ゴーディノットとドッドソン、フライ級が大会の主役の座を奪う - UFC on FOX 3 プレリム結果

UFC on FOX 3、プレリミナリー・バウトの結果は以下の通り。

 現地時間5月5日、ニュージャージー州イースト・ルザーフォード-ホボケン在住のルイス・ゴーディノットはIZODセンターに集まった地元の観客の前で闘い、UFC on FOX 3で行われた激闘必死のフライ級の一戦で、ブラジルからやってきたニューカマーのジョン・リネカーを2ラウンドにサブミッションで仕留め、ホームのファン達にハッピーな土曜の夜をプレゼントした。

 「ジョンには尊敬以外の気持ちは持っていない、彼はこの1週間の間、多くのものを見せてくれた。」ゴーディノットは語った。「俺達は今夜ここでガツンとやるためにやってきた、そしてフライ級が、観客をエキサイトさせることができるってことを証明できたと思う。チョークを極める十分な時間があるとは思っていなかった。でもとにかくやってみた。俺はがっちりと絞めた、そうしたら彼が落ちるのを感じたからレフリーに終わったよ、って告げたんだ。俺の家族や友人達が今夜は見に来てくれているから彼らのためも素晴らしいショーを見せなくてはいけないことが分かっていた。間違いなく俺達はそれをやってのけたよ。まったく俺のUFC初勝利の道のりはたいしたもんだ」

 まさにその通りだった。二人の125パウンダー達は試合開始の為にグローブを合わせるや否やオクタゴンの中央に陣取り爆弾が炸裂するような強烈なパンチの交換を行なった。試合開始から2分が経過した頃にはわずかにペースが落ち始めたものの、両者はその足をしっかりと踏みしめ一撃ごとに魂のこもったパンチを繰り出し続けた。残り時間が2分を切ると、そのあられのようなパンチには再び勢いが戻り、観客から歓声を引き出し、そして二人は互いの健闘をハイタッチで讃えあった。残り時間90秒、ゴーディノットは試合の流れを切り替えブラジリアン・ファイターをテイクダウンすると数発の厳しいパウンドを打ち下ろした。マットを背にしたリネカーは下からのサブミッションを試みたが、ニュージャージーの人気者はわずかな労力でそれを振りほどき、このラウンドの終了をトップ・ポジションをキープした状態で迎えた。

 2ラウンド開始直後は互いに距離を探り合ったものの、すぐにリネカーはえげつ無いボディ打ちでゴーディノットのガードを下げると、金網に追い詰めてその頭部に強烈なパンチの連打を叩き込んだ。ゴーディノットはその嵐のような猛攻をしのぐと、残り時間2分少々、この試合で2度目のテイクダウンに成功した。これに続いたパウンドがリネカーにダメージを与えたようには見えなかったが、ポイントを獲得するには十分なものであった。残り時間1分、ブラジリアンは起き上がったがゴーディノットはその頭をギロチン・チョークで捉えた。「グッド・ナイト」すぐにガードに引き込むと、リネカーは失神。レフリーのキース・ピーターソンが2ラウンド4分54秒に試合をストップし、リネカーを介抱した。

 「俺達は二人とも大いに殴りあった。俺達にとっても、そしてファンの皆にとっても素晴らしい試合だったと感じている」敗れたリネカーは語った。「最後は彼がとてもタイトなチョークで俺を捉えた。俺にできることは何も無かった」

 この勝利でジ・アルティメット・ファイター14出身のルイス・ゴーディノットはその戦績を6勝2敗と向上。リネカーは19勝6敗となった。

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ドッドソン vs エリオット

 スピード、華やかさ、そしてエンターテインメント。フライ級のジョン・ドッドソンとティモシー・エリオットはあらゆる意味でスピーディな3ラウンドの戦いを展開、ジ・アルティメット・ファイター、シーズン14の優勝者、ドッドソンが僅差にして満場一致の判定で勝者となった。

 すべてのジャッジが29-28でドッドソンを勝者として支持、ドッドソンはこれで14勝5敗となりエリオットは8勝3敗1分けとなった。

 試合が始まるとエリオットは派手なキックと絶え間ないテイクダウン・アテンプトで攻め立てた。その真正面でドッドソンは冷静さを保ったが、それも試合開始2分が経過し、ドッドソン自身が攻撃の絶好の機会を見つけるまでだった。エリオットはドッドソンが繰り出す攻撃をたじろぎもせずに受け止め、"ザ・マジシャン”の投げ技にはサブミッションで対抗した。残り時間1分の辺りでドッドソンによる偶発的なサミングによりエリオットはオクタゴン・サイド・ドクターのチェックを受けることになったものの、試合が再開されるとドッドソンからこの試合最高の打撃を引き出すかのごとき戦いぶりを見せた。

 2ラウンド序盤にエリオットは浴びせ蹴りや後回し蹴りで観客から大歓声を引き出したが、相手の荒々しい突進をキレの有る打撃でくじくなど、より的確で効果的な打撃を命中させていたのはドッドソンだった。そしてエリオットは-まさにその言葉通りに-さらに荒々しく突進し、テイクダウンの機会を伺った。残り時間1分、ドッドソンによるローブローにより2度目の中断が宣告されたが、この再開後のラウンドのベルがなる直前にエリオットをマットに投げつけたようり、この中断もアルバカーキーの英雄に有利に働いたようであった。

 3ラウンドに入ってもドッドソンのカウンターにさらされながら積極的に前に出たエリオットだったが、テイクダウンの糸口を掴めずにいた。しかしエリオットは勝利をあきらめることは無く、最終的には敗れたものの、最後の90秒間は猛攻を展開した。

ジョンソン vs ファーガソン

 ライト級の成長株、マイケル・ジョンソンは同級のアルティメット・ファイター卒業生、トニー・ファーガソンを相手に巧みな打撃と堅実なフットワークを用いて規律正しく3ラウンドを戦い抜き相手をシャットアウト。ジャッジ3名とも30-27の満場一致の判定で勝利を手にした。

 第1ラウンド、ジョンソンはそのリーチを上手く利用し“エル・クキー”にキックと素早いカウンターを叩き込み、間合いに入らせなかった。ラウンド中盤にはそのうちの一発のジャブがファーガソンの顎の左側面を貫き、この一撃でファーガソンは一瞬キャンバスに崩れ落ちたが、TUF13の優勝者はすぐに立ち上がった。

 試合が進むにつれジョンソンの左は有効に機能し、サウスポーから繰り出される左がファーグソンを再びぐらつかせ、このラウンドを通じてファーガソンはあらゆる局面で、相手を追い詰めることにも、打撃を命中させることにも苦労を強いられた。

 3ラウンドに入りやや追い上げを見せたファーガソンだったが試合の流れを引き戻すことはできず。“ザ・メナス”ことジョンソンは再びファーガソンを左でぐらつかせると、優勢のまま試合を終えた。

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ハザウェイ vs クラウス

 1年以上もの休養期間を経て今夜の試合を迎えることとなったジョン・ハザウェイとパスカル・クラウスの両者であったが、このウェルター級の一戦はどちらの試合勘が錆付いていなかったのかをはっきりと示す形となった。英国のハザウェイがこれまで無敗を誇ったドイツのクラウスを印象的な戦いぶりの末3ラウンド判定で下し、その戦績を16勝1敗に伸ばした。

 ジャッジの判定は30-27が2名、残る1名が29-28でハザウェイに付けた。

 ゆっくりとしたペースで試合を開始したハザウェイは3分が経過した頃に放ったヒザをクラウス(10勝1敗)の頭部に叩き込み、キャンバスに倒れこませて観客を試合に惹きこんだ。ハザウェイはすぐにフィニッシュに取り掛かったが意識を取り戻したクラウスはすぐに起き上がった。その後、ジャーマンファイター、クラウスは失われた時間を取り戻すべくテイクダウンからしっかりとパウンドを打ち込みラウンド終了のベルが鳴るまで必死の挽回を試みた。

 2ラウンドが始まると今度はハザウェイがテイクダウンを敢行、トップポジションから効果的に相手をコントロールし、残り時間2分少々辺りでクラウスが立ち上がるまでに手数を繰り出しポイントを稼いだ。クラウスはまたもや挽回の為に前に出たが、コーナーに戻る英国人の鼻を出血で染め上げはしたものの、ハザウェイの精度の高い打撃に2回にわたりぐらつかされた。

 3ラウンドもこれまでと同様に、クラウスは必死に食い下がったものの、グラウンドでもスタンドでもハザウェイが先手を取る展開となった。残り時間1分にはハザウェイのヒザがクラウスの鼻骨を粉砕したように見えた。しかし“ザ・ヒットマン”ことハザウェイの必死の努力もむなしく、その対戦相手を試合終了までにフィニッシュすることはできなかった。

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カスティーリョ vs チョリッシュ

 死闘、といった類の試合ではなかったものの、カリフォルニアのダニー・カスティーリョがライト級の一戦で満場一致の判定で勝利し地元の成長株、ジョン・チョリッシュの凱旋試合を散々なものにした。

 3名のジャッジ全員が30-27をつけた。

 カスティーリョ(14勝4敗)はチョリッシュ(8勝2敗)にその攻撃を封じ込まれたものの、“ラスト・コール”のその名の通り、終盤に優勢に立ち1ラウンドを終えた。

 2ラウンドに入るとチョリッシュは力強く前に出たが、実力の拮抗する一戦は膠着に陥った。落ち着かない気持ちで試合を見守る観客達の眼前で、ラウンド終了のベルと共にカスティーヨの放り投げるようなスラムが炸裂し観客から歓声を引き出した。

 最終ラウンド開始のベルが鳴るとカスティーリョはチョリッシュを金網に押し込んでコントロール。スタンドでもカスティーリョは元気一杯と言うわけではなかったが、チョリッシュに対し先手を取り、試合のペースを握る上で十分な動きを見せた。

カスティーリョが今夜のパフォーマンスについて語る

ベルムデス vs. ガーザ

 ニューヨークのリンデンハーストからやってきたフェザー級のデニス・ベルムデスはパブロ・ガーザを相手に圧倒的な試合を展開。3ラウンドを戦い満場一致の判定でUFC初勝利を獲得した。

 判定は3名とも30-27でTUF14のファイナリストを勝者として支持。ベルムデスはこれで9勝3敗、ガーザは12勝3敗となった。

 第1ラウンドの最初の5分間で3度のスラムと効果的なグラウンド&パウンドと言えば、ラウンドを取るのに十分な内容だと言えるが、デニス・ベルムデスはパブロ・ガーザの下からの鋭い蹴り上げやサブミッションの脅威にさらされることで、決して自信過剰になることは無かった。

 1ラウンドの教訓を生かし、ベルムデスの2ラウンド、そして3ラウンドの攻撃は無謀さを潜めて確実に相手を痛めつけるものへと切り替えられた。度々マットにガルザを投げ倒すたびに、ベルムデスは規律のあるポジショニングとパウンドで一方的な勝利を印象付けた。

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デローム vs デニス

 ジ・アルティメット・ファイター、シーズン14に登場したローランド・デロームはニック・デニスの序盤の猛攻をしのぎきり猛反撃。1ラウンドの後半にサブミッションでデニスを仕留めてこのバンタム級の一戦を制しオクタゴン2連勝を飾った。

 「俺は決して諦めない」デロームは語った。「俺と戦う気がある奴、15分間俺と戦う準備をしてきた方が良いぜ」

 この1ラウンドの展開を通じて、デニス(11勝3敗)は相手のカナダ人に取ってあまりにも強く、強烈な打撃を叩き込んでいるように見えた。しかし頭部へのパンチとヒザでぐらつかされたデローム(7勝2敗)は朦朧とした意識を振り払うと反撃を開始し、残り時間1分でデニスを数々のパンチ叩き込みぐらつかせた。攻防がグラウンドに持ち込まれるとデロームはすぐに踊りかかりリア・ネイキッド・チョークを食い込ませると、ラウンド終了のわずか1秒前にデニスからタップを奪って見せた。

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ヴェモラ vs マッセンジオ

 第1試合に登場したチェコ共和国のカルロス・ヴェモラは地元の人気者マイク・マッセンジオを2ラウンドにサブミッションで仕留めると、そのミドル級デビュー戦を成功させた。

 「俺の試合だった」ヴェモラは語った。「一度俺が相手を倒してグラウンド&パウンドをやれば、それで試合終了さ」

 ヴェモラによる一瞬のギロチン・チョークと後半のテイクダウンを除けば、試合を通じて手数を放った固い左と堅実なグラップリングで第1ラウンドをコントロールしていたのはマッセンジオだった。

 しかし2ラウンドに入るとヴェモラはマッセンジオをテイクダウンすると試合の流れは一変。流れるような動きでニュージャージー生まれのバックを奪うとリア・ネイキッド・チョークを食い込ませ、2ラウンド1分07秒で試合を決めてしまった。

 この勝利でヴェモラは10勝2敗に戦績を向上、マッセンジオは13勝7敗となった。

“ザ・ターミネーター”が試合後インタビューで語ったことを聞いてみよう
   

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