UFC on FUEL TV 5 回顧録

マイケル・ディサントがノッティンガムで開催されたUFC on FUEL TV を振り返る。
ストルーブがタイトル挑戦に近づく

MMAにおける7フッター(213cm以上の選手)の存在が、単なるサーカスとみなされていたのはそう昔のことではない。ただ、そういった日々がすでに過去のものであると、ステファン・ストルーブは日本時間9月30日のUFC on FUEL TV 5で証明してみせた。この7フッターはただの見世物ではない。スタイプ・ミオシッチに対するKO劇は、彼に対する懐疑の声を吹き飛ばしてみせた。

さらに恐ろしいことに、ストルーブはまだ24歳なのだ。それは二つのことを意味する。まず一つ目は、彼はスポンジのような吸収力でこれからも攻撃のスキルを身に付けていくということだ。ストルーブは以前からグラウンドで強さを誇ったが、スタンドの技術もそれに追い付きつつある。グラウンドとスタンドの両方で同等の強さを発揮する日が来るのもそう先のことではないだろう。

さらに二つ目は、彼が今よりも体重とパワーを身に付ける余地があるということだ。21歳でデビューを果たして以降、ストルーブはどんどん体重を増やしてきたが、まだまだ筋肉を付けることが可能だ。というのも、彼は251ポンド(113.8Kg)で、まだまだヘビー級のリミットまで14ポンド(6.3Kg)の余地があるのだ。かつてのブロック・レスナーのように、30ポンド(13.6Kg)を付けてから、265ポンド(120.2Kg)に落とすという方法を取ってもいい。現代のトレーニング理論をもってすれば、体重を身に付けながらクイックネスを維持することは難しいことではない。そうなれば、ストルーブはより恐ろしい男になるだろう。

ストルーブはUFCで9勝3敗で、目下4連勝中だ。この若さで、すでにUFCで最もエキサイティングな男になりつつある。過去8試合はサブミッションかKOで終っており、間違いなく見逃せないファイターの一人だ。

なお、ストルーブはUFCで最長身の男だ。リーチも84.5インチ(214cm)と最長。ただ、ストルーブと同じだけのリーチを誇る男が一人だけいる。ジョン・ジョーンズだ。ところがジョーンズの身長は193cm。何故ジョーンズが“フィジカルお化け”とみなされるか、これでお分かりいただけるだろう。

ハーディーが連勝街道復帰

ダン・ハーディーはUFCデビュー後4連勝を飾り、ジョルジュ・サンピエールとのタイトルマッチへとこぎつけた。しかしそこから泥沼の4連敗。ハーディーは自信と勝ちパターンを見失っているようだった。

しかし“アウトロー”はこれで2連勝。2009年にUFCを席巻したモンスターがようやく戻ってきた感じだ。アミール・サダロー相手の勝利は、彼が従来得意としていた打撃に加え、テイクダウンの技術も加えた目を見張るものであった。

ハーディーは今後も打撃とテイクダウンを組み合わせて戦うべきだ。UFC参戦当初は、その獰猛な左フックだけで十分だと思われた。実際にそれはハーディーに4連勝をもたらした。しかし打撃とテイクダウンを組み合わせていけば、彼はますます止めがたい男となるだろう。

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