ウィテカー、パークが最新のアルティメット・ファイターに - UFC on FX 6 メインカード結果

UFC on FX 6 メインカードの結果は以下の通り…。
ジ・アルティメット・ファイターでの素晴らしいパフォーマンスの数々はロバート・ウィテカーの21歳、そしてブラッドリー・スコットの23歳という若さによってもたらされたのだろうか。オーストラリア、ゴールドコーストのゴールドコースト・コンベンションセンターで両者は素晴らしい激闘を披露しUFCの前途が明るいものであることを示し、その激闘をユナニマス判定で制したのはウィテカーだった。

「契約はおまけだ。」29-28のユナニマス判定で勝利を挙げたチーム・オーストラリアのウィテカーは語った。「祖国を守り、そしてみんなに誇らしい気分になってもらえたこと、それが本当にうれしいんだ。」

試合が始まるとよりリラックスしているように見えたチームUKのスコットが打撃からウィテカーを金網に押し込んだ。2分が経過したところでウィテカーは相手を振りほどき、左の大振りのパンチを放つがこれは命中しなかった。勇敢に至近距離から手数を繰り出し始めたウィテカーだったが、スコットがこの攻撃にひるむことはなかった。残り時間1分41秒、一連の打撃がスコットに命中し、とうとうスコットがディフェンシブになったところに左右のコンビネーションが命中。この攻撃で一度はマットに倒れたスコットだったがすぐに意識を回復させると強打を誇る相手から試合の流れを取り戻し始めた。しかしこのラウンドではウィテカーのすばやく正確な打撃が見るものに印象を残した。

2ラウンドに入ってもペースの落ちない両者は激しく打撃を交換したが、この攻防ではウィテカーがより積極的に打って出た。しかし世界レベルのアゴをもつメルクシャム出身のスコットは距離が近くなった瞬間に数発の素晴らしい打撃を命中させてから相手をテイクダウン、スクランブルの攻防に持ち込んだ。スコットは背後からコンパクトな打撃を放ちつつ、両足のフックを入れることに成功した。残り時間1分、ウィテカーはしっかりと背後からの攻撃に対して防御をしながら立ち上がりはしたものの、ラウンド終了のベルが鳴るまでスコットはシドニー出身の相手を支配し続けた。

最終ラウンドが始まるとウィテカーは再び手数を増やしその大半が相手に吸い込まれるように命中したものの、まさに試合の主導権をつかみかかったところでスコットがうなりを挙げるような猛反撃でウィテカーを警戒させた。しかし無数のパンチ、キック、そしてエルボーがスコットの額を切り裂き、観客にスリリングなTUF決勝戦の記憶を刻む中試合終了のベルが鳴った。

この勝利でウィテカーは11勝2敗、スコットは9勝2敗となった。

パーク vs. フレッチャー

北アイルランド、ブッシュミル出身のノーマン・パークがチームUKの同僚、コリン・フレッチャーとの3ラウンドに及ぶ激闘を判定で制し、ジ・アルティメット・ファイター:ザ・スマッシュズの初代ライト級王者に輝いた。

ジャッジの判定は30-27、30-27、そして29-28でパークだった。

パーク(18勝2敗)のゲームプランは明確だった。パークはすぐにフレッチャーに組み付くと相手をマットに引きずり倒した。フレッチャーの寝技の防御は手堅く、下から休みなくサブミッションを狙い続けたが、パークはプレッシャーをかけながら無数のパウンドを落としてポジションを進めると、サンダーランド出身のフレッチャーの隙を伺った。しかしフレッチャーは残り時間1分の時点で上下を入れ替え、パークがラウンドインターバル中に思い悩むであろう課題を突きつけた。

2ラウンドが始まるとフレッチャー(9勝2敗)はその身長の高さと長いリーチの利点を生かそうと試みたものの、パークは容易にその懐にもぐりこむと再びテイクダウンを成功させた。2分が経過したあたりでパークはギロチンを狙ったが、マウント・ポジションを奪取したところでそのギロチンは諦めた。すぐに背中を見せてしまったフレッチャーに対してパークは一瞬リアネイキッド・チョークを食い込ませたがフレッチャーはそこから脱出すると立ち上がることに成功した。このラウンドの残りの大半の時間はスタンドでの攻防に費やされ、そこでもキレのあるコンビネーションで優位に試合を進めたパークがラウンド終了直前に再びテイクダウンを成功させた。

最終ラウンド、互いの友情と健闘をハグで表した両者だったがすぐに攻防を始めると、フレッチャーが手数を増やしてパークを後退させ、左の強打を叩き込むなどその打撃の精度を向上させた。左目の上をカットしているフレッチャーは前に出続けさらにその打撃を命中させたものの、残り時間1分に北アイルランドのパークのテイクダウンを止めるにはいたらず、それまでの劣勢を挽回することはできなかった。

ロンバード vs. パルハレス

ティム・ボーシュを相手に迎えた6月のオクタゴン初登場では残念な結果に終わった長らくミドル級のコンテンダーとして活躍するヘクター・ロンバードがメインカードの第1試合に登場。ホジマール・パルハレスを1ラウンド、破壊的なまでのKOで葬ると、移住先のオーストラリアのファンに前評判どおりのパフォーマンスを披露した。

「MMAで試合をするようになって以来、俺のすべての勝利はオーストラリアに捧げるものだ。」2000年のシドニーオリンピックに参加して以来、オーストラリアに移住して12年になるロンバードは語った。

鏡像かと思えるほど似通った体格の両者、ロンバードとパルハレスがオクタゴンの中央で対峙すると初っ端から試合の行方を暗示するような激しい打撃を交換した。一発ごとのパンチにKO必死の殺意をこめるロンバードに対してパルハレスはローキックを駆使して、相手をその射程からとうざけようと試みた。2分が経過したあたりからロンバードのパンチが当たり始めると、ロンバードは一層プレッシャーを強め、パルハレスは後退を余儀なくされた。ラウンド中盤、ワンツーを被弾し左目から出血するブラジリアン・ファイターはマットに倒れこんだが意識をとりもどすと距離を取って、スタンドからの再開を促した。しかしスタンドから攻防が再開されるとロンバードはダメージの残るパルハレスを逃さず強烈な右の一撃で“トッキーニョ”をキャンバスに殴り倒した。追撃のパウンドがパルハレスの意識を刈り取ると、レフリーのマーク・ゴッダードが1ラウンド3分38秒、試合のストップを宣告した。

この勝利でロンバードの戦績は32勝3敗1分け1ノーコンテスト、パルハレスは23勝5敗となった。

ロンバードの試合後インタビューはこちら

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