ローリー、ウッドリーを倒して存在感を見せつける

UFC174 メインカードの結果は以下の通り。

6月14日、バンクーバー:2010年にこのロジャース・アリーナ にてカーロス・コンディットにキャリア初敗北を喫した ローリー・マクドナルドは、この土曜日に見事に悪いジンクスを払拭してみせた。マクドナルドはUFC 174の共同メインイベントにて、自らと同じくミドル級ランカーの タイロン・ウッドリーを完封し、3-0の判定勝利(三者とも30−27)を収めたのだ。

これでマクドナルドは16勝2敗、ウッドリーは13勝3敗となった。

1ラウンド、地元の観客の声援に乗ったマクドナルドはウッドリー相手に間合いを支配し、強いジャブと蹴りを入れながら、ウッドリーのテイクダウン狙いを切ってゆく。残り90秒のところでテイクダウンに成功したウッドリーだが、マクドナルドはすぐに立つとまたもや上下に打撃を散らしていった。

2ラウンドもマクドナルドは打撃でプレッシャーをかけ続ける。対するウッドリーはケージを背にマクドナルドの攻撃を上下に一方的にもらうのみで、リズムを掴むことができなかった。

3ラウンド、後がないウッドリーはいきなりラッシュ。しかしそれを凌がれるとまたケージに追い詰められて打撃をもらうことに。さらに残り1分の時点では、マクドナルドが強豪レスラーのウッドリーからテイクダウンを奪い、その実力差を見せつけた。さらに上から後列なパウンドを打ち付けた24才の「エース」ことマクドナルドが、完璧なゲームで勝利したのだった。

ベイダー vs. カヴァウカンチ

激戦が予想されたライトヘビー級戦は、結果的にライアン・ベイダーのレスリング教室と化してしまった。ベイダーは、ハファエル・"フェイジャオン"・カヴァウカンチを3ラウンド圧倒して3−0の判定勝ち(三者とも30−27)を収めたのだ。

これでベイダーは18勝4敗、カヴァウカンチは10勝5敗1ノーコンテストとなった。

1ラウンドからベイダーは打撃とテイクダウンを上手く織り交ぜ、カヴァウカンチに攻撃を読ませない。カヴァウカンチの豪腕も上手く避けたベイダーは、グラウンドでも上からボディを当てて圧倒した。

2ラウンド、カヴァウカンチはベイダーの最初のテイクダウンこそ防いでみせたものの、2分過ぎには結局てテイクダウンされてしまう。一度は立ち上がったカヴァウカンチだが、ベイダーはその強烈なもらうことなくまた試合をグラウンドに持ち込んだのだった。

3ラウンド、コーナーからの激を受けたカヴァウカンチはとうとう前に出て、強烈な打撃を入れることに成功。ベイダーのテイクダウンも二度に渡って防いでみせた。しかしTUF覇者のベイダーは3度目のトライでテイクダウンに成功し、そこから試合を優位に進めて勝利をものにした。

アルロフスキー vs. シャウブ

先週のディエゴ・サンチェスロス・ピアソン戦に続いて、 またもや疑問の残る判定が下されてしまった。今回の舞台はヘビー級。UFCに復帰した元王者のアンドレイ・アルロフスキーが、 ブレンダン・シャウブ相手に2−1の判定勝利(29−28、28−29、29−28)を告げられたのだ.

「なんかジャッジたちの間で大きな変更でもあったとしか考えられないよ」とシャウブは語った。「ジャッジたちが何をやっていたのかを知らないが、試合を見てなかったのは確かだね。アンドレイはビッグスターだし、ファンの声援に惑わされたのかも知れないね。でもパンチのヒット数の統計を見てから、どっちが勝ったのか改めて教えて欲しい。先週のサンチェスとピアソンの試合も悪い判定だったけど、まさか同じことが僕に起こるなんてね。最初のラウンドをアンドレイに付けるのはありかもしれないけど、向こうが取ったのはそれだけだ。アンドレイが当てた有効な打撃は二発の頭突きだけだよ。他になんと言ったらいいかすら分からんよ」

先週のサンチェスvsピアソンほど酷い判定ではなかったものの、アルロフスキーの勝利が告げられると場内からは反対の声が巻き起こったのだった。

1ラウンド、アルロフスキーが距離を詰めてシャウブをケージに押してゆくと、観客からはブーイングが。その後シャウブは右を当てるがアルロフスキーは再び組んで押して行く。さらに離れても同じことが繰り替えされ、アルロフスキーはクリンチ状態でケージに相手を押し付ける以外のことはしなかった。

2ラウンドも似たような展開が続く。シャウブは少なくとも大振りのパンチを入れようとするが上がらない。終盤になってアルロフスキーはようやく強い打撃を放っていったが、有効打はなかった。

3ラウンド、シャウブはこの試合はじめてテイクダウンに成功し、上から打撃を当ててゆく。なかなか起きる努力すら見せなかったアルロフスキーが、残り1分のところでやっと立つ。スタミナの切れた両者はクリンチの攻防を続けるが、最後になって打ち合いに。シャウブは目と頬の上をカットしており、それがアルロフスキー勝利の判定につながったと思われる。

「入場時と最初のラウンド、僕の腕と足は震えていたんだよ」とアルロフスキーは語った。「オクタゴンに戻るのは楽しみだったけどナーバスでもあったんだ。帰って来れて良かった。ファンの声援は最高だったよ。歓迎、そして期待してもらえるのは本当に嬉しいことだ。決してこの瞬間は忘れない。動いてチャンスを作って1ラウンドで相手をKOするのがゲームプランだったけど、うまくいかなかった。もっと動きたかったんだけど、ブレンダンはうまくこちらの動きを封じたよ。」 ”

2008年3月以来のUFC登場となったアルロフスキーはこれで22勝10敗1ノーコンテストに、シャウブは11勝4敗となった

アルロフスキーの試合後インタビューはこちら

サンプルー vs. ジモー

ライトヘビー級の有望株 オヴィンス・サンプルーライアン・ジモーから2ラウンドで口頭タップを奪って5連勝を飾った。

1ラウンドから打撃で攻めたジモーだが、サンプルーの速い左をもらって出血してからはプランを変更することを余儀なくされ、クリンチに。離れてから蹴りで攻めていったジモーだが、その後にサンプルーは強烈な左を当ててさらにテイクダウンを決めた。

2ラウンド、ジモーがスリップした機に乗じてサンプルーは上に。さらにそこからマウントを奪うとジモーの腕を背後に捻り上げる。負傷したジモーは2分10秒口頭でタップした。

サンプルーはこれで16勝5敗に、ジモーは19勝3敗となった。

サンプルーの試合後インタビューはこちら

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