジの判定はもはや試合の結末とは無関係となった。ジャコビー(62)はなんとか立ち上がるものの、カモッツィは彼をヘッドロックで迎えると即座に”10フィンガー・ギロチン”に切り替えタップを奪った。3ラウンド18秒のことであった。

カモッツィ
(165敗、UFC戦績32敗)は試合後に2ラウンドに指を脱臼したものの、自ら整復して相手を削り続けたことを明かした。
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