UFC 131 メインカード結果 フロリアン、フェザー級デビュー戦に勝利

UFC 131の試合結果は以下の通り。
6月11日、カナダのバンクーバーで行われたUFC 131でフェザー級に転向したケニー・フロリアンはディエゴ・ヌネスを下しフェザー級タイトル戦線に躍り出た。
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ジャッジの判定は29-28、29-28、30-27でフロリアン。「俺の人生を通じて一番キツい経験だった。」と言う減量を乗り越え、その豊富な経験を生かし勝利をものにした。フロリアンはこれで16勝5敗、ヌネスは16勝2敗となった。

「エキサイティングな形で試合をフィニッシュしてタイトル挑戦につなげるよ。」と語る元ライト級トップコンテンダーの一人フロリアンはこれがフェザー級デビュー戦。ヌネスは「試合、そしてベルトとケニーには夢があるんだろう。でも彼の夢が俺の夢よりデカイなんてことはありえないよ。俺の前に立ちふさがる奴には誰であれそのツケを払わせるぜ。」と語るヌネス。
オーソドックスのヌネスに対してサウスポーに構えるフロリアン。ヌネスは少々そのリーチ差がやりにくそうだ。距離の遠い打撃での探りあいから残り時間3分22秒、フロリアンが両足タックル。ヌネスは左を挿してこれを何とか踏みとどまると体を入れ替えフロリアンをテイクダウン。半身になって起き上がったフロリアンに対してヌネスは無理をせずに距離をとる。残り時間40秒、ヌネスのストレートにカウンターのタックルでフロリアンがテイクダウン。すぐに下からのペンジョン・スウィープでフロリアンを崩すと立ち上がるヌネス。左右のワンツーで突進すると左がフロリアンの顎をとらえる。後ろに倒れるフロリアンにヌネスが襲い掛かるとこれをトライアングルで迎え撃つフロリアン、ヌネスに追撃を許すことなく1ラウンドを終えた。
ヌネスの右フックにカウンターのタックルに入るフロリアン、片足を担ぎ上げてなんとかテイクダウンを狙うもののヌネスはバランスを取って倒れない。残り時間3分15秒、フロリアンを挿し上げるとすぐにダブル・レッグでフロリアンをテイクダウン。フロリアンは下からヒジを振るってヌネスの頭を下げると三角狙い。距離をとるヌネス。レフリーがいったん両者をブレーク、スタンドからの再開を命じる。ヌネスは若干疲労が見え始める。フロリアンが金網際でタックルで完全なテイクダウン!ヌネスをハーフガードでがっちりと押さえ込む。ヌネス、これを何とかフルガードに戻すことに成功するがヌネスの後頭部からかなりの量の出血が見られるようになる。しかしここも何とか下からコントロールしフロリアンに追撃は許さない。フロリアンがトップをキープし優勢を印象付ける中2ラウンド終了のブザーが鳴った。
最終ラウンドが始まると両者の疲労の差は明らかだ。フロリアンはシャープな動きでフェイントをかけながらディエゴを追いかけ続けると金網に押し込み片足タックルからテイクダウン。フロリアンはしがみつくヌネスに細かなパンチを落としながらヌネスの足を一本超えるとハーフポジションに。これを何とかフルガードに戻すヌネスだが、すぐにフロリアンのヒジを浴び、サイドポジションを許してしまう。ヌネス、体を反転させて立ち上がると胴タックルへ。両脇を挿しているがテイクダウンまでつなげられないヌネス。距離をとると大振りの左右のパンチを振るうがこれは当たらない。残り時間1分、左右のパンチを振るいながら必死に前に出るヌネスだが、フロリアンは軽やかなフットワークで回り込みながらシャープなジャブでカウンターをとりつつ、時折タイクリンチを織り交ぜるなど的を絞らせない。残り時間1秒、ヌネスの大振りの右フックがフロリアンの顎を捉えマットに片ヒザ着くフロリアンだったがここで試合終了のブザーがなり、レフリー・ジョン・マッカーシーが両者の間に割って入り、勝敗はジャッジのてにゆだねられた。
デミアン・マイアvs.マーク・ムニョス

細かいフットワークで距離を取り合う両者、距離がつまるとマイアは頭を下げて左のストレートを強震する。マイアの頭が当たったか、棒立ちになりながら下がるムニョスを追いかけ再び左ストレートを強震。パンチを振りながら前に出るマイア、右のフックをヒットすると金網にムニョスを押し込みテイクダウンを狙う。動きが止まった両者を見てレフリー、ジェレル・ヴァレルが両者をブレイク。再びパンチの連打と荒いキックで突進するマイア、ムニョスを金網に押し込む。体を入れ替えたムニョス、何とか距離をとるがマイアの突進はとまらない。何度も大振りのパンチで飛び込むとムニョスを防戦一方に。ラウンド終盤、若干ペースの落ちたマイアにムニョスが前に出るシーンがあったものの、1ラウンドはマイアのパンチのラッシュと言う予想外の展開で幕を開けた。
2ラウンドが始まるとムニョスのワンツーがマイアを捉える!マイアはタックルでこれを切り返すがムニョスにがぶられると動きが止まる。ムニョスはがぶりながら右のパンチを連打!マイアの左太ももとボディーをたたき続ける。立ち上がるとすぐに片足タックルに入るマイア、ムニョスをこれをしっかりがぶると意表をつくダースチョーク!しかしマイアはこれをなんなく脱出するとトップポジションからすぐにバックマウントへ。ムニョスはわずかな隙を突いてスクランブルに持ち込むと立ち上がることに成功。間髪いれずにシングルレッグで飛び込むマイア。これをがぶられると引き込みガードに持ち込み、ムニョスがサブミッションを警戒し上体をおこすとすぐにタックルに入る、と言う展開が繰り返される。しかしラウンド終盤、疲労で動きの落ちてきたマイアにムニョスがトップをキープしながらパンチを落とすシーンが見られ始める。残り時間15秒ほどでレフリーがいったん両者をブレークしたものの、これと言った攻防も無く両者が見合う中2ラウンドが終了した。
1分間の距離の取りあいからムニョスの高速両足タックル!一度はしりもちを突いたマイアだが金網際で立ち上がる。しつこく食い下がるムニョスをマイアはクルスフィックスで捉える!絶体絶命にも見えたムニョス、これを体の柔らかさと切れのある動きで一気に向かい直ることに成功、試合は再び金網際での四つの攻防に。
残り時間1分40秒、動きの止まった両者をレフリーがブレーク、スタンドの攻防になるとマイア、ムニョスも共にパンチからのタックルでテイクダウンを狙いあう。残り時間1分、ムニョスのタックルから再び金網際での四つの攻防になるが今度は両者が自ら距離をとると打撃の攻防を再開、最後まで互いに攻撃の手を休めることなく試合を終えた。

ジャッジの判定は29-28、29-28、30-27でマーク・ムニョスが勝者に。「1ラウンドはナイスなパンチを食らったよ!金網際の動きもすごいものがあったよ、ワーオ!こんなに凄いとは想像もしなかったぜ!」と素直にマイアの実力を認めたムニョス、難敵マイアを下しタイトル挑戦へ一歩前進、その戦績を11勝2敗と伸ばした。1ラウンドにはその意表をつく打撃でムニョスをファンを驚かせたマイア、どちらが勝者となってもおかしくない試合だったが判定に恵まれず14勝2敗と戦績を落とすこととなった。
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ジョン・オラヴ・エイネモvs.デイヴ・ハーマン

「エイネモは柔術の黒帯だって言うけど、俺、柔術ってそんなに役に立たないと思うんだよね。」と戦前に語ったハーマン、しかしエイネモは強烈なパンチとサブミッションでアリスター・オーフレイムを含む並み居る強豪を退けてきた筋金入りの実力者だ。「1ラウンドか2ラウンドでカタをつけるよ。」と自信満々に語ったエイネモとの勝負の行方は?
走って距離を詰めるエイネモに落ち着いてフロントキックを叩き込むハーマン、エイネモはすぐに頭を下げて突進し、もろ差しで振り回す。しかしハーマンは上手く回り込むと距離をとって打撃の攻防に持ち込むことに成功。スタンドでもひるむことの無いエイネモ、ワンツーで前に出るとハーマンを金網に押し込む。再び距離をとった両者、後手に回ると危険と判断したか、ハーマンがパンチ、フロントキックと手数を増やしてエイネモを下がらせる。残り時間2分、ややハーマンの打撃にてこずったようにみえたエイネモだがハーマンのミドルをキャッチするとそこからダブルレッグですぐにテイクダウン!すかさずサイドコントロールで押さえ込む。片腕をくくられて劣勢に見えたハーマンだったが両膝を巧に畳んで後転するようにこのピンチから脱出、再び攻防をスタンドに持ち込む。エイネモの突進をヒザとタイクリンチでコントロールするハーマン、最後はエイネモのもろ差しからのテイクダウンをハーマンがウィザードからの巻き込みでトップを取ったところでこのラウンドが終了した。
2ラウンドになるととエイネモには若干疲れが見えるようになる。しかし伸びの有るパンチで突進すると何度もその重たい拳でハーマンを捉え始める。嵐に揺れる大木のように体を泳がせながら下がり続けるハーマンだが、なぜかその表情には微笑が浮かんでいる。ハーマンのダメージを見逃さずにラッシュを仕掛けるエイネモ、左右のパンチがハーマンを何度も捉える。エイネモが渾身の右のオーバーフックを放ったところでハーマンがカウンターのローキックでエイネモをマットに転がす!すぐに追撃を仕掛けるハーマンだがエイネモはすぐガードに戻すと。一歩下がって距離をとったハーマンを見てレフリーケヴィン・ドナムがハーマンのマウスピースを戻すためにいったん試合をストップ。
試合が再開されるとジリジリと前に出るエイネモ、右のパンチから左のヒザでハーマンを大きくのけぞらせる!右に回りこみながら下がり続けるハーマン、左のミドルでエイネモをくの字にさせるとワンツー!この左ストレートがエイネモを直撃!もんどりうって倒れるエイネモに踊りかかるハーマン、左右のパンチ、そしてヒジを落とし続ける。エイネモはこのピンチに左を足をフックで利かせながらなんとか担ぎスイープ、そして担ぎが潰されるとすぐにヒールフック、これも駄目とみると両足でハーマンを蹴りはなしてスタンドに戻すことに成功。両者のリスクを恐れぬ攻防を観客は大歓声で後押しする。右の大振りのストレートを命中させるエイネモ、体がのけぞるハーマン。前に出たエイネモをタイクリンチに捉えると顔面にヒザを2発!下がるエイネモを追いかけ金網際で再びタイクリンチからのヒザ!顔を背けるエイネモにハーマンがパンチでラッシュを仕掛けると、エイネモは両足タックルから足間接でこれを切り返そうとするもののここで力尽きてしりもちをついてしまう。体を起こして強烈なパウンドを振り下ろすハーマン、動きの止まったエイネモを見て2ラウンド3分19秒、レフリー、ケヴィン・ドナムが試合を止めた。
どちらに勝負の行方がゆくのか全く分からない激闘を制したハーマン、微笑を絶やさず戦い続け、その戦績を21勝2敗と伸ばし、エイネモはその戦績を7勝2敗と落とした。試合後インタビューはこちら



ドナルド・セローニvs.ヴァグナー・ロチャ

ロチャのテイクダウンをリーチを生かしたキック、そしてヒザで防ぐ戦略のセローニ、左右のローでロチャを遠ざける。しかしセローニのフロントキックを掴んだロチャはセローニをテイクダウン。すかさずラバーガードからオモプラッタを仕掛けるセローニ、ロチャが上体を起こすとセローニは立ち上がることに成功。セローニに突進して金網に押し込むロチャ、しかしセローニはバランスをとりながら足を引き抜きロチャにテイクダウンを許さない。中盤を過ぎることには完全に距離を掴んだセローニがパンチで距離を作ると重たいローに繋げる展開が繰り返される。残り時間1分、ロチャの右ハイをキャッチしたがセローニが軸足を刈ってロチャをテイクダウンするがセローニは深追いすることは無い。セローニがロチャのテイクダウンの距離を完全に潰してローを叩き込み続けるなか1ラウンドが終了。
2ラウンド1分、ロチャが遠い間合いから低い両足タックルでセローニの両足首をキャッチ!必死に金網に押し込んでなんとかテイクダウンを奪いたいロチャ、しかしここでもセローニは腰を落として踏みとどまると足を引き抜くことに成功。ロチャはセローニの重たいローにさらされる展開が繰り返されることになる。
何とかテイクダウンを奪いたいロチャ、パンチからのタックル、そして滑り込みからハーフガードへの引き込みとセローニを寝技に誘うがセローニはそのつど足を引き抜いて寝技に付き合うことは無い。セローニのローでロチャの体が大きく流れ始める。
最終ラウンド、セローニのローになすすべの無いロチャ、ソバット、そして飛びヒザなども織り交ぜながら何とかテイクダウンの機会を伺い続ける。しかしセローニのペースは変わらずローを蹴りこみ続けると、残り時間2分10秒、ロチャがついにスタンスをサウスポーにスイッチ、その痛みを隠すことが出来なくなる。残り時間13秒、セローニの左ストレートがロチャをマットになぎ倒す。しかしセローニはここでも深追いをすることは無く、そのまま最終ラウンドが終了。判定を待つ間にもなかなか立ち上がることが出来なかったロチャ、金網に背を持たれかけたままセローニの健闘を讃えた。
判定は30-27が二名、そして残る一名が30-26でセローニが勝者に。セローニはこの勝利で15勝3敗1ノーコンテスト、そして最後の瞬間まで勝負を諦めなかったロチャであったが戦績を6勝2敗と落とした。試合後インタビューはこちら

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