寝技勝負 - ケネディ、ビスピンを判定で下す

TUF ネイションズ・フィナーレのメインイベントの結果は以下の通り...。
ケベック現地時間4月16日 – 2013年4月に最後の試合を行って以来、二度の網膜剥離の手術を行ったマイケル・ビスピンにとって、この一年は長く厳しいものだった。そして水曜日にコリセ・ペプシで行われた一戦で、ティム・ケネディはほとんど完封と言っても差し支えない大差のユナニマス判定でビスピンを下し、ビスピンが味わって来た苦難の一年を一層厳しいものにしてみせた。“ザ・カウント”はこの敗北でオクタゴンで3連敗を喫した事になる。

ジャッジの判定は50−45、49−46、49−46だった。

ケネディはビスピンを金網に押し込むとテイクダウンを奪い、即座にビスピンの寝技の技術を試しに掛かった。その後攻防は膠着状態に陥ったものの、ポジションを進めようと動きを止めないケネディを見て、レフリーのイーヴス・ラビーンが両者にブレイクを命じる事はなかった。ラウンド中盤にビスピンは一度立ち上がる事に成功したものの、ガッチリと組み付いたケネディは直にビスピンを再びマットに引きずり倒した。やがて輝かしい軍歴を誇る退役軍人であるケネディはビスピンからマウントポジションを奪い、一瞬ではあるがそのバックも奪う事に成功し、1ラウンドを圧倒的な形で締めくくった。

2ラウンドは攻防をスタンドにとどめる事に成功したビスピンだったが、実践から長く離れていた事が影響してか、打撃のタイミングが合わず、距離を詰めようとするとケネディの打撃が“ザ・カウント”を捉えるシーンが散見された。しかしビスピンはこのラウンドをケネディから奪う事のに十分な程の豊富な手数を休み無く繰り出した。

第3ラウンドが始まると、ビスピンはしっかりとしたリズムを掴んでいる様に見えたものの、ケネディのテイクダウンにより試合の流れは一変した。攻防がグラウンドに移るとテキサス魂溢れるケネディは上からのパウンドを豊富に繰り出し、そして残り時間2分のところでこの試合で二度目となるマウントポジションを確立した。最悪のポジションから暴れて脱したビスピンだったが、このラウンド中に再び立ち上がる事は出来なかった。

第4ラウンドに入り、ケネディのテイクダウンを防いだビスピンには得意とする打撃での攻防で判定をイーブンに戻すチャンスが訪れた様に思えたものの、逆にケネディの右の強打を数発被弾してしまい、ポイントを挽回するどころか体勢を立て直さなくてはならない状況に追い込まれた。

最終ラウンド、これまでの窒息する様な攻防で既にビスピンには十分なスタミナが無いと見て取ったケネディは1分と掛からずにテイクダウンに成功させた。残り時間2分15秒、レフリーのラヴィーンは両者にリスタートを命じ、この為ビスピンには最後の逆転のチャンスが与えられたが、英国マンチェスターのファイターには最早ケネディをノックアウトするほどの十分な力は残っておらず、試合の決着はジャッジの判定に委ねられた。

「俺の最高のパンチが何発も当たったはずなんだがな...。全く感服するよ。」とケネディが発言するとビスピンも戦前の激しいライバル関係を水に流し、ケネディに賞賛の言葉を返した。

この勝利でビスピンはその戦績を18勝4敗と伸ばし、ビスピンは25勝6敗となった。

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