UFC 143 プレリム結果 - ポイリエール、ホロウェイをサブミッションで仕留める

UFC 143プレリムの結果は以下の通り。
2月4日ラスベガス-土曜の夜にマンダレイベイ・イベントセンターで開催されたUFC 143のプレリミナリー・バウトの一戦でダスティン・ポイリエールはハワイのマックス・ホロウェイから1ラウンド3分23秒にマウントからの三角十字でタップを奪った。 

序盤のスタンドの攻防では優勢だったUFC最年少ファイター、20歳のホロウェイだったがポイリエールのダブルレッグを防ぐことができずに攻防はグラウンドへ。

「俺はハッピーだよ。分かるだろ、これでUFC戦績4勝0敗だ。俺は本物だぜ。」UFCフェザー級王者のジョゼ・アルドへの挑戦へと続く道のりをじりじりと進むポイリエールは語った。「(ホロウェイは)タフだ。彼は素晴らしいキックボクサーだ。多くの人が彼のことを知らないけど、俺はアンデウソン・シウバと闘うつもりでトレーニングしたぜ。」

エドウィン・フィゲロア VS. アレックス・キャセレス

エドウィン・フィゲロアはその股座を押えながらオクタゴンを後にした。アレックス・キャサレスは不思議そうに…いや、本当のところは誰にも分からない。確かに23歳のバンタム級ファイターはその激闘の大半でフィゲロアをコントロールし価値のある経験をしただろう-しかし彼はフィゲロアに キャンバスの上で痛みのあまりのた打ち回らせ、そして回復に数分を要したフィゲロアの下腹部に直撃した2発目の殺人ローキックにより宣告された2ポイントの減点を挽回することはできなかった。

それらの壊滅的な金的への反則キックがどれほどフィゲロアを弱らせたのかを告げることができるのはフィゲロア本人だけだ。キャサレスが1発のパンチでフィゲロアの腰を落としはしたものの、”テキサス”フィゲロアは1ラウンドの序盤には”ブルース・リーロイ”のアゴを数度にわたって打ち抜いた。

その後に獰猛なローブローがキャサレスから放たれた。最初の違反行為に対してレフリーのハーブ・ディーンはキャサレスに警告はしたものの、減点までは宣告しなかった。

数分の回復のための時間がとられた後、見るからに不機嫌そうなフィゲロアは試合を再開し、キャサレスの顔面にハイキックを叩き込むとキャサレスの腰が落ちる。キャサレスはグラウンドで数発のパウンドを浴びるがしばらくすると盛り返しスクランブルに持ち込むとフィゲロアの背中にバックパックのようにおぶさるがリア・ネイキッド・チョークを極めるには至らなかった。

2ラウンドの序盤はリズムを掴んだキャサレス、フロントキックと強烈な右のパンチを叩き込む。その後またもや強烈なローブロー。フィゲロアは再び苦痛にキャンバスに倒れこむことに。

両者が試合を再開する際にレフリーのディーンは2ポイントの減点を宣告。キャサレスはジャッジの判定での不利を埋め合わせる為にも切迫した状況に追い込まれる形に。残りの試合時間はマイアミ出身のキャサレスが弱ったフィゲロアをグラップリングで圧倒する展開になった。しかしフィゲロアはキャサレスのチョーク、トライアングル、そしてアームバーに脅かされながらそのつどそのピンチを切り抜けた。

ジャッジの判定は28-27、28-27、そして27-28でフィゲロアを勝者として支持、フィゲロアはこの勝利で9勝1敗。キャサレスは6勝5敗となった。


クリス・コープ VS. マット・ブラウン

ウェルター級の一戦でマット・ブラウンの右のロケット砲がクリス・コップを直撃、倒れこんだコープに叩き込まれた4発のパウンドが2ラウンド1分19秒に試合を終了させた。

コープ(5勝4敗)をぐらつかせた右のロケット・パンチはコープの耳の後に命中した。

「あれこそまさに俺がやらなくちゃいけないことだった。」ブラウンはノックアウトを振り返った。「これまでの俺とはおさらばだ。俺は復活するぜ。新しいことを試してばかりいたけど、この場所はそんなことを試せる場所じゃないんだ。もう十分だ。俺には誰でもノックアウトできる右がある。これからももっとこいつを見る事になるだろうぜ。」

マット・リドル VS. ヘンリー・マルティネス

マット・リドルには戦略などそっちのけで勝つためにはなんでもやっているだけなのではないか、と思わざるを得ないところがある。この自由奔放なウェルター級ファイターにとって真っ先にくることはファンに凄いショーを見せることであり、ファイト・オブ・ザ・ナイトボーナスを掻っ攫うことであり、可能な限り血みどろの戦いに巻き込まれることなのだ。ダメージがあれば有るほど良い-リドルにとってたとえそれがサンドバッグを叩いているときでさえ。1ラウンドの大半はスピードに勝るヘンリー・マルティネスがハードなパンチのコンビネーションでリドルをぐらつかせ、彼の両目と、そして耳や鼻からも流血を誘い、リドルにとってはお望みどおりの展開となった。

マルティネスが5フィート7インチ、リドルが6フィート1インチとリドルのほうがかなり長身なファイターだというのは興味深い記録だ。リドルがパンチを貰いながら-そして明らかにそれを楽しむ様を見て-「何でもっとキックを出さないのか?」とか「少しは首相撲やレスリングも混ぜ合わせるべきでは?」「どうして大きな体を利用して小柄な相手にのしかからないのか?体重を利用して相手を疲労困憊させることができるのかも知れないのに。」と人々は不思議に思わざるを得ないだろう。

リドルは2ラウンドには修正を見せ、マルティネスのボディや頭に多数の強烈なキックをお見舞いした。ラスベガス移住組みのリドルはついに非常にキレのあるボクサーであるマルティネスのリズムを粉砕した。マルティネスも巧にパンチでカウンターを取り続けたが、行く手に襲い掛かるキックの嵐を止めることはできなかった。いまとなっては流血の見られるマルティネスが打って出るとリデルも攻撃の手数を増幅し、二人のサウスポーは2ラウンドの終盤には足を止めて打ち合い、ファンを喜ばせた。リドルはラウンド・インターバルに椅子に向かう際にレイ・ルイスさながらの絶叫でファンに盛り上がってくれと懇願した。

3ラウンドにリドルは突如戦略を駆使し始め、マルティネスの足とレバーに強烈なキックを叩き込んだ。そしてとうとうその大きな体でマルティネスに襲い掛かるとマルティネスをテイクダウン、そのバックを奪った。再度テイクダウンを奪ったリドルは試合時間が終了するまで雨のようにグラウンド&パウンドを落とし続け、29-28、29-28、そして28-29のスプリットでの判定勝利を勝ち取った。

マイケル・クイパー VS. ハファエル・ナタル

BJJ黒帯のハファエル・ナタルがニューカマーにしてオランダの打撃のスペシャリストを堅い右のジャブで何度となく跳ね上げ翻弄する瞬間もあった。しかしクイパー(11勝1敗)にプロ初の敗北を与え、判定勝利を確実なものにしたのはナタルの本業-グラップリング-だった。

1ラウンドは激闘、と言うわけではなかったがナタルは5つのテイクダウンを成功させた。ラウンドの後半にスウィープされてボトムポジションで数発のパンチを受けたが1ラウンドを獲得するには十分であるように思われた。2ラウンドに入ると両者は披露に苦しみながらスタンドの攻防を展開、ナタルが優勢に思われた。(クイパーは頭を横に振りながら前に出続けるだけで、このラウンドにかなりの数の右のパンチを被弾した。)

3ラウンドの開始直後にクイパーのアッパーカットがニューヨーク移住者にヒザを付かせる。クイパーは上から襲い掛かるものの意識を朦朧とさせる対戦相手にパンチを落とすことができなった。ラウンドの後半はナタルが優位に試合をすすめ、力を振り絞ると爆発的なスラムを炸裂、トップポジションから相手を圧倒すると試合終了時にはアームバーを狙い相手を脅かした。

試合後にナタルは彼をぐらつかせた強烈なアッパーカットについて語った。

「あれはマズかった、なにせラウンドのしょっぱなだったからね。真っ暗になったように感じた。」ブラジル生まれ、14勝3敗1分けと戦績を伸ばし、UFC戦績を2連勝としたナタルは語った。「だけど彼をハーフガードに入れることが出来て、またもや俺の柔術が俺を助けてくれた。」

ステフェン・トンプソン VS. ダン・シットジェン

少なくともこの一試合に関してはステフェン・トンプソン(6勝0敗)は評判どおりの強さを見せた。非常に前評判の高かったケンポーカラテとキックボクシングの達人はUFCデビュー戦で特筆に価する落ち着きと余裕を見せ、ダン・シットジェンを手玉に取るとそのアゴに回し蹴りを叩き込み昏倒させた。全体的に正統的ではない痩せた南カリフォルニアン・ファイターは多彩なキックを駆使して忍耐強くシットジェンの隙をうかがった。最も興味深い点はトンプソンの両手はカウンターを取るためか、シットジェンがアグレッシブにならざるを得ないほど低く構えられていたことだ。しかしシットジェンのパンチの手数は少なかった。イリノイ人が攻撃をしたとき、彼は左フックを放つと左にステップ-これはそのアゴへと完璧に狙いを定めた回し蹴りに無意識に自ら飛び込む結果となった。

1ラウンド4分13秒、決着が付いた。

「どんな言葉でもあの技を本当の意味では説明することは出来ない。」50戦以上のキックボクシングの試合も含めて無敗、6勝0敗の28歳になるトンプソンは語った。「あの回し蹴り、俺達はカラテではよく使う技だ。ものすごいパワーを乗せることができるうえに、見えない技なんだ。」

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