マクドナルド、ミルズを粉砕 - UFC 145 メインカード結果

UFC 145、メインカードの結果は以下の通り…。

 日本時間4月22日アトランタ-ローリー・マクドナルドは土曜日の夜にフィリップス・アリーナで開催されたUFC 145で英国のチェ・ミルズを2ラウンドでフィニッシュ。未来のウェルター級王者戴冠が有力視される22歳は、様々なスキルを見せつけ、またもや対戦相手を蹴散らした。

 先にミルズにぐらつかされたマクドナルドだったが、いとも簡単にテイクダウンを決めると獰猛なグラウンド&パウンドをお見舞い。ミルズは酷く出血しながらもなんとかこの殺戮劇を生き延びたが、2ラウンド2分20秒、再びマクドナルドがパウンドを落とすと、レフリーに試合をストップされた。 

 「俺はこの試合をとても真剣に捉えていた。すべての試合と同じように可能な限りハードにトレーニングをした。俺はとてもハッピーだ」その若いキャリアで初めてメイン・イベントに登場したマクドナルド(13勝1敗)は語った。「グラウンドで相手に良いパンチが当たったときは分かるんだ、相手にダメージがあるってね。チェは素晴らしい相手だった。メディアからの評価がそれほどでもないのはUFCでの試合数が少ないからだ」

 この階級での自分の位置づけを尋ねられた (UFC王者、ジョルジュ・サンピエールと練習を共にする) マクドナルドはつつましくこう答えた。

 「いつかはチャンピオンになりたい、でも俺はまだとても若い」マクドナルドは続けた。「俺に一つ欠けているもの、それは経験だ。俺はそのことを用心している。俺は多くの試合を必要としているし、少なくとも年に3試合は定期的にこなす必要がある」

ロズウェル VS シャウブ

 使い古されたありきたりな言葉-「4オンスのグローブで戦えばどんなことでも起こりうる」-がまさにこの試合を象徴する一言だ。それが6フィート4インチ、263ポンドのベン・ロズウェルのような男が4オンスのグローブを身に付けていたというならなおさらだ。 

 しょっぱなにはブレンダン・シャウブの激しい突進でトラブルに見舞われたように見えたロズウェルは左フックを一閃すると試合の流れを一気に引き寄せた。1ラウンド1分10秒、シャウブは昏倒し、ロズウェルは世界中に彼が再びこのスポーツに専心していることを宣言した。

 「俺を見ればおのずと分かるだろう」明らかに引き締まった肉体となったヘビー級戦士は続けた。「この試合に向けて俺は物凄く、とんでもなくハードにトレーニングしてきた、それが披露されたんだ。俺の気持ちは折れたりしなかったぜ、何発か貰っても平気なことは分かっていたからな。俺の正面でやりあおうって奴は多分殴り倒されることになるぜ」

 この勝利でロズウェルの戦績は32勝8敗に、シャウブは9勝3敗になった。
ロズウェルの試合後インタビューはこちら

トーレス VS マイケル・マクドナルド

 試合前に眉を吊り上げたマイケル・マクドナルドは元王者のミゲル・“アンヘル”・トーレスが見せ付けた脅威を明らかに気にも留めていない様子であった。しかしマクドナルドは彼のその虚勢をバンタム級の先駆者を1ラウンド3分18秒でノックアウトすることで裏づけて見せた。左のショート・ジャブでセットアップし、右のアッパー・カットでトーレスをダウンさせた。21歳のマクドナルドが追撃のパンチと共に踊りかかるとレフェリーが間に割って入り試合をストップした。

 「彼が作ろうとしていた距離には注意を払っていた、僕のジャブから逃げられ無い様にね」UFC戦績を4勝0敗、キャリア全体では15勝1敗と戦績を伸ばしたマクドナルドはその若いキャリアで意義のある勝利について語った。「僕は自分のパワーと精度に集中していただけだよ」

 「最高の気分だ。ようやくピザとアイスを食えるぜ。今夜はパーティだ!」
試合後インタビューで"メイ・デイ”が語らなくてはならなかったことを聞いてみよう

ヤギン VS ホミニック

 この試合の最初の8分ほどの間、ファンは「マーク・ホミニックには何がおきたんだ?」 と疑問に思ったことだろう。

 ほんの1年前にホミニックは5ラウンドの最後のホーンがなるまで世界王者に攻撃を与え続けた、ジョゼ・アルドにオクタゴンの中で最も厳しい試練を与えた男だった。しかしながら土曜日の夜の後、“ザ・マシーン"は高名なトレーナー、37歳だったショーン・トンプキンスとの早すぎる死別のあと、2度目となった挫折に対する答えを捜し求めていた。

 型破りに拳を振り回したエディ・ヤギンは最初の2ラウンドの間に2度にわたってホミニックをパンチでダウンさせ、ホミニック(20勝11敗)から流血を誘い、そしてその顔面に巨大な打撃痕を刻み込んだ。しかし最初の8分程度を夢遊病のようにすごしたホミニックは闘志を燃やしながら自信を強めると、激しい戦闘を開始した。不退転の決意を露にホミニックはヤギンの鼻骨を完璧なまでに粉砕すると、頑丈そうなハワイアン・ファイターが今にも倒れこむのではないかと言うほど追い込んだ。しかし5ラウンドではなく3ランドで行なわれたこの一戦で、29-28、29-28、そして28-29のスプリット・デシジョンで勝利をその手に収めたのはヤギン(16勝5敗1分け)だった。
ファイト・オブ・ザ・ナイトに輝いた今夜のパフォーマンスに関してヤギンの意見を聞いてみよう

ボチェック VS アレッシオ

 ジョン・アレッシオはUFCへの復帰まで、5年半もの年月を必要とし、その間に21試合もの試合を戦った。しかし経験豊富なこのベテランは、オクタゴンでの初勝利を手にするまでにはもう少し待つ必要があるようだ。同階級のカナダ人ファイター、マーク・ボチェックはその代名詞ともいえるゲームプラン-テイクダウンを確立し、コントロールしながらトップポジションからのダメージを積み重ね、そしてバックを奪う- を遂行し、アレッシオからその貴重な道しるべを奪い去った。

 2ラウンド、そして3ラウンドにアレッシオ(34勝15敗)にも勝機は訪れた。打撃の攻防という部分では、ワンツーでボチェックをの頭をのけ反らせるなど、明らかに積極的でより効果的な打撃を命中させた。しかしアレッシオがさらに前に出ようとするたびに、ボチェック(11勝4敗)はその積極性を逆手に取ってテイクダウンを決めるとグラウンド&パウンドでジャッジのポイントを疑問の余地無く積み重ねた。

 なお、この一戦は、最近の11試合のうち10試合で勝利を挙げているアレッシオが、マット・ワイマンの負傷のため、急遽ライト級での一戦を受諾したため実現したと言うことも記しておく必要があるだろう。ジャッジの判定は30-27、30-27、そして29-28でボチェックを勝者とした。
ボチェックの試合後インタビューはこちら


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