シーク・コンゴ、伝説の6番勝負

UFCヘビー級のベテランであるシーク・コンゴは、日本時間7月22日にショーン・ジョーダンと対戦する。
UFC heavyweight Cheick Kongo  UFCヘビー級のベテランであるシーク・コンゴは、日本時間7月22日にオクタゴンでの17度目の試合を迎える。対戦相手はショーン・ジョーダン。これまで、彼はどんな相手とも臆せず戦ってきた。勝とうが負けようが、人々はコンゴの話をしながら、試合会場を去ったものだ。これはなかなか真似できるものではない。ここで、彼のキャリアにおける6つの印象的な試合を振り返ろう。

UFC 61(2006年7月8日):ジウベルト・アウダナ戦のTKO勝利
 故ジウベルト・アウダナ(2007年のボート事故で逝去)を現役のUFCファイターに例えると、全盛期のジョーイ・ベルトラン、といったところだろうか。ハードパンチャーで、アグレッシブで、とにかくぶん回すのが好きだった。つまりは、UFCデビュー戦を迎えたシーク・コンゴにとって、最適な対戦相手だったわけだ。このパリ出身のファイターは、膝蹴りやアッパーカットでアウダナを切り裂き、1ラウンドTKO勝利を収めた。

UFC 75(2007年9月8日):ミルコ・クロコップ戦の3-0での判定勝利
 デビュー後、クリスチャン・ウェリッシュとの2戦目を制したものの、カーメロ・マレロとの第3戦に敗れたコンゴは、続くアスエリオ・シウバ戦に勝利。そして迎えたUFC 75では、当時世界で最も恐れられていたストライカー、ミルコ・クロコップと対戦した。コンゴは戦略的に試合を進め、あらゆる局面においてミルコを翻弄した。この結果、コンゴは3-0での判定勝利を収め、このクロアチア人にキャリア初の連敗をプレゼントした。

UFC 97(2009年4月18日):アントニー・ハードンク戦のTKO勝利
 コンゴのキャリアは、大きな勝利のあとには大きな敗北を喫するという、山あり谷ありのものであった。ミルコに勝ったあとはヒース・ヒーリングに敗北。しかしここからダン・エヴェンセン、ムスタファ・アルタークを連続でTKOで仕留めて連勝街道に乗ると、迎えた相手はストライカーのアントニー・ハードンク。コンゴはスタンディングでの苦戦が予想されたが、試合をグラウンドに持ち込み、猛烈なグラウンド&パウンドでハードンクを2ラウンドで仕留めた。

UFC 99(2009年6月13日):ケイン・ヴェラスケス戦の0-3での判定負け
 ハードンクに勝利したことでオクタゴン参戦後初の3連勝をマークしたコンゴ。当時無敗だった新鋭ケイン・ヴェラスケスを倒し、遂にタイトルへの挑戦権を得るのではと期待されたが、またしても大きな挫折を味わうことになる。序盤はヴェラスケスをマットに叩きつけ、試合を優勢に運んだが、未来の王者ヴェラスケスはそのままでは終わらなかった。テイクダウンを奪うと、巧なグラウンドコントロールでペースを握る。この結果、コンゴは0-3での判定負けを喫してしまった。

UFC 107(2009年12月12日):フランク・ミア戦のサブミッション負け
 ヴェラスケスには敗れたものの、コンゴにはすぐさま再起に向けた道のりが用意された。相手は元王者フランク・ミア。試合は開催前から舌戦が繰り広げられ、公式計量ではコンゴがミアに背中を向ける場面も。試合ではミアがわずか72秒でコンゴをギロチンチョークで締め落とし、コンゴは屈辱的な連敗を喫することとなった。

UFC on Versus 4(2011年6月26日):パット・バリー戦のKO勝利
 ミア戦とマーク・ハント戦を除いて、それまで驚異的な打たれ強さを披露してきたコンゴ。それでもこのパット・バリー戦で手ひどく痛めつけられると、いよいよコンゴも終わりかと誰もが思ったことだろう。しかし、審判が試合を止めようとしたまさにその瞬間、コンゴはどうにかして立ち上がると、2発の右パンチを繰り出した。1発目でバリーを失神させ、2発目でバリーをキャンバスに眠らせた。そしてすぐに試合は終了した。これはこのスポーツ史上最大の逆転劇のひとつで、さらにコンゴの未来の対戦相手に対する恐ろしい警告だった。もしもコンゴを痛めつけたら、さっさと仕留めないと、奴の逆襲に遭うぜ、と。

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