史上最大のどんでん返し、UFC 151中止の経緯

UFC151/152を巡る騒動を時系列で紹介

 この格闘技界はクレイジーな出来事に事欠かないが、私は今回のUFC 151、UFC 152を巡る騒動以上のごたごたに出くわしたことはなかった。

 UFCではほぼ一日の間に、メインイベントが中止→代替えのメインイベントが決定→代替えのメインイベントが中止→別の日取りで代替えのメインイベントが決定、その代替えのメインイベントが中止→さらに代替えのイベントが決定、という経緯を辿った。これがこの狂騒の着地点であることを切に願うばかりだ。以下に時系列で今回の騒動を振り返る。

現地時間(以下現地時間)8月22日の夜~23日の午前中

 UFC 151でライトヘビー級王者ジョン・ジョーンズに挑戦するダン・ヘンダーソンが負傷し、9月1日のUFC 151を欠場する、という噂が流れる。その噂は本当で、担当医師がダンヘンは戦える状態にはないと診断するに至り、試合は中止の運びとなる。ここで挑戦者に名乗りを上げたのはミドル級から階級を変更したチェール・ソネンだったが、ジョーンズはソネンとの対戦を拒否。なお、この時点でUFCはジョーンズが最終的に試合を受け入れることを期待していた。

23日の午後(1)

 ジョーンズがソネンとの対戦を拒否することを正式に表明する。「ダン・ヘンダーソンが負傷した。それは試合が中止になったという意味だ。俺はダン・ヘンダーソンと戦うという契約書にサインをした。そのために研究を重ね、準備をしてきた。減量と移動に入るまでのわずか3日間で別の対戦相手との戦いに備えるなんて、馬鹿げたアイデアだと思った。それではきちんと準備ができない」

23日の午後(2)

 UFCのデイナ・ホワイト代表が記者会見を行い、UFC 151が消滅したことを発表する。「UFCの代表を務めたこの11年間で最悪の出来事」とデイナ代表は語る。「11年間で初めて、大会そのものを中止する。そして、メインイベントが9月22日のUFC 152に移動すると発表すると共に、挑戦者にはリョート・マチダが選ばれたと発表した。UFC 140の再現というわけだ。さらに、UFC 151で行われるはずだった残りのファイトは、今後のイベントで開催するとも発表している。

23日の午後(3)

 この騒動に関して、ネット上では嵐が吹き荒れる。さらにチェール・ソネンがここで黙っているはずがない。ソネンはメディアを通じて「こんなことは初めてだ。王者が挑戦を拒否するなんて。さらにここまで万全な準備をしてきた健康な男が試合を拒否するだなんて。本当に信じがたいね」と皮肉った。

23日の午後から24日の午前中にかけて

 眠たい目をこするUFCのファン、関係者たちをさらに驚かせる出来事が起きた。リョートがジョーンズとの対戦を拒否したのだ。さらに新たな挑戦者が元王者ビトー・ベウフォートに決まったことも判明した。当初UFC 153でアラン・ベルチャーと対戦する予定だったベウフォートは、ツイッターで「ジョーンズと戦うのは俺だ。ジョーンズと彼のチームには、俺の挑戦を受けてくれたことを感謝したい。世界的な舞台で戦えることを光栄に思っている」とつぶやいた。

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