シウバ、ネドコフをサブミッションで下して勝利街道に復帰 - UFC on FUEL TV 6 メインカード結果

UFC on FUEL TV 6 メインカードの結果は以下の通り…。
中国マカオで開催されたUFC on FUEL TVのコ・メインイベントで無敗を誇ったスタニスラヴ・ネドコフと対戦したブラジルの喧嘩屋チアゴ・シウバは少々てこずったものの、3ラウンドにサブミッションでネドコフを仕留めて2009年以来の勝利を挙げた。

ライトヘビー級の一戦が始まると、ブルガリアのネドコフは荒々しいパンチをふるって距離をつめ、シウバを金網に釘付けにした。シウバはそれを振りほどくとヒザを命中させるもののスリップし一瞬転倒。すぐに起き上がると両者はわずかな時間、足を止めての打ち合いを演じてから組み合い膠着状態に陥った。レフリーはこれにブレークを命じ、攻防が再開されるとネドコフは度々強烈なローキックを被弾するものの、ブルガリアンは再びシウバを金網に押し込んだ。残り時間90秒、シウバは再び脱出したもののすぐさまネドコフが殴りつけながら襲い掛かった。

シウバのローブローにより開始早々中断された2ラウンドだったが一度攻防が始まるとやはりネドコフがシウバを押し込む展開が繰り広げられた。どうにか離れて攻防を再会する両者だったものの、再び互いに組合に陥るまで、特にこれと言ったペースの変化は見られなかった。残り時間1分、シウバが数発の効果的なキックを命中させ、ブラジリアンがまさに流れをつかみかかっているかに見えた瞬間、ネドコフの強烈なオーバーハンドの右がシウバをマットに殴り倒し、そこにネドコフが数発の効果的なグラウンドの打撃を落としたところでラウンドが終了した。

3ラウンドが始まるとネドコフの大振りの右が空を切り、シウバは消耗の見える相手を的確な打撃で迎え撃った。シウバはそこからテイクダウンに切り替え成功するとすかさずマウントポジションを奪取。間髪居れずに肩固めに相手を捉えるとネドコフはタップ。時間は1分45秒だった。

キム vs. チアゴ

ウェルター級のコンテンダー、キム・ドンヒョンパウロ・チアゴを試合のしょっぱなから終了まで、3ラウンドにわたり終始圧倒。韓国ファイターは30-27、30-27、そして30-26のユナニマス判定を手にオクタゴンを後にした。

キム(16勝2敗1分け1ノーコンテスト)は即座にテイクダウンを敢行、わずかな時間の攻防を制すとそれに成功し、さらにチアゴの背後を奪った。キムのホールドから脱出する、と言う意味においてはブラジリアンになすすべはなかったが、キムのサブミッションに対しては十分な防御を見せた。

厳しい1ラウンドを生き延びたチアゴ(14勝5敗)は2ラウンドに挽回を図ったものの再びテイクダウンされてしまった。今回は相手をキムラロックでとらえたチアゴだったが、キムはその仕掛けから逃れてグラウンドで支配的なポジションをキープした。残り時間が1分を切った頃、チアゴはとうとう立ち上がったが、キムはチアゴをダース・チョークに捉えるとプレッシャーをかけ続けた。

3ラウンド、グラップリングの攻防で相手を支配しながらキムはチアゴに反撃の糸口すら与えなかった。そしてキムがその攻防にグラウンドでの打撃を加え始めると両者の差は一層広くなり、驚異的なワンサイド・ゲームでの勝利を手中に収めた。

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 五味 vs. ダンジグ

元PRIDEライト級王者、五味隆典マック・ダンジグを相手に厳しい3ラウンドを戦い抜きスプリット判定で勝利を獲得。UFCでのキャリアで初めて連勝を記録しその復活を印象付けた。

ジャッジの判定は29-28、29-28、そして28-29で五味だった。

1ラウンドを通じてその攻防は速いペースで拮抗したものとなった。リラックスした様子の五味(34勝8敗1ノーコンテスト)はパンチとキックを繰り出しながら、ラウンドの中盤にはテイクダウンも成功させた。ダンジグの打撃もよく当たったが、もっとも印象に残ったテイクダウンは残り時間1分ほどの時点まで見ることができなかった。

2ラウンド、まるでダンジグ(22勝10敗1分け)にあえて殴らせるかのように五味は腰の辺りまで下げた両手で相手を攻め立てながら歩くように前に出た。ダンジグはまっすぐのパンチを主体にこれに応戦し、残り時間が90秒の時点で五味を再びテイクダウンすることに成功した。五味は必死に攻防をスタンドに戻そうとしたところでギロチンに捕まった。しかしラウンド終了のベルがなり、五味はこのベルに救われた格好となった。

3ラウンドが始まると序盤から五味は攻勢に転じ、右のパンチでダンジグをダウンさせた。下のポジションからサブミッションを狙うダンジグに対して五味はトップポジションからパンチを落とした。残り時間2分30秒のところでしばしの膠着から立ち上がることに成功したダンジグは試合終了のベルが鳴るまで観客を喜ばせるスタンドでの打ち合いを展開した。

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タック vs. ジャン

UFCデビュー戦を迎えたジョン・タックは北京のジャン・タイクァンの後半の追い上げを振り切り3ラウンド判定で勝利。ジャンの母国凱旋試合で夢見た栄光を霧散させた。

判定は29-28、29-28、そして30-27でタック。タックはこれで無敗記録を7戦全勝と伸ばし、34歳のジャンは18勝4敗となった。

試合の序盤は豊富な手数で前に出たタックだったがジャンは辛抱強くチャンスをうかがい、試合開始後45秒、距離をつめたジャンはテイクダウンを成功させた。タックはこれにタイトなアームバーで応戦したがジャンはなんとか脱出した。その直後にタックはジャンの背後に踊りかかり、そこからマウントポジションに移行し、そして再びジャンのバックを奪った。そこからフィニッシュにつなげることはできなかったものの、グァムのタックは印象的な1ラウンドの攻防を披露した。

 ジャンは2ラウンドが始まると強烈なワンツーを命中させ、試合はまだここからだと言うことを見せ付けた。タックは額のカットから流血し、試合の流れは変わったかに思われたものの、それもわずかな間だけだった。ジャンがタックをテイクダウンするとタックはすかさずトップポジションを奪い、マウントへとポジションを勧めるとジャンのバックを奪い、その印象的なグラウンド能力を再び見せ付けた。

ジャンの荒々しい打撃で3ラウンドの幕はあけられたが、タックは辛抱強くサウスポーからのジャブで距離を保ち、相手の強打の可能性を封じ続けた。残り時間2分、ジャンはタックをぐらつかせたもののTUF 15に参戦したタックはすぐにその打撃の影響を振り払った。ジャンはプレッシャーをかけ続け、アゴの負傷のためかマウスピースを何度もはめなおしながら強烈な打撃を相手に命中させ続けた。目に見えて疲労したタックも反撃をし続け、両者の健闘を観客たちが讃える中、最終ラウンド終了のベルが鳴った。

UFCデビュー戦で勝利を飾ったタックが語ることを聞いてみよう

水垣 vs. ホウグランド

水垣偉弥がジェフ・ホウグラウンドを印象に残るグラウンド&パウンドで圧倒、3-0の完封判定勝利でメインカードの幕を切って落とした。

判定は30-27、30-27、そして30-25。

どちらのバンタム級ファイターも強打を振りながら前に出たが、より強烈な打撃を相手に叩き込んだのは水垣で、ホウグランドはテイクダウン狙いに切り替えることを促された。しかしここでも相手をテイクダウンしたのは水垣で、下からのアームバーを防御しながら強烈なパウンドを相手の顔面へ振り下ろし、観客から大歓声を引き出した。水垣のパウンドの空振りにホウグランドは肩固めを狙ったが、水垣はそれを振りほどくと更なるパウンドを振り下ろす中1ラウンドが終了した。

2ラウンドが始まると攻防は再びグラウンドに持ち込まれ、下からのサブミッションを狙うホウグランドは積極的に仕掛けたがその課程で水垣の更なる強打を大量に被弾する結果となった。残り時間1分15秒、レフリーのスティーヴ・パーセヴァルが両者をブレイクし、スタンドからの攻防を両者に促すと二人のバンタム級は素早い打ち合いののち再び攻防をグラウンドに移した。ここでも両者の役割は変わらず、水垣が上からパウンドを落とし、ホウグランドは背中をマットに付けた状態でこの猛攻をなんとかやり過ごそうと死力を尽くした。

3ラウンドの序盤に水垣の右がホウグランドを打ち抜きぐらつかせた。一度はマットに倒れこんだホウグランドだったがすぐに立ち上がると水垣をマットにスラムした。しかし日本のベテランは即座にトップポジションを奪い返し、レフリーのパーセヴァルにブレイクを命じられたわずかな時間を除いて、残り時間のほとんどでこれまでの2ラウンドで繰り広げられた攻防と同様の展開が続けられた。

この勝利で水垣は戦績を16勝7敗2分けと伸ばし、ホウグランドは10勝6敗となった。

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