ジョーンズがテイシェイラを圧倒 UFC 172

UFC 172のメインイベントの結果は以下の通り...。
ボルティモア現地時間4月26日 – 昨年9月のアレクサンダー・グスタフソン戦での辛勝を経たUFCライトヘビー級王者のジョン・ジョーンズが、果たして再び彼の王座を奪う為にあらゆる手段を講じてくる歴戦の猛者達のひしめく戦場に身を投じる気になるのかどうかを疑問に感じて人々は居たかもしれない。だが、土曜の夜にボルティモア・アリーナで一方的なユナニマス判定で挑戦者のグローヴァー・テイシェイラを下したジョン・ジョーンズは彼がそのような過酷な戦場に飛び込む気概を十分にもつことのみならず、これまで以上に進化を遂げている事も証明してみせた。

ジョーンズ自身が「全てが改善された」と語ったそのパフォーマンスを三名のジャッジ全てが50−45でジョーンズが試合に勝利したと判定する結果となった。

ジョーンズがキックで試合を組み立てるのに対してテイシェイラは顔面への数発のパンチで応戦した。ジョーンズの最初のテイクダウンの試みはしっかりと防御され、前に進み続けるテイシェイラは王者の顔面にパンチを集めるべくあらゆる手段を尽くしている様に見えた。ジョーンズは多彩な攻撃を打撃に織り交ぜてはいたが、これと言った有効打はこの時点では見られなかった。残り時間2分の時点でテイシェイラの蹴り足を掴んだジョーンズはテイクダウンに成功したものの、ブラジリアン・ファイターはすぐさま立ち上がると即座に距離を詰めて彼の人生を変える一撃を命中させるべく奮闘した。

2ラウンド序盤のジョーンズのテイクダウンをスプロールでかわしたテイシェイラはオクタゴン内を回り続ける王者を追いかけ続けた。テイシェイラの突進に巧みなカウンターを繰り出していたジョーンズの防御もまた堅実だった。ジョーンズのサミングに対してレフリーのダン・マグリオータが警告をするために、すこしの間試合が中断された。その後試合が再開されると金網際にジョーンズを追い込んだテイシェイラは数発の強烈なフックでジョーンズを捉え、この試合中テイシェイラにとって最大の見せ場を作り出した。しかしその後ジョーンズは長い両手を相手の眼前に突き出し、挑戦者のパンチと突進を妨げながら一連のヒジ打ちで反撃を繰り広げた。

試合が3ラウンドに入る頃にはジョーンズがテイシェイラを手玉に取るようなシーンが見られる様になり、ジョーンズの無数のパンチやキックにさらされたテイシェイラの口からはマウスピースがこぼれ落ちる程だった。テイシェイラはジョーンズにテイクダウンは許さず、金網際では瞬間的な攻勢も作り出した。しかしジョーンズはその都度即座に試合の主導権を奪い返しテイシェイラの右目の上を切り裂くとすばらしい攻撃の数々を披露した。

ジョン・ジョーンズのMMAクリニックは4ラウンドに入っても続けられ、テイシェイラの口からはまたもマウスピースが飛び出した。ブラジリアンの顔面のカットは一層悪化し、26歳の王者が堅実にテイシェイラにダメージを与え続けると、ラウンド終了直前にテイシェイラはジョーンズのテイクダウンを許し、ジョーンズに押さえ込まれる格好でこのラウンドが終了した。

最終ラウンドが始まるとジョーンズは直にテイクダウンに飛び込んだが、ここはテイシェイラもすぐに立ち上がってみせた。両者が至近距離で打撃を交換すると、三度テイシェイラの口からマウスピースがこぼれ落ちた。試合終了の瞬間までテイシェイラは前に出続け攻撃を繰り出したものの、無理な打ち合いには応じず巧みに距離をとる王者を捉える事は出来なかった。

ジョーンズはこの一戦での勝利でその戦績を20勝1敗と伸ばした。一方34歳のテイシェイラはその連勝は20でストップし、23勝3敗と戦績を落とした。

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