スカイスクレイパーが4連勝 - UFC on FUEL TV 5 メインイベント・レポート

UFC on FUEL TV 5 メインイベント・レポートは以下の通り…。
日本時間9月30日ノッティンガム-キャピタルFMアリーナで開催されたUFC on FUEL TVのメインイベント、ヘビー級のステファン・ストルーブスタイプ・ミオシッチのヘビー級の一戦が判定にまでもつれ込むと予想していた人間はいないだろう-そしてその考えは正しかった。試合は2ラウンドにレフリー・ストップで決着し、勝者はストルーブとなった。しかしその試合はその瞬間までまさにジェットコースターのような激しさを見せていた。世界最高のキックボクサーを数々輩出してきたオランダ生まれのストルーブは恐るべきリーチを誇るファイターだ。ミオシッチは身長ではストルーブに劣るものの-もっとも7フィート(213cm)のストルーブの隣に立てば、ほとんどの人間が小さく見えるのだが-アマチュア時代にはゴールデン・グローブも獲得した堅実なボクシングのバックボーンを有するファイターだ。 

試合はしょっぱなから激闘の様相を呈したが、1ラウンドの大半はミオシッチのペースで進められた。ストルーブはそのリーチをうまく生かすことができず、ミオシッチは自在に相手の懐にもぐりこむとその顔面とボディにパンチを打ち分けた。あと数発でストルーブが倒れこむのではないかとまで感じられる瞬間が何度か見られたものの、長身のオランダ人はその都度窮地から脱し戦い続けた。

1ラウンドは苦しめられたストルーブだったが、2ラウンドに入ると一気に攻勢に転じた。ストルーブが1ラウンドの借りをミオシッチに返すがごとく有効なパンチを繰り出し始めると、その効果はすぐに表れた。ストルーブは試合を決着する一撃を避けるために円を描くように後退を続けるミオシッチの後をほとんど走って追いかけながら、そのパンチとヒジを一点に集中して繰り出し続けた。

ラウンド終盤、残り時間1分と言うあたりで意識をはっきりとさせたミオシッチは再び反撃を開始し、ストルーブは相手の顔面にパンチを、ミオシッチはボディに対するパンチを、互いに交換した。ストルーブの攻撃が効き始め、ミオシッチを金網に押し込むとそこに釘付けにして強烈な打撃を叩き込み続けた。オクタゴンの中央であればミオシッチは倒れこんでいたであろうが、倒れこむ空間の存在しない金網際でミオシッチはその打撃によって立たされているという状態になってしまった。3分50秒、レフリーのハーブ・ディーンが両者に割って入ったとき、ミオシッチにできた事は力なく前方によろめく事だけであった。

試合の前にUFCプレジデントのデイナ・ホワイトはこの試合の勝者が世界のヘビー級のTOP 5、もしくはTOP 6に位置することになり、その先にある“大きなもの”に向けて一歩前進することになるだろうと語っていた。その栄誉がストルーブの手中に収まった今、4連勝中にある24歳のスカイスクレイパー(摩天楼)の前途は洋々としている。

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