UFC on FX 2 プレリム結果: シドニーで5つの秒殺劇

UFC on FX 2プレリミナリー・バウトの結果は以下の通り。
3月3日シドニー-おそらくエキサイティングな試合になると言うフライ級の評判に啓発された(または脅威を覚えた)のか、UFC on FX: アウベス vs. カンプマンのプレリムの対戦カードに登場した男達はスリリングなパフォーマンスを見せつけ5つの驚愕のフィニッシュと2つの観客を楽しませる激戦でオールフォンズ・アリーナで開催された大会の幕を開けた。

ジェームズ・テフナ vs. アーロン・ロサ
その夜、試合の序盤はオージーを圧倒したテキサス人アーロンだったが、ペンリス在住のキウィ人、ジェームズ・テフナは劣勢を挽回、ローン・スター・ステイトのアーロン・ロサを1ラウンド2分08秒にTKOで粉砕した。

ローキックで互いの危険水域を測りあった後、テフナが試合を通じて何度も相手の頭を揺らした右フックを放ちながら相手を金網まで押し込んだ。金網際で両者は互いにパンチを命中させ、離れ際にロサは凶悪な左フックを叩き込む。しかしそのほんの数秒後に同じく左フックがロサの顔面を捉え、テフナは容易く追撃を行いレフリーが試合を中断させるまで直撃弾に次ぐ直撃弾を放ち続けた。

テフナの戦績は16勝5敗と向上。ロサは17勝5敗となった。
テフナの試合後インタビューを見てみよう

アンソニー・ペロシュ vs. ニック・ペナー
アンソニー・ペロシュはニック・ペナーを1ラウンドTKOで下し、ペナーのオクタゴンデビューを台無しにすると共に、この晩に登場したオーストラリア・ファイターに始めての白星をマークした。“サブミッションの前にポジションを取らなくてはいけない”とはグラウンド&パウンドで勝利した後のライトヘビー級のBJJスペシャリストの弁。その言葉が彼のマウント・ポジションのすべてを物語っていた。

6フィート3インチのオーソドックス対6フィート4インチのサウスポーとまるで鏡に対して向かい合っているかのような両者だったが、試合の序盤に強いカウンターを命中させたのはペナーのように思われた。しかし1分も経過しないうちにカナダ人、ペナーの目の下にも出血が見られるようになった。ペロシュはテイクダウンに飛び込み、ペナーにリバーサルを許し、上になったペナーが立ち上がるまでに数発のヒジを命中させた。ペナーの更なるパンチで一瞬ふらついたペロシュだったが彼は攻防を金網際に持ち込むと両者はそこでポジションを巡って攻防を繰り広げた。

再びペロシュがテイクダウンに飛び込み、時間は掛かったもののそれを成功させると試合の結末の始まりを引き出した。ペロシュはヒジを用いて更なるダメージをペナーに与えると、マウントポジションを確立し、そして残り時間10秒のサウンドが鳴り、ペナーが頭を防御しながら回転して何とかその窮地を脱出しようとするなか、獰猛な打撃を振り下ろした。ペナーはなんとか生き延びようと試みたが、彼にはペロシュの攻撃に対しる防御の術がなく、レフリーは残り時間1秒で試合を止めざるを得なかった。

この勝利でペロシュは3連勝、全てがフィニッシュによる勝利となり戦績を13勝6敗と伸ばした。ペナーは2008年以来となる敗北を喫し、戦績を12勝2敗と落とした。
一晩のセンセーションを巻き起こすのに10年を要したとペロシュが語るその理由を聞いてみよう

コール・ミラー vs. スティーブン・サイラー
遺恨マッチを愛するコール・ミラーにとってその始めてのフェザー級の対戦相手としてTUF14のアンダードッグで、そのシーズンの準決勝でミラーの実の兄弟のミカを下したスティーブ・サイラーほどふさわしい相手はいないだろう。しかしそれが減量の影響なのか、単にサイラーの打撃によるものなのかは分からないが、その憎しみも試合に勝利するには不十分だったらしく、サイラーが満場一致の判定を手にいいれた。

5フィート11インチのサイラーは対戦相手に対するリーチアドバンテージを持つことには慣れているが、彼の70インチのウィング・スパンも身長6フィート1インチ、76インチのミラーのリーチには及ばなかった。しかしサイラーは何度となく相手の懐に飛び込み打撃を叩き込んだ。ミラーはジャブとキックで距離をとろうと試みたがサイラーは自分の距離を見つけると何発ものキックを命中させた。金網際での3度の首相撲の攻防はほぼ膠着状態に陥ったものの、それでもサイラーは2度にわたりミラーのキックをキャッチするとパンチで反撃し、そのうちの1発は一瞬ミラーをぐらつかせた。ラウンドの後半にはサイラーは左のアッパーからフックのコンビネーションでミラーの動きを止めミラーは体勢を立て直すために後に走るように退がらざるを得なかった。ラウンド終了間際にミラーはサイラーに足をかけてテイクダウンに成功したものの際の攻防でトップを許し、数発のパウンドを浴びる羽目となった。

互いに見せ場を作った第2ラウンド、ミラーは序盤に強烈なヒザを命中させ、距離を掴むと数発の強いジャブと右のパンチをサイラーに浴びせた。しかしサイラーはラウンドを通じて高速のコンビネーションの中で猛烈なボディを叩き込み、ミラーを後に退がらせ続けた。試合後に自身の打撃を“雑だった”と評したサイラーだったが、観客は彼の容赦のないペースとミラーとの熱狂的で爆発的なパンチの応酬を楽しんだ。

3ラウンドに入るとミラーは消耗したように見えた。サイラーの打撃はそれほど当たらなかったものの小柄なサイラーは攻め立て続けた。ミラーはサイラーを2度金網に押し込み、クリンチゲームに持ち込んだ。2度目の金網際の攻防の最中にミラーはサイラーをグラウンドに引きずり込むとマウントを奪い、このラウンドをものにした。ミラーは残り時間30秒にも満たない中、数発のグラウンド&パウンドを落とすと僅かな間リア・ネイキッド・チョークを試みたが、サイラーは痩せたミラーの寝技の脅威をしのぎきった。

ジャッジの判定は29-28でサイラー。サイラーはこれで20勝9敗(ジョージア州メイコン出身のミラー兄弟には2勝0敗)となり、145ポンドでのデビュー戦を終えたミラーは18勝6敗となった。
サイラーが自身のパフォーマンスをどのように捉えたのか聞いてみよう

カイル・ノーク vs. アンドリュー・クレイグ
オーストラリア出身のカイル・ノークがメン・アット・ワークの名曲、“ダウン・アンダー”で入場歩きながら入場すると、彼はホームタウンの英雄としての歓迎を受けた。対戦相手のテキサス人、アンドリュー・クレイグはオクタゴンでその名前を読み上げられる際にブーイングを受け、レフリーのハーブ・ディーンは2度目となる声援があがった。しかし2度の猛攻をしのいだクレイグは落ち着きを取り戻し、このミドル級の1戦に満場一致の判定29-28で勝利を収め、ノークにとってその地元への凱旋をほろ苦いものにした。

最初のラウンドはオーストラリア人ノークの印象が際立つラウンドとなった。ノークは即座に前に出るとテイクダウンを狙い、クレイグを金網に押し込んだ。ノークはフロント・チョークからリアネイキッドと切り替えたがクレイグはノークを背中に背負ったまま立ち上がることに成功した。するとノークは再びクレイグを寝技に引きずり込み、またもや金網を背にしながらリアネイキッド・チョークを試みたがこれは不発に終わった。クレイグはこれを切り抜け、ノークをガードに捉えることに成功、そこからトライアングル・チョークに試みるがノークの数発のパンチとエルボーを浴びることになった。二人の攻防がスタンドに戻り、その離れ際にクレイグのヒザが炸裂した。中央に戻り、クレイグはより力強いコンビネーションをまとめ始めカウンターも命中させ始めるとノークは距離を詰めることができなくなった。

2ラウンドに入るとクレイグは圧力を強め、彼の下げられた左腕は時折前へ突き出され、そしてうなるような右の拳がノークに襲い掛かった。ノークは蹴りを使って距離を保った。ノークはクレイグの片足を捕まえ金網に突進したものの、クレイグは細かなパンチを放ち続け、ノークのハーフガードの中でトップをとった。これをフルガードに戻したノークはなんとかクレイグの腕を抱えようとしたが、アメリカ人ファイターは数発の強烈なパウンドを落とし、下からアームバーを狙うノークを貫いた。残り時間40秒でノークがクレイグを両足で蹴り離すと、クレイグはノーグが立ち上がることを許し、勝者は観客を楽しませる壮絶な殴り合いを展開した。ノークが足を滑らせるとクレイグは彼に踊りかかって鉄槌を落とし、このラウンドをトップポジションで終えた。

興奮した観客が第3ラウンドの始まりを大歓声で讃えると、ノークの狙い済ましたフロントキックが炸裂した。しかしクレイグはオクタゴンの中央に陣取り、特に右フックを中心にパンチを当て続けた。2度にわたってノークは片足タックルを試みたが、いずれも鉄槌を頭部に浴びてしまいこれを成功させることはできなかった。何度か金網際でのせめぎ合いの後、ノークは両足タックルに成功し、クレイグを金網にその臀部から叩きつけた。このラウンドの後半はノークがオクタゴンの中央を取っていたものの、クレイグはオクタゴンを横切るようなテイクダウンからノークを金網際に押し込みながらパウンドを落とした。ノークはなんとか脱出しようともがき続けたが、ついにクレイグのトップゲームからエスケープすることはできなかった。

「上の息子が就職するまでに少なくとも1回はアマチュアで試合をしたかったんだ。」とそんな理由で2008年にトレーニングを始めたクレイグは無敗を守り7勝0敗。カイル・ノークは19勝6敗1分けとなった。
クレイグの試合後インタビューはこちら

TJ ワルドバーガー vs. ジェイク・ヘクト
もし2分5秒にサブミッションで決着したセメルジエールvs. ピネダの一戦が展開の速いものに見えたとしても、55秒で決着したこの次の試合を見た後では、それものんびりとした一戦に見えるようになるだろう。テキサス人、TJワルドバーガーは1分も掛からずに自身の戦績を15勝6敗(UFC戦績3勝1敗)に向上させ、ジェイク・ヘクトを11勝3敗の戦績でアメリカ中西部に送り返えした。

バランスの取れた二人のウェルター級は共に前戦ではサブミッションで勝利を挙げており、探りあいにはほとんど時間をかけることがなかった。ワルドバーガーは2度前に出た-最初はキックで、そして次にパンチで。しかしヘクトのカウンターの光速のコンビネーションが彼を待ち受けていた。

それらをたっぷりと被弾しながらもワルドバーガーは足をかけて相手をマットに倒し後ろ側から腕を一本両足で挟みながら仰向けに転がった。ヘクトは前転してエスケープを試みたが、彼が回りきる前にその腕は絡め取られタップを余儀なくされた。
ワルドバーガーが試合後インタビューで語ったことを聞いてみよう

マッケンス・セメルジエール vs. ダニエル・ピネダ
UFC on FX:アウベスvs.カンプマンで行なわれたプレリミナリー・バウトのテレビ放送枠第1試合に二人の身軽なフェザー級が登場、瞬きも許さぬパフォーマンスを披露し、代役で登場したダニエル“ザ・ピット”ピネダがマッケンス“ダ・メナス”セメルジエールからわずか2分5秒でタップを奪った。

最初の70秒間はピネダが打撃を振るいながらセメルジエールを金網に押し込み、そしてセメルジエールはその間、鋭いヒザを放つと言う展開が繰り広げられた。

至近距離での打撃戦で、ピネダはダ・メナスにパンチを効かせ、即座にグラウンドで追い討ちをかけた。高い位置でマウントをとり、相手をトライアングルに捕えたピネダは自ら引き込んで下に。セメルジエールは立ち上がってエスケープを試みたが、トライアングルのかかりは深く、ピネダはそこから三角十字に切り替え勝利を獲得した。

ピネダは最近のオクタゴンでの2試合を1ラウンドのサブミッションで勝利し戦績を17勝7敗と伸ばし、セメルジエールは8勝4敗1ノーコンテストとなった。
ピネダの試合後インタビューはこちら

オリ・トンプソン vs. ショーン・ジョーダン
ショーン“ザ・サベージ”ジョーダンは英国のオリ・トンプソンをこの晩行なわれた第1試合の2ラウンドの序盤にTKOで下し、レイヴァー・ジョンソン、そしてアリスター・オーフレイムに続き、Strikeforceヘビー級勢に新たな勝利をもたらした。

試合開始直後は互いに円を描くように回り続けたヘビー級の二人はすぐに攻防を加速させた。観客の英国人を応援する“オリ!オリ!”という合唱はやがて“オージー!オージー!オージー!”に変わったが、多くのダメージを与えたのはアメリカ人のジョーダンであり、幾度もの連打と右から左アッパーカットへのコンビネーションでトンプソンの顔面を鮮血で染めた。

アッパーカットで動きが止まったトンプソンにすかさず強烈なヒザをジョーダンが叩き込むと、トンプソンは金網に両膝を付く様に崩れ落ち、これがこの試合で最もエキサイティングな局面となった。ジョーダンは重たい鉄槌で追撃を仕掛けたが、トンプソンはジョーダンをキムラに捕えるとわずかに彼を脅かした。体を入れ替え脱出したサーベージはスタンドに戻る際に再びヒザを叩き込んだ。

笑みを浮かべながら低く構えたジョーダンは、頭を振りながら前へと相手を金網に追い詰めるとパンチの連打を繰り出した。しばらく防御を固めていたトンプソンはコンビネーションで反撃し、その75インチのリーチを駆使してこのピンチを切り抜けた。観客が両者に歓声を送る中、中央に戻った二人はハイタッチで互いの健闘を讃えた。

2ラウンドが始まると序盤はクリンチの展開となり、トンプソンはよりローキックを多用した。しかし前に出ながらのコンビネーションで試合全体をコントロールしていたのは依然としてジョーダンであった。トンプソンはテイクダウンに飛びこむが、これは即座に跳ね返された。一発のアッパーカットがクリーンヒットし、トンプソンは一瞬動きが止まったように見えたものの、ジョーダンが追撃を試みると息を吹き返し激しい連打で応戦した。しかし再びアッパーカットが命中すると、トンプソンは明らかに傷つき、追撃のヒザを受けるとマットに崩れ落ちレフリーが試合をストップ。時間は2ラウンド1分7秒だった。

ジョーダンはヘビー級らしからぬ後方宙返りで勝利の喜びを表現、戦績は13勝3敗となった。トンプソンのUFCデビューは敗北に終わり、その戦績は9勝3敗となった。
“ザ・サーベージ”がこの大きな一勝の後に語ったことを聞いてみよう

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