メインカード・リポート: シールズ、サンチェス、ハミル、シャウブが勝利

UFCデビューが大いに期待されていたジェイク・シールズは勝者となった。しかし土曜の夜にホンダ・センターでマーティン・カンプマンを相手に3ラウンド戦い、スプリット判定によって得たこの勝利は多くが期待していたものではなかった。疲労とカンプマンのディフェンスは長きに渡りウェルター級とミドル級のスター選手として君臨してきたシールズから発言の機会を遠ざけた。
 1023日、アナハイム-UFCデビューが大いに期待されていたジェイク・シールズは勝者となった。しかし土曜の夜にホンダ・センターでマーティン・カンプマンを相手に3ラウンド戦い、スプリット判定によって得たこの勝利は多くが期待していたものではなかった。疲労とカンプマンのディフェンスは長きに渡りウェルター級とミドル級のスター選手として君臨してきたシールズから発言の機会を遠ざけた。

シールズ vs. カンプマン
判定は3027,2928、そして2829でシールズの勝利。これでシールズは戦績を2641分け、カンプマンは174敗となった。

シールズは試合をすぐにグラウンドに持ち込むことに成功するが、カンプマンの寝技のディフェンスは手堅くなかなか良いポジションを許さない。2分が過ぎたころ、カンプマンは立ち上がることに成功するがシールズは依然としてカンプマンにしっかりと組み付いていた。金網際で膠着した後、両選手はブレークされると、シールズは数発のキックを命中させたあと、再びテイクダウンを試みるもこれは時間切れとなる。

2ラウンドに入ってもカンプマンのテイクダウン・ディフェンスは崩れず、それどころか膝蹴りとギロチン・チョークを試み、シールズはギロチンから脱出したときには残り時間は3分少々となっていた。シールズは目に見えて疲労しており、鼻からは出血が見られる。”ヒットマン”が完全に試合の流れをコントロールし始める。シールズは戦い続け、時折パンチを織り交ぜながらトップポジションからの関節技の機会を覗い続ける。しかし再びカンプマンは立ち上がると相手を消耗させるべく金網に釘付けにした。

3ラウンドが始まったとき、カンプマンは試合を完全に支配しており、4度連続でシールズのテクダウンをがっちりと受け止めたとき、それは一層明らかになった。4度目のテイクダウン・アテンプトの後、カンプマンは2回にわたりチョークのチャンスを覗ったものの極めることは出来なかった。シールズの燃料タンクはすでに空であり、試合の終了まで彼は持ちこたえることが出来るか?と言う状態だった。驚くべきことに、シールズは試合終了の最後の瞬間にカンプマンのバックを奪ったものの、とうとう試合終了のベルが鳴る前に相手を仕留める事はできなかった。

サンチェス vs. チアゴ
5月にジョン・ハザウェイに不運な敗北を喫した後、多くの人々はディエゴ・サンチェスが170ポンドに階級を戻したときにそれが賢い判断なのかと疑問に感じた。しかし近年最高のパフォーマンスの3ラウンドに渡るアクションに満ち溢れた試合でパウロ・チアゴを30の判定で下し、周囲の疑問を一掃した。

判定は3026が一人、残る二人が2928でサンチェスを勝者とし、長きに渡りトレーニングを積んだグレッグ・ジャクソンの下に復帰した最初の試合で連敗を脱出した。

サンチェスは唸るようなオーバーハンドの右でチアゴに襲い掛かったが、チアゴは冷静にディエゴの攻撃を見切っていた。サンチェスは方針をテイクダウン狙いに切り替えるが、これもまたもやブラジル人、チアゴに跳ね返されてしまい、両者が組み合うとチアゴに至近距離での打撃を許してしまう。ブレークの後、サンチェスの打撃は距離を測られラウンド中盤にチアゴにテイクダウンを奪われる。グラウンドの攻防でチアゴはチョークを極めかけるが、サンチェスは暴れてこれから脱出、スタンドに攻防を戻すとラウンド終了間際にチアゴの反撃を許さず数発の強烈なパンチを命中させた。

2ラウンドに入っても試合の速いペースは続き、攻防はスタンドからグランドへと移行していった。そしてチアゴがサンチェスの腕を固めようとしているとき、サンチェスは上から数発のパウンドを落とすことに成功する。サンチェスの腕はしばらく危険な形で捉えられていたものの、その腕を引き抜くと、激しく相手と組みあい、そしてチアゴを頭上に抱え上げるとマットに叩きつけ、観客は「ディエゴ!ディエゴ!”と合唱しながら熱狂した。サンチェスはこれに飽き足りず、チアゴのバックを採りながら強烈なパウンドを落とした。

最終ラウンドはチアゴのタックルで幕を開けたが、サンチェスが体をひねってトップポジションを奪う。チアゴはサンチェスの腕を狙うが”ナイトメア”はパウンドを落としながら腕を抜くとブラジル人、チアゴのバックを奪い、チョークを狙う。チアゴの防御は堅実だったものの、サンチェスの打撃は何度もその間をかいくぐって命中した。チアゴは顔面を出血し、ぼろぼろになりながらも脱出するが、サンチェスはすぐさまチアゴに襲い掛かると試合が終わるまで暴風のようなグラウンドの打撃が続いた。

この勝利でサンチェスはその戦績を244敗とし、チアゴは133敗と戦績を落とした。

オーティス vs. ハミル
コーチとその生徒の対戦であったが、生徒のマット・ハミルがアルティメット・ファイター3でコーチであったティと・オーティスを2ラウンドに堅実なグラウンド&パウンド、そしてスタンドの攻防でも効果的な打撃で攻め立て3ラウンドを戦い3-0の判定でドラマチックな勝利をものにした。

判定は一人が30-27、そして残る二人が29-28でハミルを支持、これでハミルは戦績を112敗と伸ばし、2006年の10月にケン・シャムロックに勝利して以来、勝ち星から見放されたオーティスはその戦績を1681分けと落とした。

オーティスは試合が始まるとすぐに攻撃を開始し、ハミルに蹴り足をつかまれマットに倒されるまでは優勢だった。オーティスはほとんど瞬間的に立ち上がるが、すでに側頭部にはカットが、そして右目の下にはアザが現れていた。観客が両選手に声援を送る中、オーティスがゲーム・プランに立ち返り、ハミルの両足にローキックを浴びせてしばしば観客席をざわつかせた。

2ラウンドになっても試合のパターンは変わらず、オーティスもハミルも攻防をマットに持ち込もうとはしなかった。オーティスに疲れが見え始めると、ハミルの手数は増え状況はティトにとって一層厳しいものになりつつあった。ラウンドの中盤にハミルがティトをテイクダウン、トップポジションから打撃を落とし始めると、試合の流れは大きく変化した。オーティスは動き続けて下からのサブミッションを狙い、一度は三角絞めにハミルを捉えそうになるものの、ハミルのインサイド・ワークは効果的で最終的にはハミルにサイドポジションを許し完全にコントロールをされてしまうこととなった。

打撃の攻防に対する自信だけでなく、オーティスがもはや反撃に必要なスタミナを残していない、と言う感触を得たハミルは3ラウンドを通じてオーティスを支配し、ポイントを重ね続けた。オーティスは果敢に前へとその重い足を進めたが、もはや体力は尽き、自ら仕掛けたテイクダウンで倒れてしまうほどであった。ハミルはさらに残り時間90秒で、オーティスをがっちりとテイクダウンする幸運にも恵まれた。そしてハミルのグラウンドでの猛攻が続いた印象をのこしたまま試合終了のベルがなった。

シャウブ vs. ゴンザガ

ヘビー級の新星、ブレンダン・シャウブは長きに渡りヘビー級のコンテンダーとして活躍を続けてきたガブリエル・ゴンザガと3ラウンドを戦い、判定3-0で下して金星を挙げた。

「ゲイブはヘビー級最高の選手の一人で、これは俺にとっては大きなステップアップだ。」とシャウブは言った。「勝利を得ることが出来て嬉しいよ。」

判定は30-27TUF 10シリーズの優勝者、ブレンダンを勝者とした。

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ラウンドの前半、シャウブのスピードとステップはゴンザガを置き去りにした。そしてシャウブがそこに素早いコンビネーションを織り交ぜゴンザガの最初のテイクダウンが食い止められたとき、”ナパオン”が状況を打破するには何かをしなくてはならないことが明らかだった。残り時間20秒、シャウブはゴンザガを右のパンチでぐらつかせ、すぐさま再び右を打ち込みゴンザガをマットに倒したものの、”ザ・ハイブリッド”が相手をフィニッシュするのをラウンド終了のベルが妨げた。

ゴンザガは1分間の休憩の間に意識をはっきりと取り戻し、シャウブの両足にローキックを叩き込んだ。しかしコロラド生まれのシャウブは前にプレッシャーをかけ続け、もう一度右の強打を叩き込むためにジャブで崩しにかかる。残り時間2分、観客の大声援のもと、シャウブは唸るような打撃を放つものの、ゴンザガは-すでにその鼻からは出血しながら-その攻撃を凌ぎきり、ラウンドが終わるまで持ちこたえた。

3ラウンドの前半には意表をついたシャウブのテイクダウンの試みが見られたが、ゴンザガはなんなくそれをかわした。ゴンザガがグラウンドの攻防に活路を見出そうとしないこともまた驚きであった。スタンドの攻防ではゴンザガがプレッシャーをかけようとするものの、シャウブの素早い打撃の餌食となってしまう。ラウンドの終盤になると試合のペースは明らかにスローダウンし、試合が終了したとき、シャウブが判定で勝利を引き寄せたことは明らかだった。

この勝利で、シャウブは戦績を81敗と伸ばし、ゴンザガは116敗と戦績を落とした。

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