クレイグ、ナタルをKOで沈黙させる - UFC on FUEL TV 4 プレリム結果

FUEL TV 4、プレリミナリー・バウトの結果は以下の通り…。

 日本時間7月12日サンノゼ-HPパビリオンで開催されたUFC on FUEL TVの一戦ではカルマが大きな影響を及ぼしたようだ。アンドリュー・クレイグは3度のノックダウンやハファエル・ナタルの派手なパフォーマンスを生き延び、絵に描いたようなハイキックを自信過剰なブラジル人に叩き込むと、今年一番の逆転劇を演じてみせた。

 死をも厭わない決意を見せた筋金入りのテキサス男児が賞賛を受けるのは当然のこととして、2ラウンド序盤にナタルがクレイグをパンチでぐらつかせた際に、試合をストップしなかったレフリーのマルコス・ロザレスもすばらしい仕事をしたといえる。

 「あいつはほんとに厳しいパンチを当ててくれたよ。爆弾で何度か殴られたようだった…。あれほどふらふらになったのは初めてだ」著名な柔術教師であるヴィニシウス・マルガリェスの弟子、クレイグは語った。クレイグはこの勝利で戦績を8勝0敗、オクタゴン戦績を2勝0敗と伸ばした。

 ブラジリアン柔術黒帯ながらも序盤のスタンドの攻防で優勢に立ったナタルがアゴを突き出し、両手を横に下げて執拗に敬意に欠けた挑発を繰り返すことに、左目から出血したクレイグは半ばうんざりしているように見えた。いわばロイ・ジョーンズ・ジュニアの全盛期を髣髴とさせるその向こう見ずな悪ふざけは2ラウンドが始まるとナタル自身にその無謀さを思い知らさせる結果となった。

 次に起こることを予感させるように“このラウンドで俺を仕留めてみろ!”と口にしたクレイグは、そのすぐ後にハイキックを命中させるとアリーナに訪れたすべての人々が驚きで息を飲んだ。ナタルがキャンバスに倒れこむ際に、クレイグが狙い済ました強烈な2発のパンチを命中させると、2ラウンド4分52秒、ナタルは力尽きた。

ダマッシオ・ペイジ VS アレックス・カサレス

 ほんの2年前までダマッシオ・ペイジがバンタム級のトップ選手として目されていたということは、今では信じがたい事実だ。ニューメキシコ出身のペイジはここ20ヶ月にわたり勝ち星から見放され、今回もアレックス・カサレスに白星を献上することとなった。29歳のペイジは、これで4試合連続でサブミッションに屈服したことになる。この勇敢な喧嘩屋にとってブラジリアン柔術は紛れも無い弱点であり、ひとたびグラウンドになるとカサレスの寝技になす術なく攻め立てられ、3度にわたりトライアングル・チョークを狙われると、2ラウンド1分10秒、ついにマイアミ・ファイターのトライアングルにがっちりと捕らえられ、タップをするより他に術は無かった。

 1ラウンド、そして2ラウンドにもテイクダウンを成功させたペイジ(15勝8敗)だったが有効なダメージを与えることはできなかった。

 「相手が焦っているように感じたからチャンスを待ったんだ」UFCでの最近の3試合のうち、2試合で勝利し戦績を7勝5敗と伸ばした24歳のカサレスは語った。「(試合の途中)このぐらいのグラウンド&パウンドなら俺は彼を捕まえることができる、って自分に言い聞かせていたんだ。コーチも俺に“獲れるから心配するな”って言ってくれていたしね」

クリス・カリアーゾ VS ジョシュ・ファーガソン

 クリス・カリアーゾはついに自分と同じ体格の相手と金網の中で対戦した。同級のジョシュ・ファーガソンを相手にスタンドではより重たい打撃を命中させ、相手のテイクダウンを振りほどくとグラウンド&パウンドを落とし、3-0の判定で勝利を掴み取った。地元の近くで試合を行ったサンフランシスコのカリアーゾは序盤にケンタッキー在住のファーガソンを左ストレートで打ち抜き硬直させると、さらに左で畳み掛けた。強烈なパンチとヒジの数々がファーガソンの唇を粉砕し、左目の上にカットを刻み込んだ。しかしファーガソンも負けじと強烈なハイキックとパンチで応戦すると、カリアーゾの額に大きなコブができた。

 ジャッジの判定とは裏腹に、ファーガソンの奮闘で試合は僅差で興味深い展開となった。カリアーゾはテイクダウンに成功し、トップをコントロールしたが、ファーガソンは相手をキムラに捕えるとそこからカリアーゾのバックを奪った。カリアーゾは巧みに手数を稼ぎ、三者30-27の判定で勝利を手中に収めた。

 「これこそが俺の階級だと感じている」カリアーゾは語った。「自分と同じ体格の相手と戦えることに凄くエキサイトしているんだ」

クレイグとカリアーゾの試合後インタビューはこちら

ダン・スティットジン VS マルセロ・ギマラエス

 かつてはブラジルで行われたジャングル・ファイトの王者にもなった無敗のウェルター級の有望株、ギマラエスはUFCのデビュー戦で鮮烈な印象を残すことはできなかったものの、ダン・スティットジンをスプリット判定で下し、勝者としてオクタゴンを後にした。後半の2ラウンドはスティットジンが一度もテイクダウンされることもなく、より多くのパンチとキックを命中させ、そして最終ラウンドには短い時間とはいえブラジル人の背中をマットにつけていたことを考えると奇妙な判定であり、会場はブーイングに包まれた。

 特にエキサイティングな一戦というわけではなかったが、ギマラエス(8勝0敗1分け)がクリンチやガードの中からうなり声を挙げながら殴りかかる様子はどこかコミカルな部分があった。その(極端な表情をともなった)耳に聞こえる奇妙なうなり声は1990年代にプロテニス界で活躍したモニカ・セレスを髣髴とさせるものであったが、その当時のモニカ・セレスはすで何度も王冠を手にした、その時代を象徴するトップ・プレイヤーの一人であった。かたやギマラエスのMMA界での前途には進むべき長い道のりが横たわっている。初めてウェルター級までの減量を行い消耗したギマラエスはこの一戦で、スティットジンの背中を金網に押し込みながら、その時間の大半をクリンチでの攻防に消費した。ジャッジの判定は三者とも29-28だった。

ラファエル・アスンソン VS 田村一聖

 そのキャリアの長い間、徹頭徹尾グラインダーとして名を馳せたラファエル・アスンソンは135ポンドに階級を転向して以来、新たに忍耐強さも披露し2連勝を記録した。チャンスが訪れた瞬間、黒帯のブラジリアン柔術家は一気に爆発的な攻撃を敢行し、危険なハード・パンチャー、田村一聖を2ラウンドにTKOで葬った。

 アスンソン(17勝4敗)は1ラウンドに展開された小競り合いでは整然と、多彩なキックを駆使して対戦相手の日本人を猛烈に攻め立てた。アスンソンのキックは田村の頭部を揺らし、腹部へのスピニング・バックキックは田村を数メートルも後退させた程だった。

 2ラウンド開始時、田村はアスンソンのハイキックをかわすと、パンチを放ちながら突進し、積極的に打って出た。アスンソンは重たい左フックで田村の動きを止めると嵐のようなパンチで襲いかかり、2ラウンド25秒でレフリー・ストップを呼び込んだ。

 「強くなろうとしているだけだ」アスンソンは語った。「ただがむしゃらにやるんじゃなくてコンセプトをもってより強くなるためにトレーニングをしているんだ」

アスンソンとギマラエスが勝利の後に語ったことを聞いてみよう

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