ビッグフットはブラウンの踏み台などではない-UFC on FX 5 メインカード結果

UFC on FX 5 メインカードの結果は以下の通り…。
日本時間10月6日ミネアポリス‐ターゲット・センターで開催されたUFC on FXでこれまで無敗を誇ったトラヴィス・ブラウンアントニオ・“ビッグフット”・シウバをノックアウトして“実績”を作ることになるだろうと、と予想していた。しかし巨躯を誇るブラジリアン・ファイターは踏み台を演じることを拒否し、唸りを上げるような右の拳でハワイアン・ファイターをマットに殴り倒すと強烈なグラウンド&パウンドで粉砕して見せた。

レフリーのハーブ・ディーンが1ラウンド3分27秒に試合のストップを宣告、トラヴィス・ブラウンは単にプロ初敗北を喫したと言う以上の様子だった。246ポンド・ファイターはオクタゴンを後にするときも酷く足を引きずり、トレーナーたちの助けを得なくてはならない程であった。

試合の序盤、ブラウン(13勝1敗1分け)は閃光の様な右のパンチを繰り出したものの、そこから更なるダメージを加えるコンビネーションにつなげることはできなかった。試合は完全にスタンドの攻防において進行した。ブラウンの足にいったい何がそれほどのダメージを与えたのかははっきりとしていない。

元王者ケイン・ヴェラスケスを相手に迎えたUFCデビュー戦こそ黒星スタートとなったものの、今回のUFC初勝利でアメリカン・トップ・チームに所属するシウバは、その戦績を17勝4敗と伸ばした。

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ジェイク・エレンバーガー VS. ジェイ・ヒエロン

この晩のコメイン・イベントに登場したジェイク・エレンバーガーは序盤の劣勢を挽回しジェイ・ヒエロンに満場一致の判定で勝利したものの、この判定は物議をかもしそうだ。

この勝利はマルティン・カンプマン(ヒエロンはカンプマンのチームメイトであり親しい友人でもある)戦での敗北から復帰したエレンバーガーに、最近の8試合のうち7勝目を与えるものとなった。エレンバーガー対ヒエロン戦は、ヒエロンが豊富な運動量からのローキックを数多く命中させ、そして直撃することこそなかったものの、ハイキック、スピニング・バックフィストを織り交ぜ、ヒエロンが明確に手数において優勢な展開だった。

休みなく動き続けるエクストリーム・クートゥアを代表する相手に対し、パンチを主体に後を追うエレンバーガーは、ほとんど強打の機会を得ることができなかった。

1ラウンドと2ラウンドにエレンバーガー(28勝6敗)はテイクダウンに成功し、時折キレのあるコンビネーションも当てることができた。2ラウンドの終了時に自陣コーナーへ向かうヒエロンの顔面にはおびただしい量の流血が見られたが、経験豊富なベテランはさしてそのことを脅威と捉えているようには見えず、これまで数々の対戦相手を葬ってきたエレンバーガーの脅威の右パンチを回避していた。

3ラウンドに入るとヒエロン(23勝6敗)はジャブを用いることをやめ、ローキックを多用することにより勝利への安全策をとることに満足しているように思われた。しかしジャッジ陣は圧力をもって試合を進めているのはエレンバーガーと見て、7年ぶりのヒエロンのUFC復帰戦は黒星に終わった。

ジャッジの判定は3名とも29-28でエレンバーガーを勝者とした。

ジョン・ドッドソン VS. ジュシー・フォルミーガ

フライ級のNo.1コンテンダーの地位を賭けたこの一戦でジョン・ドッドソンがジュシー・フォルミーガをTKO。その先に待つデメトリオス・ジョンソンの持つタイトル挑戦へのチャンスを獲得した。

1ラウンドは互いに消極的な展開だったものの、2ラウンドに入るとドッドソンが爆発的な左パンチで2度にわたって円熟したブラジリアン・ファイターをマットに殴り倒した。2度目のダウンを奪ったとき、グレッグ・ジャクソンの愛弟子はうつ伏せになったフォルミーガに対して一方的にパンチを落とし続け、4分35秒でレフリーストップを呼び込んだ。

ドッドソン(15勝5敗)の勝ち誇りようはまるでUFC記録を樹立したかのようであった。ニューメキシコ出身のドッドソンは少なくとも2度のバク宙を披露し、金網の上にまたがると叫び声を挙げながらダンスを踊り、胸が張り裂けんばかりの大声で叫んだ。そして彼のダンスと叫び声は続いた…。

「彼は長い間フライ級のナンバーワンに君臨していたんだ。確かにそれだけのものがあったぜ。彼は最高だ」ドッドソンはそう語ってから話題を近い将来に実現するであろうデメトリオス・ジョンソン戦に向けた。「試合はこれまで皆が見たこともないような超高速の一戦になるだろう。マイティ・マウス、彼は俺と同じくらい速い。(みんなにとっては)稲妻を見ているようなもんさ」

アンドレ・ペデナイラスの弟子、フォルミーガは待望のUFCデビュー戦を落とし、戦績は14勝2敗となった。これまでに唯一の敗北を許したのはUFCフライ級のイアン・マッコールに対してだけであった。

ドッドソンの喜びあふれる試合後インタビューはこちら

ジャスティン・エドワーズ VS. ジョシュ・ニアー

“早手のエディ”の仕事は一瞬で終わった。

ジ・アルティメット・ファイター・シーズン13のメンバーがたった45秒でキャリア最大の勝利を挙げた。オハイオ大学卒業生はベテランのジョシュ・ニアー(33勝12敗1分け)をワンアーム・ギロチンで粉砕し喜びを語った。(ニアーはタップよりも失神することを選択した)

「彼が多くの相手をギロチンで下してきたことも、彼がそのディフェンスに長けていることも知っていた。でも彼は俺のギロチンは経験したことがなかった」戦績を9勝2敗、オクタゴン戦績を2勝2敗と伸ばしたエドワーズは語った。「すごくエキサイティングな速いペースの試合になるだろうと考えていた。こんなに早く決まるとは考えてもみなかったよ!」

“早手のエディ”が試合後インタビューで語ることを聞いてみよう

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