ベンヘン、渾名通り「スムース」にハビロフから4R一本勝ち

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6月7日、アルバカーキ:土曜夜、ティングリー・コロシアムにて、ベンソン・ヘンダーソンはルスタン・ハビロフとの激戦で新たな強さを見せつけることで、いまだに世界最高のライト級ファイターであることを証明してのけた。ヘンダーソンはハビロフから4ラウンドで一本勝ちを収めた

試合後、アリゾナ出身のヘンダーソンは叫んだ。「タイトルを狙ってる奴は誰でも、僕と戦え!」

1ラウンド、ダゲスタン出身のハビロフは巧みに横にステップを踏んでヘンダーソンを誘い出し右を当て、さらに二度にわたってテイクダウンを奪うことに成功。ハビロフが主導権を握ったラウンドだった。

2ラウンド、ヘンダーソンの打撃が当たり始めるが、不用意に前に出ると、すぐにハビロフのテイクダウンにつかまってしまう。しかし後半逆にテイクダウンを奪ったヘンダーソンはそのままバックを奪い、立たれた後もプレッシャーをかけていった。

3ラウンド、ヘンダーソンは蹴りをうまく使って攻めて行き、さらにギロチンも仕掛ける。スタミナを奪われたかに見えたハビロフも手数は出し続け、終盤テイクダウンを奪うことに成功。しかしヘンダーソンはスイッチで上を取り返して盛り返した。

4ラウンド、スタンドでプレッシャーをかけたヘンダーソンは閃光の如き右リードアッパーから左を当てる。たまらず崩れたハビロフに覆いかぶさると瞬時にチョーク! 1分16秒で見事な勝利を得た。

この勝利でヘンダーソンは21勝3敗に、ハビロフは17勝2敗となった。


サンチェス vs. ピアソン

この日ディエゴ・サンチェスは望み通り地元アルバカーキで凱旋勝利を飾った。しかしおそらく彼にこの勝利を得る資格はなかったと思われる。2−1でサンチェス勝利という判定は、オクタゴンの中で起きた戦いを正しく反映するものではなかったのだ。

3人のジャッジのうち、マルコ・ロザレスは30−27でピアソンに付けた。しかしクリス・テレズは29−28で、ジェフ・コリンズは何を考えたから30−27のフルマークでサンチェスの勝利を指示したのだ。

「いったい何を言えばいいんだい?」とピアソンは語った。「全ラウンド僕が勝ったと自身を持って言えるよ。一発もパンチをもらわなかったんだ。まあ判定をジャッジ達に任せたこと自体がいけないんだろうね。こういうことはこれで二度目だ。今後はどの土地で戦うかについて、自分のことだけを考えた上で決断しないといけないだろうね。こんなことで僕のキャリアと戦績をこれ以上汚されるわけにはいかないよ」

コール時、サンチェスが過剰に気合いの入った表情を見せるとアルバカーキの観客は熱狂。そのサンチェスは試合開始後勢い良く飛び出し、ピアソンを殴り合いに誘う。しかし冷静な英国人ファイターピアソンは冷静にカウンターを当てて行く。するとサンチェスはたまにラッシュを試みる他に、意外にもテイクダウン狙いに。かつてはレスリング力で勝ち上がったサンチェスだが、そのテイクダウンのほとんどはピアソンに防がれてしまった。

2ラウンドも同様の展開が続く。正確な打撃を当てるピアソンに対し、サンチェスは振り回してはハイキックを狙う。リズムを掴みかけてきたに見えたサンチェスだが、そこにピアソンの右がヒットしてサンチェスはダウン! すぐに立ちあがったサンチェスは燃え上がるような表情で反撃を試みた。

3ラウンドも試合はピアソンのペースで。ピアソンはサンチェスの望む乱戦には決して乗らず、正確な打撃を繰り出してサンチェスの顔面を血に染めていった。そうして試合は終了したが、驚いたことに3人のジャッジのうち2人はピアソンの攻撃を勝利に値するとみなさなかった。

2004年5月以来の地元での戦いとなったサンチェスはこれで27勝7敗に、ピアソンは17勝7敗1ノーコンテストとなった。


ドッドソン vs. モラガ

地元アルバカーキのジョン・ドッドソンは2ラウンドでジョン・モラガを仕留め、フライ級王座再挑戦に向けて強力なアピールをしてみせた。

両者はこれが二度目の対決であった。2010年にUFC外の団体で戦いドッドソンが判定勝利している。

1ラウンド、ドッドソンはモラガのテイクダウン狙いを防ぎつつ有効打を当て、狙い通りの展開で試合を優位に進めた。

2ラウンド、試合は一度グラウンドに持ち込まれたものの、スタンドに戻るとドッドソンは打撃を当てる。やがてケージ際に相手を詰めたドッドソンが左の蹴りを放つと膝がモラガの顔面にヒット! ダウンしたモラガは流血しながらもラウンド終了まで持ちこたえてみせた。

しかしインターバル中にモラガの鼻の負傷をチェックしたドクターはここで試合終了を決定。場内からは地元の英雄ドッドソンに大きな歓声が巻き起こった。

この勝利でドッドソンは17勝6敗に。ドッドソンは2013年に現フライ級王者デミトリオス・ジョンソンに僅差の判定で敗れている。敗れたモラガは14勝3敗となった。


ドス・アンジョス vs. ハイ

ブラジル出身のライト級ランカー、ハファエル・ドス・アンジョスはこの日、キャリアの中でももっとも鮮烈な勝利を得た。彼はこの日ライト級として初戦を迎えたジェイソン・ハイを2ラウンドで仕留めたのだ。

1ラウンド、しばらく様子見が続いた後にハイは二度テイクダウンをスコアし試合を優位に進めた。しかし立ち上がったドス・アンジョスはに反撃に。スタンドで強烈な打撃を当てて逆にテイクダウンを決めてみせた。

2ラウンド、強い蹴りを交換し合う両者。しかしやがてドス・アンジョスのパンチが当たるように。ハイもテイクダウンで反撃をするがドス・アンジョスは立つ。やがて ドス・アンジョスの左がヒット! ダウンしたハイにパウンドの猛攻を仕掛けると3分36秒でレフェリーが試合を止めた。

この勝利でドス・アンジョスは21勝7敗に、ハイは19勝5敗となった。


ホールマン vs. エドワーズ

ポーランド出身のライト級戦士、ピオトル・ホールマンがイーヴス・エドワーズから3ラウンドで一本勝ち、キャリア最大の勝利を飾った。この勝利でホールマンは15勝2敗、エドワーズは42勝21敗1分1ノーコンテストとなった。

1ラウンド、ホールマンは序盤から積極的に仕掛けることで、37才のエドワーズをハイペースの攻防に巻き込んでゆく。打撃でエドワーズが反撃すると、ホールマンは寝技に持ち込んで優位に試合を進めた。

2ラウンド、互角のスタンドの攻防が続いた後、またしてもホールマンがテイクダウン。スタンドでは互角、しかしグラウンドに入るとホールマンが圧倒するという展開がこのラウンドも続いた。

そして3ラウンドになると、ますますホールマンの優勢は明らかに。しかしホールマンは判定勝ちでは納得できないとばかりに、エドワーズからテイクダウンを奪い、2分31秒の時点でチョークを極めた。


キャラウェイ vs. ペレス

今回は地元アルバカーキの「ゴイート」ことエリック・ペレスと対峙して悪役となってしまったバンタム級ランカーのブライアン・キャラウェイだが、2ラウンドでペレシスを仕留めてその実力を見せつけた。キャラウェイはこれで19勝7敗、ペレスは14勝6敗となった。

典型的なストライカーvsグラップラーの戦いとなったこの試合。ペレスがスタンドでペースを握れば、キャラウェイはグラウンドに持ち込んだ時には優位に試合を進めて、採点の難しいラウンドとなった。

2ラウンド、キャラウェイは序盤にテイクダウンに成功。そこからバックを奪ってじっくり機をうかがって、1分52秒でチョークを極めた。ペレスの地元アルバカーキの観衆は静まり返ってしまった。

近年負傷に悩まされ続けたキャラウェイにとって、この試合は2013年の4月にジョニー・ベッドフォードに勝利して以来のものだった。

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