エヴァンズ、ミオチッシ、ジョーダンが勝利:UFC 161 メインカード結果

UFC 161 メインカードの結果を見てみよう。
土曜日にウィニペグのMTSセンターに集まったファンたちは、玉石混合のパフォーマンスを目にすることとなった。 この日のメインイベントにおいて、ラシャド・エヴァンスダン・ヘンダーソンがお互い警戒しながらの戦いを見せたのに対し、パット・ベイリーロイ・ネルソンといったヘビー級選手たちは、それぞれショーン・ジョーダンスティペ・ミオチッシという有望株に敗れてしまったのだ。

ダン・ヘンダーソン VS ラシャド・エヴァンス
お互い前戦を惜しくも落としている二人、元UFCライトヘビー級王者のラシャド・エヴァンズと、元ストライクフォースとPRIDEの王者であるダン・ヘンダーソンが、栄光を取り戻すためにUFC 161のメインベントが激突した。お互い常に計算をしながらの一進一退の攻防の末、コンディショニングで勝り積極的に攻撃を仕掛けたエヴァンズが、決して衰えないパワーを誇るヘンダーソンに2-1の判定で辛勝した。

試合開始後、腰を低くした構えから距離を取り、パーリングを駆使して間合いを制そうとする両者。素早い出入りを繰り返すエヴァンズは、左ジャブを当ててヘンダーソンを下がらせる。さらにテイクダウンも仕掛けて手数で上回ったエヴァンズ。しかしラウンド後半にヘンダーソンのジャブがヒットしエヴァンズの膝が落ちる! ヘンダーソンの追撃を凌いだエヴァンズは、さらに長い距離から立て直していった。 

2ラウンド開始後にテイクダウンを奪ってみせたエヴァンズ、さらにバックに回ってケージ際でヘンダーソンをコントロールする。やがて二人は激しい打ち合いに。ヘンダーソンはエヴァンズの顔面に膝をヒットさせるが、エヴァンズもヘンダーソンをフェンスに押し付ける。エヴァンズがさらにテイクダウンを仕掛けると、そこに得意のクリンチからの肘を狙うヘンダーソン。しかしラウンドが進むにつれ、鋭い動きを続けるエヴァンズに対してヘンダーソンの動きは落ちていった。

3ラウンド開始すると打ち合う両者。エヴァンズは右の連打を当ててペースを掴む。その後もエヴァンズは打撃とテイクダウンを混ぜて攻撃を続け、右とケージコントロールを駆使してへんダーゾンにダメージを与えていった。

判定は29-28、29-28、28-29で二者がエヴァンズを支持。これでエヴァンズは23勝3敗1分となり、ジョン・ジョーンズの持つUFCライトヘビー級最多勝利数に並ぶこととなった。ヘンダーソンはこれで29勝10敗に。

エヴァンズとヘンダーソンの試合後インタビューはこちら

スティペ・ミオチッシ VS ロイ・ネルソン
スティペ・ミオチッシが、タイトル挑戦に向けて快進撃を続けていたロイ・ネルソンを見事に止めてみせた。早いペースのヘビー級同士のボクシングの攻防で幕を開けたこの試合は、やがて一方的な展開となり、ミオチッシがスタミナの違いを見せつけることになったのだ。

試合開始と同時に素早い動きを見せた両者。ミオチッシはテイクダウン狙いと見せかけてストレートを当てれば、ネルソンも上下に散らして右を振り回す。前にでるネルソンに対して右の連打を当てるミオチッシ。ネルソンのテイクダウンも防ぎパンチもかわすミオチッシは、コンビネーションを放って打撃の的中率をどんどん上げてゆく。さらにバックも奪ってみせたミオチッシは離れても強烈な右を当ててネルソンを追い込む。打たれ強さを見せるネルソンだが、スタミナが切れ始める。さらにミオチッシの攻勢が続き、ラウンド終了時にはネルソンは傷つき疲れ果て、両手を膝に当てて前屈みになってしまう有様だった。

2ラウンド、明らかに動きが落ちたネルソンは、打ち合いの最中にも両手を腰に置く始末。ここからミオチッシは強烈な左を当ててネルソンを下がらせ、さらに至近距離からの肘を当てて行く。左、膝、ローとさらに畳みかけるミオチッシは、回りながら狙い撃ち。ネルソンも必死に力を込めてアッパーを放ちミオチッシを下がらせるが、ミオチッシはすぐにコンビネーションで反撃し、さらにテイクダウン狙いも交えてネルソンを動かしていった。

3ラウンド。フック、アッパー、ストレートと当てていくミオチッシに対して、ネルソンは必死で右を振り回す。ネルソンがなんとか距離を詰めようとするが、ミオチッシは走り去ってしまう。逆にテイクダウンを奪ったミオチッシは、ネルソンを立たせてからケージ際でさらにダメージを与えていった。

判定は三者とも30-27でミオチッシ。勝者はこれで10勝1敗となった。その唯一の敗戦は9月にステファン・ストゥルーヴに喫したもののみ。これまで3連勝をしていたネルソンはこれで20勝8敗に。この試合で、ヘビー級試合でKOされないままもっとも多くのパンチを受けたというUFC記録を更新したのではないかと思われる。

ミオチッシの試合後インタビューは こちら。 イゴール・ポクライェク (206) VS ライアン・ジモー

ライアン・ジモーVSイゴール・ポクライェク
カナダ、アルバータ州出身のライアン・ジモーが泥仕合の末、イゴール・ポクライェクに3-0の判定勝ち。この日のカナダ人の戦績を7戦6勝とした。

1ラウンド、ハードヒッターのジモーは前に出て行くが、ポクライェクに組み止められて試合は膠着。やがてレフェリーのブレイクが入る展開が3度も続いた。その後やっとお互い離れて蹴りの交換を開始。ジモーが強打を当てれば、ポクライェクもカウンターを返していった。

2ラウンド、ジモーの右がヒットしてポクライェクがダウン! 追撃はなんとか凌いだポクライェクだが、ジモーはガードの上に入って肘と拳を振り下ろしてゆく。ポクライェクモアップキックからの三角狙いを見せるもの、ジモーが上から主導権を握ったままラウンドは終了した。

3ラウンド。ジモーはまたしてもグラウンドに持ち込むが、ポクライェクも下から冷静にサブミッションを狙ってゆく。上をキープするジモーはパウンドを当て、ポクライェクのギロチンも防いでみせる。やがてスタンドに戻ると、ジモーはポクライェクに組み付いてケージ際で膠着。ポクライェクとレフェリーの両者の願いも空しく、ジモーが動くことはなかった。

判定は三者とも30-27でジモーに。しかし勝者のジモーは試合後オクタゴンで行われたインタビューで観客に謝罪した。これでジモーは18勝2敗に。ポクライェクは25勝10敗1ノーコンテストとなった。

ライアン・ジモーの試合後インタビューはこちら

アレクシス・デイヴィスVSロシ・セクストン
カナダにおける初のUFC女子試合は、同時に判定にもつれこんだ初の女子試合となった。カナダ生まれのアレクシス・デイヴィスが、英国マンチェスターのロシ・セクストンに3-0の判定勝利を収めた。

試合開始後激しく動く二人のバンタム級ファイターたち。デイヴィスはクリンチから攻防をケージ際に持ち込むが、セクストンは逃れてケージ中央に戻る。テイクダウンを仕掛けたセクストンだが、デイヴィスは逆にバックを奪い三角締めの体勢に! セクストンはデイヴィスをケージに押し付けて防御し、さらに上からパンチを放つ。対するデイヴィスも三角を締め直すが、セクストンはタップしないままラウンドが終了した。

2ラウンド。再びクリンチにいくデイヴィスだが、セクストンはアッパーを放ってゆく。テイクダウンを奪ったセクストンはサイドに移行するが、デイヴィスは上を取り返してセクストンのガードの中に。そこからの打ち合いは重力を味方をつけたデイヴィスが優勢に。逃げようとしたセクストンを捕らえたデイヴィスはバックを奪取すると、ネッククランクを仕掛けた後、バックマウントでセクストンの体を伸ばすことに成功。なすがままにパンチを浴びるセクストンだが、ラウンド終了まで耐え抜いた。

3ラウンド、セクストンはデイヴィスのテイクダウンを切ってみせる。それでもデイヴィスは試合をグラウンドに持ち込みバックマウントで四の字ロックに。セクストンはなんとかガードに戻すもののパンチを被弾してしまう。その後セクストンは上を取り返して腕狙いにいくが、デイヴィスが再び腕を取り返す。ことに成功し、パウンドを当ててゆく。そこからお互いパンチを入れ合う中で試合が終了した。

判定は二人が29-28、一人が29-27で柔術黒帯のデイヴィスに。デイヴィスはこれで14勝5敗に。35才で女子MMAのパイオニア的存在であるセクストンは13勝3敗となった。

デイヴィスの試合後インタビューはこちら

ショーン・ジョーダンVSパット・ベイリー

この日のメインカードの第一試合で、ヘビー級戦士たちが観客を沸かしてのけた。ショーン・ジョーダンはわずか1分足らずで、親友にして人気者のパット・ベイリーを沈めたのだ。

お互い低く構えて回る両者。やがてベイリーは強烈なローキックを放つ。以前スロースターターとして知られていたジョーダンは、お返しに前に出て強烈なアッパーカットを二発ヒット! そのまま下がるベイリーを追っていったジョーダンはさらに追撃。ベイリーがマットに崩れると上からフックの雨を降らせて試合を決めた。

公式試合時間は59秒。ジョーダンの戦績はこれで15勝4敗に。そのUFCでの勝利は全てTKO勝利だ。対するベイリーのほうはこれで8勝6敗。この5試合にわたって勝利と敗北を繰り返していることとなる。

ジョーダンの試合後インタビューはこちら

メディア

最新
Neil Magny reflects on his experience on The Ultimate Fighter and what compels him to perform at his best every time he enters the Octagon.
2014/10/22
ジョゼ・アルドはジュニオール・ドス・サントスと共にトレーニング。チャド・メンデスがリオに到着。フィル・デイヴィスは自身の体重をチェックする一方、グローヴァー・テイシェイラはUFCでの初敗北からの復活を胸にトレーニングを続ける。
2014/10/22
All-time great Anderson Silva discusses the growth of MMA, how his injury impacted his life outside the Octagon, and how he is preparing to face dangerous striker Nick Diaz at UFC 183.
2014/10/22
Team Alpha Male leader Urijah Faber previews the main event showdown between teammate Chad Mendes and Jose Aldo at UFC 179.
2014/10/22