ヘンドリックス、衝撃再び-カンプマンを46秒でノックアウト!  UFC 154 メインカード結果

UFC 154 メインカードの結果は以下の通り…。
11月17日モントリオール―ジョン・フィッチをわずか12秒でノックアウトし、そしてアミール・サダローは29秒でノックアウトした男、ジョニー・ヘンドリックス。ベル・センターで開催されたUFC 154のコ・メインイベントでヘンドリックスはマルティン・カンプマンをわずか46秒でノックアウトすると言う圧倒的な方法でウェルター級のタイトル戦線に名乗りを挙げた。

「マルティン・カンプマンはタフな奴なんだ」戦績を14勝1敗と伸ばしたヘンドリックスは語った。「俺がナンバーワン・コンテンダーだってことをしっかりと証明しなくちゃいけないって分かっていた。お願いだ、俺にタイトルに挑戦させてくれ」

このパフォーマンスを見せ付けられては170ポンドの王者に挑戦するのにふさわしいファイターは彼を於いて他居ないだろう。

すばやく前に出たヘンドリックスはすぐにカンプマンの後を追いながら3発の左のフックで攻撃を仕掛けたが命中はしなかった。しかしその数秒後に放ったヘンドリックの右がデンマーク在住のカンプマンを一撃の下に硬直させマットに昏倒させた。追撃のパウンドは形だけで十分、レフリーのダン・マグリオータが1ラウンド46秒、両者の間に飛び込むように割って入った。

3連勝を飾っていたカンプマンの連勝はストップ、戦績は20勝6敗となった。またこの敗北は2009年の9月にポール・デイリー戦で喫して以来のKO負けとなった。

ローラー vs. カーモント

明確に正反対を示す数々の証拠とは裏腹に、モントリオールのミドル級、フランシス・カーモントトム・ローラーを相手に3ラウンドのスプリット判定で勝利、連勝を9に伸ばした。(UFCでは現在4連勝中。)

ジャッジの判定は29-28、29-28、そして28-29でカーモントだった。

カーモントはスローペースの1ラウンドの序盤には、ローラーのテイクダウンを防ぎながら数発の強烈なキックをボディへと叩き込んでポイントを重ねた。ラウンドの終盤、不用意にテイクダウンに来たカーモントをニューイングランドのローラーはギロチンに捉え、あわやと言うシーンを作り出したものの、最終的には脱出されてしまった。

2ラウンドが始まり3分が過ぎた頃、それまで特に見所のない展開が続いていたがローラー(8勝5敗1ノーコンテスト)がついにテイクダウンに成功した。比較的短時間でカーモントは立ち上がったが、ローラーもすぐに相手を再びグラウンドに引き戻した。残り時間1分を切る頃には再びカーモントをギロチンに捉えたが、今回もまた脱出されてしまった。

3ラウンド、カーモント(20勝7敗)はテイクダウンを防ぎながら時折打撃を散発的に命中させた。しかしローラーは再びカーモントを金網に押し込み、このラウンドの大半をその状態ですごした両者に対して観客からは試合が終了するまで継続的にブーイングが送られた。

ドス・アンジョス vs. ボーチェック

ライト級の一戦でブラジルのラファエル・ドス・アンジョスがオンタリオ在住のマーク・ボーチェックを3ラウンドにわたり明確に上回り3連勝をマークした。

判定は3名のジャッジ全員が30-27でアンジョスを勝者として支持した。アンジョスは18勝6敗となりボーチェックは11勝5敗となった。

1ラウンドを通じてドス・アンジョスとボーチェックの両者はペースの速い攻防を展開。ボーチェックは攻防をグラウンドに持ち込もうと試みるのに対し、ドス・アンジョスは攻防をスタンドに保とうとする展開が繰り返された。ブラジリアン・ファイターの堅実なディフェンスがそのテイクダウンを許さず、さらにそのスピードで多彩で強烈な打撃を相手に叩き込んだものの、ボーチェックは断固として自身の戦略を貫き、試合の流れをつかむべく奮闘した。

ボーチェックのローキックがローブローになったため、しばらく2ラウンド序盤で試合は中断されたもののドス・アンジョスが柔術黒帯の相手の腕に間接技を試みながら攻防をグラウンドに持ち込んだ。ボーチェックはそこから脱出はしたが、ドス・アンジョスがボーチェックを金網に押し込み攻防の主導権を握ったままだった。ラウンド中盤を過ぎた頃に攻防をスタンドに戻した両者だったが、ブラジリアン・ファイターはその流れを完璧にコントロールしたままその攻撃により無数の手傷を負ったボーチェックを再びグラウンドに引きずり込んだ。その後再び立ち上がった両者はこのラウンドが終了するまでスタンドでの攻防を繰り広げた。

最終ラウンドに入るとこれまでよりも二人のファイターが組み合ったままこう着状態に陥る攻防が多くなった。ラウンド終盤にレフリーのイーヴス・ラヴィーンにブレイクを命じられた両者だったが、ここでも最後のスタンドでの猛攻でドス・アンジョスがこのラウンドでの優勢を印象付けた。

ガーザ vs. ホーミニック

かつてはフェザー級のタイトルにも挑戦したマーク・ホーミニックだが、新星パブロ・ガーザにユナニマス判定で敗北。これで4連敗と苦しい状況に追い込まれた。

メインカードのオープナーとなったこの一戦の判定は29-27、30-26、そして29-28でガーザを勝者として支持。ガーザはこれで13勝3敗。オンタリオのホーミニックは20勝12敗と戦績を落とした。

二人のファイターは様子見には一切の時間を費やさず、試合開始のベルが鳴るとベテランのホーミニックはオクタゴンを突っ切り、ガーザはこれをパンチとキックで迎え撃った。ガーザはたくみに多彩な攻撃を織り交ぜ、上下に打ち分けながらホーミニックに距離をつかませなかった。しかしラウンド中盤、“ザ・マシーン”は距離を一瞬でつめると右のパンチを相手に叩き込んだ。さらにホーミニックは相手をマットに投げ倒し、相手のアームバーを防ぐと立ち上がった。残り時間1分、ホーミニックはボディへのパンチで相手をうずくまらせた。試合が決したように見えた一瞬だったが、そこから息を吹き返したガーザはラウンドが終了するまでにホーミニックの左目の下にカットを刻み込んでいた。

2ラウンドが始まると再び相手のボディを狙いながらガーザの後を追ったホーミニックだったが“ザ・スケアクロー”はこれをテイクダウンで切り返した。ホーミニックはボトム・ポジションから積極果敢にサブミッションを仕掛け続けたがガーザは上のポジションを保ったまま打撃を繰り出し続け、相手のベテラン・コンテンダーを一歩ずつ痛めつけた。

両目の下が腫れ上がったホーミニックは最終ラウンドが始まってもそのアグレッシブなスタンドの手を緩めることはなかったが、すぐに距離をつかんだガーザは再びホーミニックをテイクダウンした。残り時間1分少々のところでホーミニックは立ち上がることに成功したものの、そこにガーザは踊りかかりすぐに攻防をグラウンドに戻した。ホーミニックは最後に決死のアームバーを仕掛けたがガーザはそれを防ぐとそのプロ戦績最大の金星を確実なものにした。

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