UFC 144 メインカード結果: ベイダー、記憶に残るメインカードの一戦で“ランペイジ”を打ち負かす

UFC 144のメインカードの結果は以下の通り
2月26日埼玉-さいたまスーパーアリーナで開催されたUFC 144のコ・メインイベントで行なわれた二人のハードパンチャー同士のライトヘビー級の総力戦で、アルティメット・ファイター・シーズン8の優勝者、ライアン“ダース”ベイダーが元UFCライトヘビー級王者、クイントン“ランペイジ”ジャクソンを満場一致の判定で下した。

ベイダーは1ラウンドの間はキックを用いてジャクソンの出鼻をくじくことに成功、元PRIDEスターのリズムを崩し、このラウンドを通して一発の強打すら命中させることを許さなかった。2ラウンドにはベイダーの蹴り足を捕まえたランペイジが打点の高いスラムを披露、アリゾナ州タンパ出身のベイダーの体がいびつにひしゃげるほどマットに叩き付けたものの、試合全体の流れを変えるまでには至らなかった。木のハイライトの直後にベイダーはテイクダウンに成功、ジャクソンのガードの中からの攻撃を開始した。一度は立ち上がった王者だったが、すぐに再びテイクダウンされる結果となった。

最終ラウンドはさながらベイダー一色といった様相を呈し、この時点で両者ともに試合を決着させるために多大なエネルギーを消費してきたことが明らかで、ベイダーはグラウンドでキムラを極めるべく死力を振り絞ったものの、とうとうガッチリと腕を捕らえることはできなかった。

3人のジャッジの判定は一様に30-27でベイダーを勝者として支持、ベイダーはこの勝利で15勝2敗、そしてトレーニングキャンプでの負傷により減量に失敗したと伝えられたジャクソンは32勝10敗となった。
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マーク・ハント VS. シーク・コンゴ
UFC 144唯一のヘビー級の一戦は2001年K-1グランプリの王者にしてPRIDEのスター選手、マーク・ハントとフランスのキックボクサー、シーク・コンゴとの間で争われ、誌面でエキサイティングな試合となることを約束されていた通りの展開となった。

ほんの1年前にはそのキャリアを続けるためにシドニーで行なわれたクリス・タクシュラー戦でどうあっても勝利が必要だったマーク・ハントは現在3連勝、最も最近の勝利は今夜のコンゴを相手にした1ラウンドTKO勝利と
どうやらUFCでの上昇気流に乗ったようだ。

ハントは試合開始1分30秒で相手を痛めつけ、そしてその約30秒後に再び右を叩き込むとフランス人は金網にもたれかかった。血の臭いをかぎとっとハントはその後を追いかけ、次々と右のパンチを叩き込み、ラウンド2分11秒、コンゴが床に崩れ落ちて試合は止められた。

「どんなことにでも準備が出来てなくては駄目だ。グローブを通じて俺がフィニッシュに掛かる前に彼の意識が飛んでいることが分かった。戦い抜く体を作ってきた、来週のシドニーで戦う準備が出来ているぜ。デイナ・ホワイト、シドニーでどうだい?」ハントは尋ねた。

この驚きの勝利でマーク・ハントのMMA戦績は8勝7敗に向上、コンゴは戦績を27勝7敗2分けと落とした。
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秋山成勲 VS. ジェイク・シールズ
本来のナチュラル・ウエイトであるウェルター級に階級落とした秋山成勲は日本に凱旋、元UFCのタイトル・コンテンダーにしてStrikeforceチャンピオンのジェイク・シールズと対戦し、多くがこの試合に優れたテクニックと真の日本のサムライ・スピリットの激突を予想した。

シールズと秋山は皆を失望させることはなかった。アメリカ人は最初の2ラウンドの間に数度のテイクダウンを試みたが成功せず、逆に秋山は何度も彼を転がした。しかしシールズは打撃で圧力をかけ、秋山はあまりこれに応じることは無く、特に1ラウンドの秋山は非常に堅くなっているように見えた。
シールズは最終ラウンドに要約秋山をテイクダウンした。秋山は体勢を改善するためにグラウンドで二度にわたり金網を掴み、幸運にもペナルティーを宣告されることはなかった。シールズが両足をフックしてバック・マウントからリア・ネイキッド・チョークを狙い続ける中、最終ラウンドが終了した。

「最初に俺が望んでいたよりもタフな試合にだったよ。俺は秋山を凄く尊敬するね。」シールズは賞賛した。「彼は結構重いパンチを持っていたけど幸運にも当たったのは二発だけだったよ。次がどうなるかは誰にも分からないけど、次はカーロス・コンディットと戦いたいね、俺のチーム・メイトに理解し難い判定で勝利しているからね。日本のファンがこんなにも大声で情熱的なことが信じられないよ。素晴らしかったよ。」

ジャッジは三名とも30-27でジェイク・シールズ。ジェイクはこの勝利で26勝6敗1分け、秋山は13勝5敗2ノーコンテストとなった。
ジェイク・シールズが試合後インタビューで語らねばならなかったことを聞いてみよう

岡見勇信 VS. ティム・ボッシュ
前回ブラジルでアンデウソン・シウバの持つUFCミドル級王者に挑戦した時の岡見勇信は異邦人であった岡見勇信は、母国日本でタフなミドル級のコンテンダー、ティム・ボッシュと対戦した。彼が埼玉で英雄のように歓迎された、と言う表現ですら控えめな程だった。

1ラウンドは終始岡見がボッシュをキレのある打撃とキックを用いてスタンドで支配し、アメリカ人の左目の下には大きなアザを刻み込んだ。ボッシュのアームイン・ギロチンを除けば、2ラウンドもまたダブルレッグからのテイクダウンを奪った岡見が終始圧倒した。元タイトル・コンテンダーは肩固めを用いてハーフガードから足を抜こうと試みたが、そこからキムラに切り替えフルマウントを奪取。ラウンドの終了間際にはボッシュにガードに戻されはしたものの、それまで雨のようにパンチを落とした。

3ラウンドが始まるとボッシュは岡見に飛び掛り、左右のパンチを命中させた。岡見は効かされたように見え、一発のハイキックと何発ものアッパーカットを食らいとうとうマットに崩れ落ちところでレフリーのレオン・ロバーツが試合をストップ、3ラウンド54秒の大番狂わせであった。

「まだ落ち着かないぜ。」ボッシュは感情的に述べた。「最初の2ラウンドは良くなかった、だけど3ラウンドは俺が勝った、それが重要なんだ。勇信は予想以上に強く打ってきた。だけど俺は彼の射程距離の際に立っていたから俺のミスってことだな。俺は前に出なくてはいけないと分かっていた、ただアッパーカットはその場の思い付きだ。全体としては素晴らしい夜になった。次はダン・ヘンダーソンと闘いたい、なぜなら彼は俺のヒーローだし偉大な男達の仲間入りをする為には自分のヒーローを打ち破らなくてはいけないからだ。」
この勝利でボッシュの戦績は15勝4敗に向上、岡見の戦績は27勝7敗に落ちた。
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日沖発 VS. バート・パラゼウスキー
高い注目を集める元修斗、元戦極のフェザー級ファイターの日沖発はバート・パラゼウスキーが3年以上前にワールド・エクストリーム・ケージファイティングにデビューして以来最もタフな対戦相手だっただろう。しかし昨年の10月にはタイソン・グリフィンを瞬く間にKOしたばかりのこの28歳の青年にとってこの挑戦は少々荷が重いものだった。

1ラウンドを支配していたのがどちらなのかは明らかで、日沖はパラゼウスキーに素早くパンチを効かせると、対戦相手がこの日本のグラップラーの繰り出す様々な攻防に完璧なディフェンスを行なったものの、このラウンドの残りをトップポジションから支配し続けた。パラゼウスキーは腕十字、三角絞め、そしてオモプラッタから水が流れるような動きで脱出した。

2ラウンドは見違えるほどに拮抗した拮抗した展開となり、そのほとんどがスタンドでの攻防に終始した。パラゼウスキーは日沖の左足を蹴り続け、ラウンドを通じて赤く変色させた。5分が経過する直前に日沖はパンチのフェイントからとうとう待望のテイクダウンを獲得、しかしパラゼウスキーは多少は苦労をしたものの立ち上がった。

最終の3ラウンド、日沖は首相撲からの美しいレッグ・トリップで即座に相手をグラウンドに連れ戻すことに成功した。日沖は再度ポジションを奪うとそこから打撃を振り下ろしたものの、相手をまたいでフルマウントを奪うには至らなかった。パラゼウスキーが背中を見せると日沖は両足をフックし、リア・ネイキッド・チョークをを狙った。ポーランド生まれのパラゼウスキーは的確にそのポジションでおディフェンスを行い、ラウンドとともに試合が終了するまでのどの時点でもトラブルに陥ることは無かった。

全ジャッジが日沖に勝利を与え、判定は30-27、29-28、29-28だった。

「試合に勝つことが出来てとてもうれしいです。」日沖は通訳を通じて語った。「まだ完璧ではないものの、自分のユニークなファイティング・スタイルを見せることが出来ました。バートがスタンドで来ることは分かっていたので、特に驚かされることは有りませんでした。体が回復したらすぐに試合をしたいです。」
この勝利で日沖は26勝4敗2分け、パラゼウスキーは35勝15敗となった。
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アンソニー・ペティス VS. ジョー・ローゾン
ミルウォーキー在住のアンソニー“ショータイム”ペティスほど急速に名声を得る選手はほとんどいないだろう。この元WECライト級王者にして眼を見張るようなキックの達人は今日、埼玉で元王者のジェンス・パルヴァーをデビュー戦で衝撃的にノックアウトして以来、強くなり続けてきた男と対戦した。
ローゾンはこれまでのUFCでのキャリアで何度と無くスポイラーを演じてきたが、今夜のペティスの相手ではなかった。ペティスは1ラウンドが始まるとたったの1分17秒でローゾンを左のハイキックで一蹴。ペティスが倒れたローゾンに襲い掛かると、レフリーのマーク・ゴッダードが1ラウンド1分21秒で試合をストップした。

「あの試合に勝利することは素晴らしい感覚だ。2011年はちょっと悪い流れの中にいたけど2012年は俺の年だ、俺はタイトル挑戦してみせるぜ。俺は復活した、集中していつでも行ける、手も触れさせないぜ。彼を俺のサウスポー(スタンス)で混乱させたと思う。ジャブを食らわせて、そしてハイキックを放った。命中したよ。俺はファンのみんなに素晴らしいショーを見せたいんだ。彼らがいなければ俺はアンソニー・ペティスではいられないからね。」

非常に危険な対戦相手にそのキャリアで最も圧勝劇を見せ、25歳のペティスはタイトル挑戦に向けた旅を再開するのには最高の位置につけたことになる。この勝利でペティスはプロMKMA戦績を13勝2敗と伸ばし、ローゾンは20勝7敗となった。

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