UFC 154 回顧録

マイケル・ディサントがUFC 154を振り返る

統一王者となったジョルジュ・サンピエール当たり前のように勝利したGSP

 ジョルジュ・サンピエール(以下GSP)は今頃、車輌事故に遭ったように感じているかもしれない。

 頭はズキズキするに違いない。両手は間違いなくヒリヒリとしてるだろう。筋肉にはまだ乳酸が溜まっているはずだ。そして顔については、腫れが引いて傷が治るまでは、カメラの前でポーズをとったりする余裕はないに違いない。

 GSPの夜だったことは疑いがないだろう。また、カルロス・コンディットがGSPにとって最強の挑戦者だったことにも疑いはない。コンディットは第3ラウンド、素晴らしいヘッドキックでGSPにダメージを与えた。それは恐らく、GSPにとってマット・セラにノックアウトされて以来最も恐ろしい瞬間だっただろう。

 しかし、正直に思ったことを言えば、一方的な戦いだった。GSPは開始から最後まで試合を支配した。コンディットの雷の様なヘッドキックからも立ち直り、そのラウンドの大部分を支配した。ちなみに、その第3ラウンドだけは、10対10のイーブンだったと思う。

 膝前十字靭帯の負傷明けのため、GSPは決してキレてはいなかった。通常よりも早く疲労してしまった。それでも、そういった全ての事を考慮してもGSPのパフォーマンスは素晴らしかった。UFCで最も才能のある選手の1人が、GSPに25分間挑んできたということを忘れてはいけない。

 GSPのパフォーマンスについてケチをつける人は恐らく、GSPが4年間敵をノックアウトしていない、ということを指摘するだろう。とはいえその間、GSPはチアゴ・アウヴェス、ダン・ハーディー、ジョシュ・コスチェック、ジェイク・シールズ、カーロス・コンディットと対戦した。彼らはUFCの殺戮部隊だ。たとえ判定勝ちであっても、それらの相手に対して試合を支配して勝ってきたという事実は驚くべきことだ。

 そしてもちろん、わかっているとも! 君たちはアンデウソン・シウバとのスーパーマッチについて聞きたいんだろ? さてさて、彼の名前を出すまで700語強を費やしてしまった。ただ、これについては次回のコラムで語りたいと思う。

GSPの次の挑戦者はヘンドリックスか?

 ジョニー・ヘンドリックスは自身初のタイトルマッチに出場することを狙っている。ヘンドリックスは17日、自身が次の挑戦者に値するかどうかという議論を力づくで巻き起こしてみせた。

 ヘンドリックスは、あまり適切とはいえない距離から左拳を放ち、マルティン・カンプマンを打ち倒した。ヘンドリックスの拳は到底クリーンヒットには見えなかったが、カンプマンはキャンバスに仰向けに倒れることになった。

 この対決を見ていた人は、私と同様のリアクションをとったに違いない。「おぉ!この 男の左腕にはとてつもないパワーが宿っている」と。

 ヘンドリックスはこれまで、強力な対戦相手をいとも簡単に片づけてきており、この階級において無視できない存在となった。目下5連勝中である。最近の3試合の相手はジョン・フィッチ、ジョシュ・コスチェック、マルティン・カンプマンと、いずれも同階級で長い間最強の1人とみなされてきたファイターだ。そしてヘンドリックスはその全てを倒した。

 レスリングのスーパースターであるオクラホマ州立大学卒のヘンドリックスが、王座に挑む時が遂に来た。ヘンドリックスはそのチャンスに十分に値する。

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