マンチェスター大会、メインカードの結果

UFC ファイトナイト大会の結果は以下の通り...。
土曜の夜に英国マンチェスターのPhones 4U アリーナで開催されたUFC ファイトナイト大会のメインイベントで元UFCライトヘビー級王者のリョート・マチダがかつてのトレーニング・パートナーであるマーク・ムニョスを1ラウンドでノックアウト。“ザ・ドラゴン”はそのミドル級への転向で好調な滑り出しを見せた。

「自分にとっても大変辛いことだった。マークは私の良き友人でもあるからね。でもプロフェッショナルとしてそんな事を考えてはいられないんだ。」マチダは続けた。「自分の仕事をやらなくてはいけない。」

序盤の2分間にはブラジルのマチダが一発のミドルを命中させた以外にはこれといった攻防は見られなかった。二発目のより強力なミドルが叩き込まれたその直後、“ザ・ドラゴン”は意表をついたハイキックをムニョスの左側頭部命中、ムニョスは勢いよく倒れ込んだ。マチダは即座にフィニッシュに飛び込むも、ムニョスが既に試合続行な様子を見て取り追撃の手を止めると同時にレフリーのレオン・ロバートが試合の終了を宣告。時間は1ラウンド3分10秒だった。

この勝利でマチダは戦績を20勝4敗とのばし、ムニョスは13勝4敗となった。

ギラード vs. ピアソン

この一戦ではファイターがマットに手をついている状態への攻撃に関する物議をかもす事の多いルールの問題が再燃してしまった。エキサイティングな展開になりかけたライト級のメルヴィン・ギラードロス・ピアソンの試合にはまさにこれから、と言うところでノーコンテストが宣告された。

試合が開始されるとギラードはその打撃に自信を持って相手を攻め立てたが、ピアソンも打撃を返しながらダッキングを駆使した素晴らしいディフェンスを見せた。その後両者の攻防がグラウンドにもつれ込むと、両者の立ち上がり際にギラードは二発のヒザ蹴りをピアソンの頭部に叩き込んだ。最初の一撃は明確に有効な一撃であったものの、二発目が命中したときにピアソンの手はキャンバスに触れていたためグラウンド状態のファイターと見做され、頭部へのヒザ蹴りが反則となるボーダーラインと言えなくもない状態だった。ピアソンの額に大きなカットが刻まれたことも災いし、レフリーのマーク・ゴッダードが1ラウンド1分57秒に試合のノーコンテストを宣告した。

これでギラードの戦績は48勝13敗3分け2ノーコンテスト、ピアソンの戦績は17勝6敗1ノーコンテストとなった。

マヌワ vs. ジモー

ロンドンのライトヘビー級、ジミ・マヌワは試合中にライアン・ジモーが左足を負傷した為に第2ラウンド、TKOによる勝利を収めた。勝利を得たとは言えマヌワにとってこれは再びフラストレーションのたまる結果となってしまった。

無敗を守ったマヌワの戦績は14勝0敗で、これには2月のシリル・ディアバティ戦での同様なTKO勝利が含まれている。

僅か7秒で勝利を収めたアンソニー・ペロシュとのデビュー戦の再現を狙ったエドモントンのジモー(18勝3敗)は一気に相手に襲いかかったが、秒殺KO劇の再現は実現せずに両者は金網際での膠着状態に陥った。レフリーのニール・ホールは両者にブレイクを命じたが、両者は再びクリンチにもつれこみ、その攻防は数発のヒザ蹴りを互いに打ち合うにとどまった。再度のブレイク後、両者は共にキックを交換し、そしてラウンド終盤になるとマヌワが数発のパンチを命中させた。

第2ラウンドの幕開けも、組み合って膠着する両者にブレイクが命じられるといった展開から始まった。その後遠い間合いからのキックでマヌワが試合の主導権を握り始めたかに見えたが、ジモーが盛り返すと攻防は再び膠着状態に陥った。何度か繰り返された膠着とブレイクのなかで、ジモーが不意に左足を負傷しマットに崩れ落ちた。レフリーのホールは即座に両者の間に割って入り、2ラウンド4分41秒に試合の終了を宣告した。

パーク vs. タック

ライト級の有望ファイター、ノーマン・パークが素晴らしいスタンドで攻防で試合を支配し、3ランドのユナニマス判定でジョン・タックにプロ初黒星をプレゼントした。

ジャッジの判定は29−28が二名、そして一名が30−27でパークを勝者とした。

1ラウンドは両者が互いに豊富な手数で攻防を繰り広げ、その中ではタック(7勝1敗)がやや優勢に思われた。しかしより効果的な攻撃を繰り出していたのは北アイルランドのパーク(20勝2敗)で何度も左のカウンターでタックの顔面を捉えると、ラウンド終了時には素晴らしいテイクダウンも成功させた。

2ラウンドに入るとパークの打撃の手数と絶え間ないプレッシャーがタックを防戦一方に回らせ、TUF スマッシュズ優勝ファイターは疲労の見えるタックに何度も打撃を叩き込み、その試合の流れは目に見えて一方的なものとなった。

最終ラウンド、タックは必死の反撃を繰り広げたが、パークの優勢は変わらず5分間に渡り巧みな打撃で相手を突き放し、10連勝目となる勝利をその手に収めた。

ムソーク vs. サカラ

ミドル級のベテラン、アレッシオ・サカラと急遽の代打出場となったニコ・ムソークの荒々しい一戦の結末はその始まりと同じく激しいもので、UFCデビュー戦となったムソークがサブミッションによる勝利を収めた。 最初の一撃でニューカマー、ニコラスをぐらつかせたサカラはがっちりとしたテイクダウンを成功させたがこれは立ち上がられてしまった。直後のスタンドの攻防で今度はムソークがサカラをぐらつかせると両者は激しい打ち合いを繰り広げ、そしてムソークがテイクダウンを成功させた。有利なポジションを伺うムソークに対してサカラは下のポジションで動き続けると上を取り返したものの、ムソークは素晴らしいアームバーでこれを切り返し試合を3分07秒で終わらせた。

この勝利でムソークは戦績を11勝2敗1ノーコンテストと伸ばし、サカラは19勝11敗1ノーコンテストとなった。

ニコラス・ムソークの試合後インタビューはこちら

リネカー vs. ハリス

UFC参戦以来、三度目の計量失敗と言う失態を演じて罰金を科せられたブラジルのジョン・リネカーだったが、そのフライ級の一戦でフィル・ハリスを1ラウンドでノックアウト。勝利ボーナスを手中に収める事には成功した。

序盤はポーツマス出身のハリスがその打撃でいくらかのポイントを積み上げたものの、リネカーの強打は命中するたびに英国人を痛めつけ、何度となくその強打を頭部に被弾したハリスが傷つき、そしてぐらつくと、2分51秒、リネカーはそのボディに強烈な一撃をめり込ませ相手を崩れ落ちさレフリーのニール・ホールのストップを呼び込んだ。

三連続KO勝利を収めたリネカーは戦績を23勝6敗と伸ばし、ハリスは22勝11敗1ノーコンテストとなった。

ジョン・リネカーの試合後インタビューはこちら

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