ジモー、デビュー戦で7秒KO殺! - UFC 149 プレリム結果

UFC 149 プレリミナリー・ファイトの結果は以下の通り…。

 日本時間7月22日カルガリー―スコティアバンク・サドルドームで開催されたUFC 149のプレリミナリー・バウトの一戦に登場したライアン・ジモーはわずか7秒でオーストラリアのアンソニー・ペロシュをノックアウト。UFCでの試合はたった一試合ながらもすでに無視のできない存在となった。

 全てはジモーが繰り出した怪物的な一発の右オーバーハンドだった。その一撃がペロシュのアゴを捉えると、豪州人はキャンバスに倒れこむ前にすでに失神していた。この勝利で17連勝を飾ったエドモントン出身のジモーは同郷のカナダ人たちの前で、驚くほど容易に試合を決してしまった。

 39歳になるサブミッションの達人を下した陽気な坊主頭のジモーは、「凄くハッピーだよ」とコメント。「母さん、みてるかい。愛してるよ…。俺が強烈な一発を繰り出せば奴が倒れることは分かっていたんだ」

 空手では4度国内王者に輝いたジモーは間違いなく注目に値するファイターだ。爆発的なペロシュ(13勝7敗)の解体劇に加えて、ジモーはウィルソン・ゴウヴェイアマーヴィン・イーストマンラモウ・ソクジュ、そしてジェシー・フォーブスといったUFCベテラン勢にも勝利している。

コート・マクギー VS ニック・リング

 異なる会場、異なる土地、同じ結果。

 ジ・アルティメット・ファイター・シーズン11での物議をかもした試合の再戦であったこの試合だったが、カナダのニック・リングが再びコート・マクギーを振り切った。しかしこの勝利もまた同じく物議をかもすことだろう。

 リングは幾度となくテイクダウンを試みたが、そのつどそれらははじき返され、このミドル級の一戦の大半はスタンドでの攻防に費やされた。1ラウンドは僅差の攻防で、サウスポーのリングが足取りも軽く打撃を命中させ、そしてマクギーは重たい足取りで前に進みながら時おり重たい打撃を命中させたが、手数では劣勢であった。

 2ラウンドの前半は明らかにマクギーが支配した。TUF 11の優勝者は絶え間なく前に出続けて打撃をより高い頻度で命中させ、そして多くのローキックを繰り出した。地元の観衆の“行け、ニック!行け!”という声援に後押しされてリングは盛り返すとマクギーを数発の風を切るような左でぐらつかせ、おそらくこの攻防でリングはこのラウンドを獲得したようだった。そのダメージはマクギーの顔面に現れ、ヒゲ面のユタ人の鼻からは鮮血が大量に滴り落ちた。

 最終ラウンドはどのような基準で判断しても、優れたスタミナと重たいパンチの手数からしてマクギーが優勢だった。リングはスタミナ切れを起こし、単に時間を消費し生き残ろうとするためだけにフットワークを用いて距離を取った。リングがパンチを繰り出してもそこに勢いはなく、マクギーがその衝撃にひるむ様子は見られなかった。

 両者の顔面は試合終了のホーンがなる頃にはその激しい乱打戦の痕跡を映しだした。マクギーにはあと数ラウンドは戦い続ける余力があるように見えたものの、リングはコーナーマンの肩を借りて立っているのもやっとといった状態だった。しかしカナダ人のこの肉体的な苦痛も3名のジャッジが29-28で彼を勝者として支持したことを聞いて幾分かは緩和されたに違いない。

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フランシスコ・リベラ VS ローランド・デローム

 試合は人生そのもののように驚きと皮肉にあふれている。たとえばフランシスコ・リベラは4分間にわたって重たい打撃でローランド・デロームを徹底的にボロボロにした-リベラはほとんど思うがままに相手に打撃を叩き込んでいた。しかし1ラウンド4分19秒にデロームを最終的にマットに昏倒させたのは一見何でもない、特別でも、強烈でもないたった一発の左のショート・フックだった。

 一方的に相手を殴り続けたカリフォルニアン・ファイターはその勝利を母親にささげた。

 「俺の母親は病気なんだ…。そしてこれが俺が今でも彼女のことを愛しているということを証明する方法なんだ。毎日母親が無事なことを神に感謝している」リベラ(9勝2敗)は語った。

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ブライアン・キャラウェイ VS ミッチ・ゲイグノン

 それまでの10分間にわたり相手のカナダ人にさんざんにやられていたブライアン・キャラウェイは3ラウンドに入ると、彼にはストップが必要だと思われた。しかし冷静なベテランはミッチ・ゲイグノンを最終ラウンドの序盤にテイクダウンすると、相手の動きを封じてリア・ネイキッド・チョークを食い込ませると、1分39秒でタップを奪いUFCでの2勝目にたどり着いた。

 ゲイグノンは序盤にテイクダウンと上体をしっかりと起こして繰り出すものすごい勢いの数々のハードなグラウンド&パウンドでキャラウェイを攻め立てた。キャラウェイは残り1分というところでテイクダウンを奪い返してマウント・ポジションに移行したものの、ほとんどダメージを与えることができなかった。

 1ラウンドの終わりには少々息切れしていたようにも見えたゲイグノンだったが、椅子から立ち上がるとかつてモトクロスで活躍した相手を強烈なパンチとヒザで強打した。キャラウェイはダメージを負った様に見えたが、テイクダウンを決め、状況をより悪化させることや、無謀な乱打戦に応じること無く嵐をやり過ごした。そして最終ラウンド、バンタム級でのデビュー戦を戦うTUF 14の出場者は印象的なスタイルで相手の勢いを制すると、オクタゴンでの2勝目をマークした。

アントニオ・カルバーリョ VS ダニエル・ピネダ

 オンタリオ在住のアントニオ・カルバーリョに同フェザー級のダニエル・ピエダをノックアウトし、初めてのUFCでの勝利を手中に収めた。その快挙に沸き立つ感情に困惑しながら33歳のカルバーリョはオクタゴンに片ヒザをついて涙を流した。14勝5敗となったカナディアン・ファイターにとっては短い夜となった。カルバーリョは序盤、超攻撃的なピネダ(17勝9敗)に左ハイキックを叩き込むと右の強烈で正確なパンチでテキサス人に追い討ちをかけ、1ラウンド1分11秒で試合を決着させた。

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ミッチ・クラーク VS アントン・クイヴァネン

 寝技はつまらない、だって? エドモントンのミッチ・クラークとフィンランドのアントン・クイヴァネンによる今夜の第1試合は、その言葉がまったく当てはまらないものだった。第1ラウンドからファンは大胆不敵なサブミッション・アテンプトとアクションに満ち溢れた一進一退の柔術の激闘を楽しんだ。このライト級の一戦はクイヴァネン(17勝5敗)がスプリット判定(29-28、29-28、そして28-29)で制し、自身のUFC初勝利を手中に収めた。

 1ラウンドにガードポジションから相手を深々とアームバーに捉えて試合を決着させそうになったのはクラークだった。クイヴァネンは完全に伸びきった腕をなんとか小刻みに動かしながら、その関節技からエスケープした。クラークはその複雑な展開においてはより熟練しているように思われ、特にテイクダウンに関しては2度の試みのどちらも成功させていた。

 2ラウンドに入り優勢になったクイヴァネンはクラーク(9勝2敗)を序盤に左フックでぐらつかせるとそのラウンドの大半でトップ・ポジションから相手を支配した。

 第3ラウンド、試合の終盤になるとガス欠を起こしたクラークをクイヴァネンがコントロールし、2度のテイクダウンを成功させるとトップ・ポジションから数発の強烈な右を振り下ろして試合を支配した。

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