MMAで無敗にも関わらず、数ヶ月前までゴドフレイド・ペペイは無名の存在だった。しかしそれも過去の話だ。今ではTUFブラジルで高いポテンシャルを示し、フェザー級のファイナルまで駒を進め、UFCとの契約まであと一勝と迫った。
まず彼はジョニー・ゴンサウヴェスを相手に危険極まりないトライアングル・チョークを繰り出してTUFハウスへの入場券を得ると、第2戦でヴァグネル・ガレト・カンポスを相手にスプリット・ディシジョンで勝利。そしてマルコス・ヴィニシャスを“キムラ”で下し、ロニー・“ジェイソン”・マリアーノ・ベゼーラと対戦するファイナルへと駒を進めた。
「期待は大きいよ」とペペイは語る。「UFCのメインイベントで戦うことは、すでに夢の実現だ。さらにこれがTUFのファイナルとあれば尚更だね。俺にはマネージャーもいないし、スポンサーもいない。家庭も貧しかった。ここにたどり着くのは簡単じゃなかった。ましてや、TUFハウスにはトップアスリートが揃っているとあってはね。決勝では、語り継がれるような勝負を演じるつもりだ。見ててくれよ」
ペペイは兄を通じて格闘技に出会った。14歳の時から柔術を学び、過去にMMAでは6つのサブミッション勝利を収めている。ただ、サブミッションに強いのは、相手のロニー・マリアーノも同じだ。
「ロニー・“ジェイソン”は素晴らしい柔術家だ。グラウンドでの攻防から逃げないし、俺と同じゴールを目指している。サブミッションでの勝利だ。ただし、MMAではすべての面で優れていて、あらゆる種類の技術を習得する必要がある。俺も色々と練習しているし、ムエタイも黒帯だ。スタンディングでパンチを交換する用意もできているし、当然グラウンドでも戦う。こだわりはないよ」
ロニー・マリアーノはTUFにくるまでの13戦で10勝しており、そのすべて勝利が最後のゴングが鳴る前に決着。さらにそのうち九つが第1ラウンドで相手を仕留めている。彼はホドリゴとホジェリオのノゲイラ兄弟に師事する、強力な対戦相手だ。
ペペイはこのシーズン、数奇な運命を辿った。当初、チーム・ベウフォートの一員だったペペイだが、チーム・ベウフォートが7勝1敗と大きくリードしたため、デイナ・ホワイト会長はチームのテコ入れに着手。ペペイはチーム・ヴァンダレイに移籍することになった。そして、最後の対戦相手であるロニー・マリアーノは、チーム・ヴァンダレイでのチームメイトにあたる。
さらにペペイとロニー・マリアーノは、ブラジルの同じ州の出身で、同じような貧しい境遇から這い上がって来た。そのことはこの一戦に何か別の意味をもたらすのだろうか?
「ロニーと一緒に俺たちのレベルの高さを披露できて光栄だ」とペペイは語る。「でも、相手が誰であろうと、オクタゴンに入れば、それは戦争だよ」

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