ジョンソンとピアース、逆転KO! - UFC on FX 5 プレリム結果

UFC on FX 5 プレリミナリー・バウトの結果は以下の通り…。
日本時間10月6日ミネアポリス‐“あれ?”と思うようなノックアウトシーンを目にすることがしばしばあるものだ。パンチがあたった時の威力はそれほどであったようには見えないのに、突然相手が硬直するようにキャンバスに倒れこむ、そんなシーンだ。ターゲット・センターで開催されたUFC on FXのプレリミナリーバウトで、マイケル・ジョンソンダニー・カスティーリョのローキックにカウンターを合わせ、相手のアゴに叩き込んだ左ショートはまさにそのように完璧に命中した一撃だった。崩れ落ちたカスティーリョはその後の3発の重い追撃を防御することすらできなかった。

その快挙に付け加えて、ジョンソンは1ラウンドにはカスティーリョの教科書どおりの右パンチでダウンを喫し、多数のパンチの激流とヘッド&アーム・チョークを凌いだ後だった。

「彼には一発とんでもないのを貰ってしまった、脱帽だよ」これで3連勝を記録したジョンソンは語った。「(でも)あのラウンドで彼は俺をフィニッシュしようとしてすべての体力を浪費してしまった。俺のパンチは最高のところに当たった、あれで終わりさ」

「お望みなら誰にでもあの一撃を食らわせてやるぜ。ジョー(シルバ)、デイナ(ホワイト)、俺はトップコンテンダー達と戦う準備はできているぜ。やらせて見ないか」

この試合までのカスティーリョは7試合のうち6試合に勝利していた。

アーロン・シンプソン VS. マイク・ピアース

5分の間、これまで誰も見たことのないほどの恐るべきアーロン・シンプソンをファンは目にしていた。5分の間、おそらくアーロン・シンプソンはオクタゴンの中でこれまででもっとも印象的なパフォーマンスを見せていたのだ。

そして突然…、シンプソンはレフリーに揺り起こされる自分に気がついた。

2ラウンド29秒、右のショートの強打の一発でピアースは喜びに飛び跳ねることになった。

1ラウンドの大半をシンプソン(11勝4敗)が多数のパンチでピアース(15勝5敗)を打ちのめし、何度もぐらつかせていたことを考えれば、それは劇的な流れの急変だった。判定決着にもつれ込むことの多いシンプソンは、彼らしくない無謀さで攻撃を仕掛け、そしてその最中の彼は侮りがたい戦いぶりを見せていた。

「1ラウンドには結構マズイぐらい効かされたよ、でも俺は簡単に諦めたりはしない」ピアースは語った。「相手をフィニッシュできたのは久しぶりだ。俺は何よりもノックアウトが好きなんだ」

逆転勝利を挙げたピアースの言葉を聞いてみよう

カルロ・プラター VS. マーカス・リヴェッサー

いくつかの試合でファイターには“退屈”が魅力的な戦法に思われることがある。いくつかの試合でファンは早く試合終了のベルが鳴ることを祈ることがある。

この試合はまさにそんな試合だった。

あの試合を長々と振り返り、あなた方を退屈させるつもりはない‐ファンの皆さんも、読者の皆さんも‐もし眠りに落ちたいと言うなら話は別だが。簡潔に言えばこうだ。リヴェッサー(155ポンドのディビジョン3レスラー)は何度かテイクダウンに成功し、時折風車パンチを振り回し(ほとんど当たらなかったが)、スプリット判定でベテランのカルロ・プラターに勝利した。プラターの見せ場は何度か試みたギロチンとトライアングル・チョークだが、いずれもリヴェッサーに頭を引き抜かれ、この試合にはファンの血を沸き立たせるような見せ場はどこにもなかった。

リヴェッサー(22勝6敗)が判定29-28、29-28、そして28-29でUFC初勝利を挙げた。

プラターの戦績は30勝12敗1分けとなった。

ジェイコブ・ヴォルクマン VS. シェーン・ローラー

ジェイコブ・ヴォルクマンはたやすく勝利を収めたように見えた。するとヴォルクマンは大胆にも“ヴォルクマンを大統領に”と言うフレーズがプリントされたオレンジ色のTシャツを堂々と着て、このミネソタのカイロプラクティシャン兼ファイターはちょっとばかりクレイジーなことを話し始めた。投票日には投票の義務を果たすように、と地元の人々に哀願したのだ。

「まず最初に…、オバマにもロムにーにも投票する気がない人は俺の名前を書いて投票してくれ、俺は俺の名前を書いて投票する」32歳のヴォルクマンは語った。

ヴォルクマンとローラーの一戦は少なくとも誌上では注目を集めてきた。共にディビジョン1レスラーで互いに危険なサブミッションを持っている。彼らの潜在的な違いはローラー(11勝7敗)がノックアウト・パワーを有しているのに対してヴォルクマン(15勝3敗)はこれまでにノックアウト勝利がないことだ。しかしパンチが軽いと言うその指摘も、ミネソタ大卒のヴォルクマンが序盤にテイクダウンを決めると見当違いな物となってしまった。ヴォルクマンはローラーのバックを奪うとわずか2分38秒でリアネイキッド・チョークを極めてしまった。

ときとしてその打撃は奇妙で不恰好に見えるものの、ヴォルクマンの高い次元のテイクダウンとサブミッション能力はこれまでに経験したUFCでの7試合のうち6試合で勝利を得ることに貢献しており、155ポンドと言う階級の誰にとっても脅威となるものだ。

“クリスマス”が試合後インタビューで語ることを聞いてみよう

ディエゴ・ヌネス VS. バート・パラゼウスキ

才能あふれる、特にスタンドの才能が特筆されるディエゴ・ヌネスの試合統計を見たときに驚きのあまり思考が停止してしまう点ある。この試合を迎えるまでこのブラジリアンファイターは、オクタゴンで相手をフィニッシュしたことがない、と言う点だ。すでに8試合もこなしているのに、だ。

しかしバート・パラゼウスキを相手にしたディエゴは、手数が多いだけの、形が綺麗なだけの、判定決着を狙うファイターだ、と言うそんな評判をふるい落とすことに取り憑かれた男のように戦った。

29歳のディエゴの超アグレッシブな猛攻は、全ラウンドでパラゼウスキをダウンさせるなど序盤から功を奏し、止むことのないグラウンド&パウンドでポーランド在住ファイターを滅多打ちにした。いつ動きが止まってもおかしくはない状態の劣勢にありながら、パラゼウスキは右の強打を繰り返し被弾しながらも前に出続け最終ラウンドには一撃のハイキックとパンチでヌネスを硬直させた。50戦以上ものプロでの試合であらゆる相手と戦いながら、たった一人の男(アンソニー・ジョグアーニ)にしかノックアウトを許していない鋼の顎を誇るパラゼウスキだが、ヌネスもまた同じように彼を評することになるだろう。試合は30-27、30-27、そして不可解な29-28のユナニマス判定でヌネスが勝利することになった。

デニス・シヴァー戦での判定による敗北から再起を果たしたヌネスは戦績を18勝3敗、UFC戦績を6勝3敗と伸ばした。

フィル・ハリス VS. ダレン・ウエノヤマ

11ヶ月前にレジェンドの一人を圧倒したダレン・ウエノヤマ。この日ダレンはUFCデビュー戦を迎えた英国ファイターを相手にその格の違いを見せ付けた。

2ラウンド3分38秒に円熟した戦いぶりからのリアネイキッド・チョークでフィル・ハリスを下したウエノヤマはUFC戦績を2勝0敗とした。

第1ラウンドの展開は拮抗した。ハリスは2度のテイクダウンに成功したものの、上を取ることはできなかった。一方のウエノヤマ(8勝3敗)は下からのトライアングル・チョークで相手を脅かすと立ち上がり、13KOを記録している強打を誇る相手とのスタンドの攻防にも余裕を見せていた。実際にジャブを多用し、キックとクリンチでスタンドをコントロールしていたのはウエノヤマであった。ハリス(21勝10敗)が初っ端から飛ばしていたのに対して、ウエノヤマは反対であった。ゆっくりとしたペースで試合を始めると時間がたつごとにペースを上げて、とうとう素晴らしいキムラ・スウィープでハリスからトップを奪うと幾分かのグラウンド&パウンドで体をほぐし、後ろを向いた英国人にそれが終わりの始まりであるという事を証明して見せた。

ウエノヤマの試合後インタビューはこちら

編者追記‐プレリミナリー・ファイトで予定されていたジェレミー・スティーブンスとイーヴス・エドワーズのライト級の一戦は現地時間10月5日の夜遅くにキャンセルとなった。スティーブンスは5日の朝、2011年にアイオワで発生した襲撃事件に関する未処理の礼状に基づきミネソタで逮捕された。保釈と開放の試みが行われたものの、試合はキャンセルされることを余儀なくされた。

メディア

最新
Get up-to-date on the big changes to UFC 181, today's Nevada State Athletic Commission hearing, and the latest episode of The Ultimate Fighter Latin America.
2014/09/22
UFC 181大会のチケット発売会見の模様を、日本時間9月27日朝6時から楽しもう。
2014/09/22
UFC 178の試合後記者会見の模様を楽しもう。
2014/09/22
日本時間9月27日午前8時から、UFC 178大会の公開計量の模様を楽しもう。
2014/09/22