TUF 12 フィナーレ、メインカード試合結果: ブルーキンスが猛反撃、ジョンソンを下す。

鋼のようにタフ - ブルーキンスが猛反撃、ジョンソンを下した。

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4日、ラスベガス-3ラウンドの判定でマイケル・ジョンソンを下したジョナサン・ブルーキンスはTUF 12優勝者という称号を勝ち取った。しかし土曜日にザ・パームスのピール・ホールで行われた試合でもっとも記憶に残るのは1ラウンドの厳しい状況を切り抜け、続く2つのラウンドで圧倒的な反撃をし、感動的な勝利を成し遂げたブルーキンスの復活劇だろう。

ブルーキンス vs. ジョンソン
判定は二名のジャッジが2928、そして2927で、相手のジョンソンと同じくTVリアリティ・シリーズではGSPチームの代表者であったブルーキンスを勝者とした。

ライト級で争われたこの試合、すぐにパンチを交換する両者だがジョンソンはよりキレのあるパンチを披露、ブルーキンスはテイクダウンを狙う作戦に切り替える。しかしジョンソンのテイクダウン・ディフェンスは固く、攻防がグラウンドに持ち込まれることを拒否し、攻防はスタンドのまま続けられた。残り時間3分少々、ブルーキンスは頭部に左パンチを被弾、マットに崩れ落ちた。ブルーキンスはそれに続く猛攻を凌いだが、立ち上がったブルーキンスにジョンソンは再び気合の乗った左を叩き込んだ。残り時間2分、右のアッパーカットがブルーキンスをふらつかせたが、ブルーキンスはなんとか持ちこたえ、意識を回復させた。しかしこの頃になるとジョンソンは相手を自分の型に嵌め、テイクダウンをこらえるというよりも簡単にそれらを跳ね返すようになり、1ラウンドを完全にモノにしたのだ。

「意識が飛んだよ。」ブルーキンスは語った。「俺は”さすがマイケル・ジョンソンだ。”って言ったよ。彼は素晴らしい選手なんだ。」

試合の流れを変えるべく、ブルーキンスはほとんど死に物狂いでテイクダウンを試みた。そして綺麗な形ではなかったものの、ブルーキンスはとうとうテイクダウンに成功し、ジョンソンが立ち上がろうともがくなか、何発ものパウンドを落とし続けた。ジョンソンはなかなか逃げ出すことができず、残り時間2分で攻防をスタンドに戻すまでにブルーキンスに攻撃を許すこととなった。ブルーキンスは相手の足を離さず、残り時間1分でジョンソンをマットに投げ捨てた。流れは完全に変わった。

二人の155ポンドのファイターは最後の5分間にもてる全てのエネルギーを注ぎ込んだ。ジョンソンはブルーキンスの顔面にパンチを当てて一瞬ぐらつかせたが、ブルーキンスはジョンソンをマットに押し倒した。ジョンソンのディフェンスを打ち破りブルーキンスはマウントを奪取するもジョンソンはそこから脱出、立ち上がると一発で試合が終わるような打撃を振るった。ブルーキンスはすぐにこれをテイクダウンで反撃、パウンドを落とし続けた。そしてこの後半のブルーキンスの攻撃はジョンソンの反撃を最後まで封印したのだった。

この勝利でブルーキンスは戦績を133敗と伸ばし、ジョンソンは95敗となった。

ボナー vs. ポクラヤック
ステファン・ボナーは7月にクリストフ・ソジンスキーにKO勝利を収めたのに続き、クロアチアのイゴール・ポクラヤックを文句なしの判定で下し2010年の復活街道を進んでいる。

ジャッジの判定は三者ともに2926でボナー。

ポクラヤックは試合が始めるとボナーとのパンチの応酬に応じた。金網際での一瞬の組み合いの後ボナーは攻防をグラウンドに移行、しかしポクラヤックは暴れて立ち上がり、二人はいったん距離をとった。再び二人のライトヘビー級ファイターはパンチの応酬からグラウンドの攻防に移行、ボナーがチョークを狙った。ポクラヤックは厳しい状況からなんとか脱出するものの、ボナーの激しいパウンドの餌食となった。サイドポジションからボナーはポクラヤックのアバラに数初のヒジを落とし、ラウンド終了間際にはバックポジションから頭部へのパウンドを落とし続けた。

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ラウンドになると二人は堅い接近戦を展開するが、ここでもボナーはポクラヤックをマットに投げつけた。ボナーは二人が立ち上がるまで打撃を絶え間なく落とし続け、立ち上がると今度はクリンチから激しいヒザ蹴りを打ち込み続けた。ポクラヤックはこのプレッシャーの中でひるむことなく打撃で反撃を試み、残り時間1分でボナーをぐらつかせるものの、”アメリカン・サイコ”がポクラヤックを金網に押し込んだところでランドが終了し、このラウンドもボナーが優勢に見えた。またこのラウンド前半にポクラヤックが放ったグラウンドでのヒザ蹴りに対し、レフリー、スティーブ・マザガッティはポクラヤックから1ポイントの減点を宣告した。

最終ラウンド、ボナーは素早くコーナーを飛び出て瞬く間にテイクダウンを奪った。ボナーはパウンドを休み無く落とし続けた。残り時間3分少々でボナーはマウントポジションを奪うと強烈なパウンドを落とし始めた。ポクラヤックはもがいてここから脱出したかに思われたがそれも一瞬のこと、ボナーが再び支配的なポジションを奪うとパウンドを落とした。試合終了のベルが鳴ると、再び減点が宣告され、今回はボナーの後頭部への打撃に対するものであったものの、最終的な判定にはなんら影響を与えることが無く、ボナーは戦績を167敗とし、ポクラヤックは戦績を228敗と落とすこととなった。

マイア vs. グローブ
ミドル級の一戦で、デミアン・マイアが接戦ながらも3-0の判定でケンドール・グローブを下した。
 
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ジャッジの判定は29-28でマイア。マイアはこれで142敗、グローブは1481ノーコンテストとなった。

1ラウンドはグローブがそのリーチ・アドバンテージをたくみに用い、正確な打撃でマイアの顔面を紅く染めた。2分を過ぎた頃、マイアは反撃を開始、グローブからテイクダウンを試みる。”ダ・スパイダー”は立ち上がることができるのでは?と考えられていたが実際はマイアがどっしりとトップをキープした。残り時間1分にはマイアはマウントポジションを奪取、そしてグローブのバックを奪うがグローブはここからスクランブルに持ち込み、からくもこの危険な状況から脱出することに成功した。マイアは打撃でもグローブのディフェンスを崩し、判定で有利な材料を獲得したものの相手をフィニッシュすることはできなかった。

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ラウンドの最初のマイアのテイクダウンの試みはグローブにかわされ、グローブは鋭い打撃を繰り出したものの、二度目のテイクダウン・アテンプトでマイアはグローブをマットに寝かせることに成功すると再びグローブを攻め立て始めた。残り時間1分、マイアはグローブのバックを奪うとチョークの機会を覗うが、ここでもグローブは粘りを見せて、ラウンドの終了まで生き残ることに成功した。

最終ラウンドに入るとしばらく互いに様子を覗うような打撃の展開のなかで、マイアは素早いカウンターでグローブをよろめかせると、その打撃に一層の自信を持つようになった。残り時間2分になるまでグローブは持ち味の打撃を繰り出すことができず、試合の流れを変えるにはなにか大きなアクションを起こす必要があった。しかしマイアはグローブを試合終了のベルが鳴るまで金網に押し付け無難にこのラウンドを乗り切った。

ヘンドリックス vs. ストーリー
ウェルター級の新星リック・ストーリーはこれまで無敗を誇ったジョニー・ヘンドリックスを3ラウンド3-0の判定で下しこのタフな試合に勝利、5連勝となった。 
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「この試合が気持ちの勝負になることは分かっていたんだ。厳しい試合だったね。」判定29-28でこの試合に勝利したストーリーは語った。

互いに勢いのあるパンチを貰いながらも打たれ強さを発揮、ヘンドリックスとストーリーは試合が始まるとすぐにラフな夜が始まってしまったことを知った。次の展開はストーリーが相手のボディを攻め、ヘンドリックスがローキックを叩き込む、というものであった。そして二人が四つに組み合うと、今度はハイレベルなレスリングの攻防となった。残り時間30秒、ヘンドリックスがとうとうテイクダウンに成功するものの、試合終了のベルがなる瞬間にストーリーは立ち上がることに成功した。

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ラウンド、ヘンドリックス(91敗)は素早いカウンターを開始したが、ストーリーは素早いボディとテイクダウンでこれに応戦。ストーリー(123)はヘンドリックスのバックをほとんど奪いかけたものの、元レスリング・ナショナル王者はここから脱出、攻防をスタンドに戻した。至近距離で二人は組み合うとヘンドリックスはテイクダウンを狙いながらボディにパンチを叩き込んだ。残り時間2分少々のところで二人は距離をとると、ちょっとしたスタンドの攻防の後、ストーリーはテイクダウンに成功した。ヘンドリックスは立ち上がるが、残り時間の大半を金網に押し付けられた状態ですごした。

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ラウンドが始まり、ヘンドリックスがテイクダウンを決めたときには彼が試合に勝利するように思われた。しかしストーリーはその劣勢をギロチン・チョークで挽回。二人は立ち上がるがヘンドリックスはストーリの足を放さず、方やストーリーはヘンドリックスの腕を狙い続けた。残り時間2分、どちらも展開を作ることができず、両者は立ち上がった状態になるものの、ヘンドリックスはこれといった攻撃を仕掛けることが無いままストーリーに密着し続けたため、最終ラウンドは膠着状態のまま終わることとなった。

ファン vs. ガルシア
TUF 12
出演者のナム・ファンはレオナルド・ガルシアを相手にしたUFCでのデビュー戦で厳しい役回りを演じることとなった。試合を見た人間のほとんどがチーム・コスチェックのメンバーであるナムはオクタゴンでの初勝利を挙げるために十分なパフォーマンスを見せた、と感じたがジャッジの判定は違い賛同者の少ないスプリット判定でガルシアに判定勝利をもたらした。 
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「俺にはジャッジが何を見ていたのかわからないよ。」ナムは困惑しながら語った。「俺が3ラウンドとも勝ったと考えていたよ。」
 
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観客もファンと同じように考えていたようで、29-2829-28、そして27-302007年にUFCに登場し、WECのフェザー級で活躍したガルシアの勝利が告げられると観客達は激しくブーイングを飛ばした。

試合のペースは最初から早いものだった。二人のファイターは同じ目的に向かってそれぞれユニークな方法で突き進んだ。ガルシアは彼らしくパンチを振りながら相手を追い続け、ナムは的確にパンチを選びながらこれを迎え撃った。その方法にかかわらず、両者がテイクダウンを考えずにパンチを振るい続けたのは同じだった。残り90秒、ファンのパンチの命中率が上がり、ガルシアはこれを取り戻すために一層強力なパンチを振るい始め、観客をこれを大声援で後押しした。

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ラウンドになってもガルシアは積極的に手数の増えたパンチとキックで前に出続けた。”バッド・ボーイ”ガルシアはテイクダウンにも成功するが、ナム・ファンはプレッシャーかかる状況でも冷静さを保ち、ラウンド中盤には一連のピンポイント打撃でガルシアをぐらつかせると攻防をグラウンドに持ち込んだ。ファンは素早くガルシアのバックを奪うとリア・ネイキッド・チョークの機会を覗った。これは成功しなかったものの、ナムがこのラウンドを取ったのは確実だった。

最終ラウンドになってもガルシアは爆弾のようなパンチを振るい続け、これがファンの額の外側にカットをもたらした。そしてこれにカリフォルニア出身のナムが反撃したとき、彼がより明確に、そしてより効果的な打撃を命中させたことは確実であった。試合の終盤に差し掛かると、ガルシアはガス欠しながらもパンチを振るい続け、片やファンは活力にみなぎり試合終了のベルが鳴るまでガルシアにキレのあるカウンターを叩き込み続けた。

ガルシアは戦績を1961分けとし、ナムの戦績は169敗となった。

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