UFC on FUEL TV 2 プレリム結果 - ショットガン、ワイズリーに勝利し生き残る

UFC on FUEL TV 2、プレリミナリー・ファイトの結果は以下の通り…。
4月14日ストックホルム-UFCに登場以来2連敗と苦しんだ英国のフェザー級ジェイソン・ヤングは大きな重圧の下で土曜日にエリクソン・アリーナで開催されたUFC on FUEL TVで行なわれたエリック・ワイズリーとの一戦を迎えた。もしこの一戦を落とすようなことがあれば、彼はおそらくUFCとの契約を失い、同時に彼にUFCとの契約をもたらしたその才能を披露することに失敗すると言うことになる。

失うものが大きい中、ヤングはその重圧の下で縮こまってしまうことは無かった。むしろ彼はそのプレッシャーを更なる集中力と絶対に失敗をしないという強い決意を得たように見えた。彼の戦略はきわめて堅実で整然としており、自制を忘れず、不用意に攻め立てることで相手に隙を見せてしまうことが無いようにしっかりと自制をしながらワイズリーを攻略した。

前戦を落としているワイズリーもまたプレッシャーの下でこの試合に臨んだが、すぐに彼は自身の戦略から外れていったように思われた。3ラウンドを通じてヤングはテイクダウン、キック、そして強烈な右のパンチでしっかりとポイントを積み重ねていった。セコンド陣に発破を掛けられたワイズリーは最終ラウンドこそ力強く討って出たがヤングはすぐに彼にペースを落とさせ再び間合いの取り合いをコントロールした。

勝利を確信したヤングは試合の終盤に数発の強打も繰り出したがワイズリーは持ちこたえた。ワイズリーは30-28、29-28、29-28の満場一致の判定で勝利したが、何よりも彼にとってうれしかったことは彼のキャリアの中で決定的な一戦の中で目覚しいスキルと冷静さを披露できたことだった。
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トールセンvs.ヨセフ

べサム・ヨセフはスウェーデン出身、そしてサイモン・トールセンは隣国のノルウェイ出身とあって、この一戦はさながらチーム対抗戦の様相を帯びたものであった。紙面では国際的な経験もあるトールセンが6勝0敗ながらも比較的プロ経験の浅いスウェーデン人ファイターのヨセフに勝つ賞賛が高いだろうと言う論調が見られた。

しかし生まれつきの攻撃性のためか、はたまた試合がストックホルムで行なわれたためかはともかく、ヨセフは強烈に相手を攻め立てた。ヨセフはいつもなら氷のように冷静な態度のトールセンを叩き起こすかのような猛烈な左右のパンチで試合の序盤からその主導権を握ろうとした。

トールセンは相手のペースでの試合に巻き込まれたが、彼の経験がヨセフは彼を電話ボックスの中で殴りあうような乱戦に持ち込もうとしていることだとを回避させた。ようやく隙を見つけたトールセンは片足タックルでヨセフを倒し、その背中をマットに押し付けた。これには意表をつかれたヨセフだったが、驚くべきことにヨセフはトールセンをフルガードに捉えると、下からの打撃で相手の攻撃を封じてしまった。

ヨセフのパフォーマンスは観客から怒涛のような歓声を引き出した。トールセンの戦略はヨセフとの距離をとることであった。わずかな時間の首相撲の攻防で、スウェーデン人・ファイターが何発かの素晴らしいヒジを相手に叩き込んだ。首相撲から再び距離が空いたとき、トールセンはヨセフに追いすがり相手をマットに崩すと一瞬のうちにダース・チョークに捉えた!

このダースは極まらなかったものの、これが決着のきっかけとなった。欧州のMMA界では競合グラップラーとしての評価の高いトールセンは、ダースが外されるとすぐにギロチンに切り替えた。彼はギロチンを利用してヨセフを回転させるとそのバックを奪い、リア・ネイキッド・チョークをその首に深々と沈めて2ラウンド2分36秒にタップを奪った。
大きな1勝をあげたトールセンが語らなくてはならないことを聞いてみよう

マダディvs.イズケルド

スウェーデンのレスリング王者対キューバのカラテ王者-こんな試合が判定になるなんて有り得ないことだ。レザ・マダディが入場すると会場は爆発し、彼の入場局である地元の賛歌に合わせてすべての観客が立ち上がって手拍子を打った。

1分も立たないうちにレザがヨイスランディ・イズケルドをマットに寝かせたとき、キューバン・ファイターにとって今夜の試合は短いものになりそうに思われた。しかし彼の頭には違った考えが浮かんでいた-彼はすぐにそこからエスケープしスタンドに戻すとマダディをストレートの連打で下がらせ、すんでのところでかわされたもののとびヒザ蹴りで飛び込んだ。

この攻防で試合の流れはイズケルドに傾いた-彼の素早く正確なキックを用いるスタイルは同じくカラテ・マスターの一人、リョート・マチダを彷彿とさせずにはおかないものだった。イズケルドが毒蛇のようなハイキックや前蹴りでマダディを攻め立てるその様はまるでマダディに蹴り足をキャッチされることなどはまるで意に解さないどころか、むしろマダディにそれを試させようとしているかのようですらあった。

マダディは慎重だったがそのことがイズケルドのパンチを誘う結果となり、マダディが金網際で頭をカバーしうずく待っている時間をマダディのファンにとって長く感じさせたが、ようやくマダディは身を屈めて片足タックルでイズケルドをテイクダウンすると再びラウンドの主導権を取り返した。

2ラウンドが始まると、イズケルドは積極的に前に出たが、マダディはそれを待ち構えていた。マダディはイズケルドを両足タックルでテイクダウンするとそのままサイドポジションで押さえ込み、さらにチョークの機会を伺いながらノース・サウスに回りこんだ。イズケルドは体を回して両膝を付いてエスケープを試み、そこからマダディの片足にタックルに入り、この試合で初めて上をとることに成功した。

しかしイズケルドの希望は塵と消えた-マダディは体を入れ替え上を取り返し、極めてタイトなギロチンにイズケルドを捉えると、2ラウンド1分28秒、イズケルドはほとんど瞬間的にタップすることを余儀なくされた。この一戦は両者にとって非常に印象に残るデビュー戦となり、彼らはおそらくすぐに再びUFCにオファーを受けることだろう。
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カーモントvs.セデンブラド

筋骨隆々のフランシス・カーモントはそのスウェーデンの対戦相手と比べると違う階級のように見える。経験の差、そしてUFCのデビュー戦ということもあいまって、“ジキン”セデンブラドにとって厳しい一戦となった。

試合が始まると両足タックルでセデンブラドをテイクダウンしたカーモント、短期決着を思わせる出だしとなった。ところがそこからセデンブラドはその正統派柔術を駆使してガードの中で立ち上がったカーモントを草刈スウィープからタックルに切り替えトップポジションを奪い返した。

セデンブラドはカーモントのバックを奪い、リア・ネイキッド・チョークを狙ったものの、フランス人ファイターのピンチを必死の防御で切り抜けた。試合はテクニカルで魅力的な柔術の攻防となり、バックポジションから逃れたカーモンドが今度は逆にセデンブラドのバックを奪いチョークを狙った。このピンチからセデンブラドが脱出したところで1ラウンドが終了したが、彼の幸運もここまでだった。

カーモントはセデンブラドをテイクダウンし下からのアームバーを防御しながら右の鉄槌を振り下ろした。これ以上のダメージを避けたいセデンブラドは亀になってエスケープを試みたがカーモントがそのバックを奪った。セデンブラドはエスケープしようともがき続けたが、今度はフルマウント・ポジションに陥ってしまう。カーモントは上から相手が再び亀になるまでパウンドを落とすと今度はしっかりとリア・ネイキッド・チョークに相手を捉えた。2ラウンド1分42秒、タップを余儀なくされたセデンブラドにスウェーデンの観客は静まり返った。
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ディアベイトvs.デブラス

シリル・ディアベイトは本来、キックボクサーのヨルゲン・クルスとの対戦が予定されていたが、クルスの負傷によりわずか11日の準備期間でその代役を務め、UFC出場を果たしたのがデブラスだった。柔術家デブラスは寝技の展開を望み、あっという間に試合をグラウンドに持ち込んだ。しかしディアベイトが特に柔術のスキルで知られる選手ではなかった上、デブラスが寝技では素晴らしい技術の持ち主であることを考えると、デブラスは奇妙なほど消極的だった。

積極的にフィニッシュを狙う代わりにデブラスはこう着状態を維持し、結果としてディアベイトにダメージを与えることもそのスタミナを奪うこともできなかった。2ラウンド、そして3ラウンドにディアベイトのスウィープを招く原因はデブラスそのものにあった。そして一度上をとったディアベイトには積極性の欠如は見られなかった-デブラスはディアベイトの体重の乗った深刻なパウンドを何発も浴びることとなった。試合の終盤にはすっかり疲労困憊しディアベイトにしがみつくのが精一杯、といった状態になってしまった。29-28、29-28、そして28-28と判定で敗れたデブラスは、次戦に向けて多くの課題を持ってニュージャージーへの帰途に着いた。
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アベディvs.ヘッド

パピー・アベディはホームタウンでのこの一戦の幕を右の強打から重たいヒザで切っておろし、そこから首相撲へと持ち込んだ。驚くべきことにテイクダウンを狙っているのは-おそらく身長差を警戒した-アベディのほうで、片足タックルで金網に突進するとそれを成功させた。しかしジェイムズ・ヘッドは巧みにアベディのバランスを下から崩してアベディにそれ以上の攻撃を許さなかった。

アベディがハーフガードまでポジションを勧めたところでヘッドにエスケープを許し、立ち上がられてしまう。突如スイッチの入ったジェイムズは腹部への重たいヒザでアベディを金網に押し込むと、実に見事な振り下ろすようなヒザでアベディを硬直させた。フィニッシュを狙うヘッドが3発のパンチで追い討ちを掛ける。

アベディはふらふらと茄子術なく後ろに下がるがヘッドは再び距離を詰め打撃を叩き込むと相手をテイクダウン。勝機はアベディの手から完全に滑り落ちたように見えた。馬乗りになったヘッドはパウンドを無数に落とし、アベディは亀になって逃れようとした。ヘッドがすかさずアベディの首にチョークを滑り込ませると、1ラウンド4分3秒、アベディがタップした。

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