「ランブル」ジョンソン、鮮烈にUFC復帰

UFC 172メインカードの結果は以下の通り。
4月26日、ボルチモア:土曜のボルチモア・アリーナで行われたUFC 172にて、かつてウェルター級としてUFCで戦ったアンソニー・"ランブル"・ジョンソンは二年振りのオクタゴン復帰戦を勝利で飾った。それも単なる勝利ではなかった。以前と比べて格段の精神的な成熟を見せつけたジョンソンは、そのパワーとレスリングを活かしてライトヘビー級4位の フィル・デイヴィスに3−0の判定(三者とも30−27)で完勝したのだ。ジョンソンはこれが12年に ヴィトー・ベウフォートに敗れて以来のUFC参戦だった。以前UFC参戦時には常に体重の問題に悩まされたジョンソンは、ライトヘビー級に階級を上げて以来、そのキャリアにおける新しい章を突き進んでいるのだった。

1ラウンド、ジョンソンはデイヴィスのテイクダウン狙いをことごとく阻止。これがこの試合の鍵となった。やがてジョンソンはエンジンを上げて打撃を当ててゆきデイヴィスの左目を切り裂く。デイヴィスも必死に反撃したが、全ての面でジョンソンが圧倒した。

2ラウンドもジョンソンの打撃による猛攻は止まらない。デイヴィスもひるまず打ち返し、激しい打ち合いに場内は沸いた。終盤デイヴィスはテイクダウンを狙うがジョンソンはまたしてもディフェンス。自信のほどを深めていった。

3ラウンド、劣勢を挽回しようと何度もテイクダウンを試みるデイヴィス。しかしジョンソンはそれを切っては右を当てて行き、UFCにおける復活を高らかにアピールした。

この勝利でジョンソンは17勝4敗、7連勝を飾った。デイヴィスの方は12勝2敗に。


ロックホールド vs. ボーシュ

元ストライクフォースミドル級王者の ルーク・ロックホールドティム・ボーシュから1ラウンドで一本勝ち。そのキャリア最高の内容の圧勝劇だった。

試合開始後にテイクダウンを狙ったボーシュ。対するロックホールドはガぶるとそのまま横三角締めをがっちりとロック。ボーシュはなんとか逃れようと動くが、ロックホールドはやがてボーシュの片腕をキムラロックに捕らえてねじりあげてタップを奪った。2分08秒のことだった。

試合後にヴィクトー・ベウフォートや マイケル・ビスピンとの対戦をアピールしたロックホールドは、これで12勝2敗に、ボーシュは17勝7敗となった。


ミラー vs. メデイロス

この日 ジム・ミラーはその能力を存分に見せつけ、1ラウンドで代役出場のヤンシー・メデイロスから一本勝ちを収めたのだった。

この試合、いつもより多くキックを放っていったミラー。しかしメデイロスに大きなダメージを与えたのは左のボディだった。その後ミラーはメデイロスをコーナーに詰めると必殺のギロチンへ。3分18秒でメデイロスを締め落としたのだった。

この勝利でミラーは24勝4敗1ノーコンテストとなった。もともとジョー・エレンバーガーとの試合が用意されていたが、ミラーの相手の ボビー・グリーンが負傷をしたため代役としてこの試合に臨んだメデイロスはこれで9勝2敗1ノーコンテストとなった。


ホロウェイ vs. フィリ

急上昇中のフェザー級スター、マックス・ホロウェイは、序盤こそ調子が出なかった者のやがてエンジンを上げ、 アンドレ・フィリから3ラウンドで一本勝ちを収め、成長を見せつけた。ホロウェイはこれで9勝3敗に、フィリは13勝2敗となった。

激しい攻防となった1ラウンド。ホロウェイは打撃の正確さで勝るものの、フィリはより派手な打撃を当てて行く。さらにフィリは後半テイクダウンを奪って良い印象を与えることに成功した。

2ラウンド、ホロウェイの打撃がフィリを捕らえることが増えてゆく。フィリもホロウェイがバランスを崩したのに乗じて上を取ることに成功したものの、その後有効な攻撃を繰り出せずにブレイクされてしまった。

3ラウンド、フィリはまたしてもテイクダウンに成功。しかしホロウェイはやがて立ち上がって打撃を当てて行く。そして強烈な右を当てたホロウェイはさらに近距離から打撃のラッシュを集めてゆく。そして苦し紛れにテイクダウンに来たフィリを、ホロウェイはギロチンで捕獲。3分39秒でタップを奪った。

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