UFN 22 メイン・カード結果

ネイト復活。一撃でパルハレスを仕留める

915日オースティン - ミドル級のコンテンダー、ネイト・マーコートは2月にチェール・サネンに敗北して以来初めての試合で復活ののろしを上げた。水曜日の夜にフランク・アーウィン・センターでグラップリングの第一人者、ルシマール・パルハレスを一ラウンドで仕留めて185ポンドのタイトル挑戦へ繋がる道のりを歩みだした。

初めてのUFCでのメイン・イベントでの試合の前にパルハレスはナーバスに見え、マーコートはパルハレスに落ち着きを取り戻す機会を与えなかった。マーコートはパルハレスのテイクダウンをこらえ続けた。展開の少ない流れにファンは物足りない思いがあったかもしれないが、実力が拮抗した試合の場合、たった一つのミスが命取りになることがあるためこれは仕方が無いところ

ラウンドの中盤を過ぎた頃、パルハレスはマーコートをしっかりとテイクダウンすることに成功したが、パルハレスが足間接を極めようとしたものの失敗し、パルハレスがレフリーのハーブ・ディーンに顔を向けて対戦相手の足に油が塗られていると訴えた。この僅かな瞬間にマーコートは右のパウンドを振り下ろし、リオ・デ・ジャネイロが誇るパルハレスにダメージを与えた。それに続いたパンチの集中砲火で数秒後の1ラウンド328秒にレフリー、ハーブ・ディーンが試合のストップを宣告した。

試合のあと、ディーンとテキサス州アスレチック・コミッションのメンバーがマーコートの両足をチェックしたがいかなる不法な物質も認められなかった。

この勝利によってマーコートの戦績は33-9-2に伸ばし、パルハレスは20-3にその戦績を落とした。

8月のUFCデビュー戦で僅か41秒で勝利を収めた20歳のライト級の天才児、チャールズ・オリヴェイラUFCファイト・ナイトのセミ・メイン・イベントとなる今回は少々長く試合をしたがまたもや3ラウンドに衝撃的なサブミッションでエフレイン・エスクデロを切って落とした。

先月ダレン・エルキンスに勝利したオリヴェイラは1ラウンドにエスクデロのクラッチに捕まるも、そこからの脱出をするや否や絶え間なく動き続け積極的に打撃を繰り出しつつテイクダウンを伺った。エスクデロのゲームプランは相手の打ち終わりにカウンターを当てることに集中することだったが、エスクデロ寄りの観客に歓声を揚げさせたのはオリヴェイラの閃くような攻撃だった。残り一分を切ったとき、エスクデロはオリヴェイラのテイクダウンを潰してトップポジションを奪取、試合終了のベルの直前に数発のパウンドをオリヴェイラの頭部にヒットさせた。

2ラウンドが始まり90秒ほど経過したとき、オリヴェイラはエスクデロの足を払ってマットに倒すことに成功するが、"Henco en Mexico”(メキシコの事実)と呼ばれるエスクデロは容易にスタンドに戻ると再び彼のカウンター作戦を再開した。オリヴェイラは至近距離での閃光のような膝蹴りなども繰り出し、なんとか試合を動かそうとするが、エスクデロは冷静で相手のゲームプランに引き込まれない。しかしオリヴェイラの数発の見せ付けるようなキックを被弾したラウンド終盤、エスクデロの忍耐力が試される局面にあるのは明らかだった。

3ラウンドの幕を開けたのはオリヴェイラの注意深いローキックだったが、エスクデロの置かれた局面に変わりは無かった。小休止の後、エスクデロがこのブラジルのヤングスターをアツくさせようとしているのは明らかだった。オリヴェイラを金網に押し込んだ攻防で左の低い膝蹴りがローブローとなり、オリヴェイラに回復の時間が与えられるために再び試合に小休止をもたらされた。そして試合が再開されると、オリヴェイラの強烈なテイクダウンで試合は大きく動き出した。エスクデロはすばやく立ち上がったが、そのときにオリヴェイラはすでにエスクデロの背中の上にいた。"Do Bronx”(ブロンクス流、オリヴェイラのニックネーム)がリア・ネイキッド・チョークを食い込ませたとき、エスクデロはタップ。最終ラウンドの225秒であった。

この勝利でオリヴェイラの戦績は14-0に。159ポンドで試合を行ったエスクデロは14-2と戦績を落とした。

ライト級のコンテンダー、ジム・ミラーはグレイソン・チバウを相手に手堅いスタンドのパンチで3ラウンドを戦い3-0の判定で勝利。

ジャッジの採点は30-27が二人、残る一人が29-28をつけた。

両者は激しいパンチの交換で試合を始めると試合開始1分頃に攻防がグラウンドに移るかに見えた。ミラーはスタンドに戻すために激しく抵抗し、直後にチバウの頭部へのパンチで相手を短時間ではあるがぐらつかせた。これにチバウはテイクダウンで応戦、しかしミラーはこれに付き合わずスタンドをキープ。残り2分を切った頃こんどはミラーがテイクダウンを試みるがチバウはこれをがっちりと防御、しかしミラーのスタンドの攻防がチバウのそれを質において上回る状態はラウンドが終了しミラーがセコンドの元へと戻るまで続いた。

ミラーの打撃における正確さは2ラウンド開始後の1分ほどでチバウを再びぐらつかせる形で現れた。ニュージャージーの傑物・ミラーはすぐさまフィニッシュを狙って攻め立てるがチバウはすぐに意識をとりもどし、このピンチに持ちこたえた。ラウンドの中盤をすぎチバウがテイクダウンを奪取。しかしチバウは相手を寝かし続けることができない。ミラーは再びスタンドで攻撃を再開。終盤に再びテイクダウンを奪われると背中を金網に押し付けてこのピンチを凌いだ。

試合のペースは3ラウンドに入りやや失速。両選手はこれまでの10分間の攻防で息があがっているがこれはその内容を考えれば止むを得ないところ。このため試合の結末は判定にゆだねられるも両選手は最後のベルがなるまでともに死力を尽くして戦い抜いた。

この勝利によってミラーは戦績を18-2に伸ばし、チバウは31-7と戦績をおとした。

急成長中のライト級のスター選手、コール・ミラーはメイン・カードの第一試合で序盤に苦しみながらも2ラウンドに同階級の有望株、ロス・ピアソンを関節技に仕留めこの階級での地位を確固たるものにした。

圧倒的なリーチ差にも関わらず、序盤からピアソンは蹴りと重たい左のパンチでポイントを稼ぐ。130秒頃、ミラーは一瞬攻防をグランドに持ち込むことに成功するがピアソンは即座に起き上がる。直後にミラーは相手を引き込むがそれが上手く行かないとみるや即座に切り替え強烈なパンチを打ち下ろす。ピアソンは冷静さを失わなず、打撃を相手に勢い良くヒットさせるたびに観客から歓声を引き出しジャッジの印象を良くした。

ピアソンは2ラウンドが始まるとボディーへの攻撃を織り交ぜながらミラーの見えみえのテイクダウンを突き放す。スタンドの攻防が再開されると、"The Real Deal”(ホンモノ)と呼ばれTUF優勝者でもあるピアソンはその右のパンチをいっそう振るい始めるが逆にミラーの右を浴びぐらついてしまう。勝機を感じ取ったミラーはこれに襲い掛かり強烈な左でピアソンを倒すと即座にそのバックを奪い149秒、リア・ネイキッド・チョークでピアソンからタップを奪った。勝利後ジョージア出身のミラーは両手で顔を覆ってその感情を爆発させた。

この勝利でミラーはその戦績を17-4に伸ばし、ピアソンは13-4と戦績を落とした。





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