必殺の拳が、ブラジルでダンヘンを救う

UFC ファイトナイト:ショーグンvsヘンダーソン2、メインカードの結果は以下の通り。
この試合は、25分間の激闘ではなかったという点では2年前の繰り返しにはならなかった。しかしこの日曜、ブラジルのナタルにあるギナシオ・ネイロ・ディアスにおいて、二人のMMA界のスーパースター ダン・ヘンダーソンと マウリシオ・“ショーグン”・フアは、彼らの名勝負数え歌に新たな一節を付け加えたのだった。このファイトナイト・ナタルのメインイベントでは、死闘の末に「ヘンド」ことダン・ヘンダーソンが大逆転KO勝利を収め、連敗を3で止めたのだ。

「この勝利は、僕の今までの大部分の勝利よりも大きいよ」と、11年の11月にショーグンを5ラウンド判定で下したヘンダーソンは語った。「ショーグンはこの世界で本当に大きな存在であり、才能あるタフな選手だ。僕は去年は調子が良くなかったから、今回は絶対に勝ちたかったんだ。」

試合開始後しばらくは神経戦が続いた。ショーグンがローを放てば、ヘンダーソンは必殺の右を放つための距離をうかがう。やがてヘンダーソンの左がヒット! しかしそこで前に出たヘンダーソンに対して、ショーグンは左のカウンター! ダウンしたヘンダーソンにショーグンは襲いかかるが、ヘンダーソンはなんとか凌ぎ切ったのだった。

2ラウンド、セコンドからレスリングで戦えと言われた ヘンダーソンだが、あいかわらず必殺の右を狙ってゆく。しかしショーグンは巧みに距離を詰めてヘンダーソンをフェンスに押し込んでは離れる。テイクダウンを狙うも防御されたヘンダーソン。次の瞬間、ショーグンの右のアッパーカットが強烈にヒット! もんどりうって倒れたヘンダーソンの上になるショーグンだが、慎重にポジションをキープする。やがてブレイクが入って両者が立ち上がったとき、まだスタミナ十分のショーグンに比べてヘンダーソンが疲弊しているのは明らかだった。それは受けたパンチのダメージによるものだけではなく、おそらくは30度近い場内の温度も影響していただろう。

しかし3ラウンド、ヘンダーソンは大復活を遂げる。32才のショーグンに対して、必殺の右をスマッシュヒットさせたのだ! 倒れたショーグンは片足タックルを狙うが、そこにヘンダーソンはさらに右の追撃。さらに鉄槌を連打するとレフェリーのハーブ・ディーンが試合を止めた。1分31秒の出来事だった。

リョート・マチダラシャド・エヴァンズヴィトー・ベウフォートに三連敗した後の勝利をあげた43才のヘンダーソンはこれで30勝11敗に、クリチーバ出身のショーグンことフアはこれで22勝9敗となった。

ダラウェイ vs. フェレイラ

アリゾナ出身のCB ダラウェイがTUFブラジル1覇者の13年のセザール・フェレイラを僅か39秒KOで沈め、昨年のダニエル・サラフィアン戦に続きブラジルで二連勝を飾った。ダラウェイはこれで15勝6敗。フェレイラは8勝3敗、これがUFCにおける初敗北となった。

パークvs. サントス 

このライト級戦では、2ラウンドの減点によりノーマン・パークは11連勝を逃すこととなってしまった。パークとレオナルド・サントスは3ラウンド戦った末、ドローに終わったのだ。TUF覇者同士のこの試合の採点は、2者が28−28、一人が29−27でサントスを支持した。これでパークは20勝2敗1分、サントスは12勝4敗1分となった。

1ラウンドはハイやミドルを繰り出したサントスの打撃が冴えた。サントスはさらにパンチも当ててパークの目を腫らしてみせた。パークの方も積極的に仕掛けるものの、有効打を入れることはできなかった。

2ラウンド、サントスのショーツを掴んだパークは、警告なしにいきなり減点をもらってしまう。打撃で優位に進めただけに痛恨の失点となった。

3ラウンドも優位に試合を進めたパークは、サントスをフェンスに押し付けて細かい打撃を当てていった。

マルドナルド vs. ヴィランテ

このライトヘビー級戦、序盤は>ギアン・ヴィランテの楽勝であるかに見えた。しかし2ラウンド以降フロリアノポリス出身のファビオ・マルドナルドが猛反撃を見せ3−0の判定で完勝した。判定は29−28、29−28、29−27だった。これでマルドナルドは21勝6敗、ヴィランテは11勝5敗となった。

1ラウンド開始すぐ、ヴィランテはテイクダウンに成功。さらにサイドからバックを奪い、立たれても背後から膝を打ち込んで攻め立てる。さらにサイドを奪ったヴィランテはブラジルのファンからブーイングを浴びたが、気にせず攻め続けた。

2ラウンド、マルドナルドが打撃で反撃開始。重いジャブを当てていった。ヴィランテも左を当ててからテイクダウンを奪うも、マルドナルドに立たれてしまう。後半ヴィランテは膝でマルドナルドの目の周りをカットすることに成功。しかしそれで闘志に火が付いたマルドナルドは、ボディと顔面にパンチを打ち分けていった。この時点で疲労のため動きの落ちてきたヴィランテと、体が温まったというようなマルドナルドの間には、目に見えて勢いに差があった。

3ラウンド、ヴィランテはテイクダウンを狙うがマルドナルドはディフェンス。そこから疲弊したヴィランテにパンチの猛攻を仕掛けていった。特にボディを効かされたヴィランテに対して、マルドナルドは一方的にパンチを打ち込んだ。

プラゼレス vs. タイスモフ

ブラジルのベルン出身のマイケル・プラゼレスが、ロシアのグロズヌイ出身のマイルベク・タイスモフを圧倒し、3−0の判定で完勝した。採点は三者とも30−25、これでプラゼデスは18勝1敗、タイスモフは21勝5敗となった。

1ラウンド、パンチを当てて距離を詰めたプラゼデスは豪快なスラムでテイクダウン。さらにマウントを奪う。タイスモフもエスケープするがなかなか立ち上がることができない。やっと立てたと思ったら、またテイクダウンされてしまうタイスモフは、またしてもマウントを許してしまう。そこからは逃れたタイスモフだが、劣勢の状況は挽回できず、反則の顔への蹴りを繰り出して減点までされてしまった。

2ラウンド、プラゼデスは強烈な右をヒット! ダウンしたタイスモフにギロチンを仕掛けるが取り逃す。その後も攻め立てるプラゼデスに対して、再三ロープを掴んだタイスモフはまたしても減点をもらってしまう。プラゼデスはその後もパンチで積極的に攻め込んでいった。

3ラウンド、またしてもフェンスを掴んで警告を受けたタイスモフ。しかしその後やっと打撃を当てるものの、プラゼデスは後半テイクダウンを奪取。勝利を決定づけたのだった。

ジェイソン vs. サイラー

TUF ブラジルシーズン1覇者のホニー・ジェイソンが、スティーブン・サイラーを77秒で沈め、11月のジェレミー・ステフェンス戦のKO負けから見事に復活を果たした。これでジェイソンは15勝4敗、サイラーは23勝12敗となった。

1ラウンド、サイラーの正確な打撃が当たるも、ジェイソンも強烈な右をヒット! ふらついたサイラーに対してジェイソンはさらに左フック! たまらずダウンしたサイラーだが、アップキックを仕掛けながら防御を試みる。しかしレフェリーはここで試合をストップ。1分17秒の出来事だった。サイラーは抗議をするが、受け入れられなかった。

「ストップが早すぎたから、残念だったよ。まだ大丈夫だったのに、それを伝える間もなく止められてしまった。パンチを受けてダウンしたから、防御の姿勢を取って、スペースを作るためにアップキックを放ったんだ。そしたら突然試合が終わってしまった。まあパンチをもらってしまったのは僕がいけないんだろうけどね」とサイラーは語った。

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