【UFCマカオ大会直前】日本最高のMMAファイター(前篇)

11月10日に開催が迫るUFC MACAO。日本からは五味隆典、漆谷康宏、福田力、水垣偉弥と4人のファイターが出場する。大会を前に、MMAの長い歴史を誇る日本のベストファイターたちをおさらいしよう。前篇はUFCが選定した、トップ10の実績を誇るファイターたち(アルファベット順)を紹介する。

マカオ大会に出場する五味隆典【トップ10ファイター】

■秋山成勲(大阪)

卓越した技術を誇る柔道黒帯で、スタンドでの打撃交換もいとわない秋山は2009年に鳴り物入りでUFCにデビュー。アラン・ベルチャーを3つのエキサイティングなラウンドの末に下し、期待に応えてみせた。秋山はファイト・オブ・ザ・ナイトを受賞し、そして次の2試合は敗れこそしたものの、連続で同賞を受賞してみせた。ビトー・ベウフォート戦に敗れたあと、秋山は階級をミドル級からウェルター級に落としたが、UFC 144でジェイク・シールズに敗れてしまい、現在正念場を迎えている。

■五味隆典(神奈川)※UFC MACAO出場予定

PRIDEライト級のベルトを保持する唯一の男である五味は鉄の拳で日本のマットを席巻し、2004年から2007の間は13勝1敗1ノーコンテストと圧倒的な戦績を誇った。しかし2010年にオクタゴンにデビューすると、ケニー・フローリアン、クレイ・グイダ、ネイト・ディアスを相手に敗北し、苦境を迎える。しかしその一方で、この「火の玉小僧」はタイソン・グリフィンと光岡映二を相手に印象的なKO勝利を飾っている。11月10日のマック・ダンジグとの決戦は、日本のアイコンにとって真価を問われる一戦となりそうだ。

■日沖発(名古屋)

修斗と戦極の元王者である日沖は2007年から2011年の間に日本のマットで12勝1敗1分けと無類の強さを誇り、フェザー級屈指の実力者としてその名を轟かせた。そして2011年10月、遂にオクタゴンに参戦し、タフなジョージ・ループを下してデビュー戦を勝利で飾った。この試合の出来はさしていいものではなかったが、続くバート・パラゼウスキ戦では期待に応える見事な内容で勝利した。リカルド・ラマス戦の敗北でキャリアの一時後退を余儀なくされたが、近いうちにカムバックが期待される。

■近藤有己(新潟)

UFCでは1勝2敗だが、この戦績だけで近藤の16年に及ぶMMAのキャリアを説明しきることなど到底できない。元パンクラス王者はフランク・シャムロック、セーム・シュルト、ガイ・メッツァーらそうそうたる面子を下してきており、PRIDEではヴァンダレイ・シウバ、ダン・ヘンダーソン、イゴール・ボブチャンチンらとしのぎを削った。37歳の今も衰えを知らぬファイターは、今後UFC復帰を果たすことがなかったとしても、すでにMMA界に十分な功績を刻んでいる。

■高阪剛(草津)

90年代後半の“UFC暗黒時代”を戦ったヘビー級の高阪は、近藤有己と同じように、後世のファンから正当に評価されることがない不運な存在だ。ただ、彼のファイトを見ることができなかった不運なファンたちのために説明しておきたいが、高阪は、確かな技術と勇敢さを武器とする、決して後退することを知らない真のファイターであった。エメリヤーエンコ・ヒョードルを倒した初めての人物であり、UFCではキモ、ピート・ウィリアムス、ティム・レイシックを下した。2002年のリコ・ロドリゲス戦での敗北がオクタゴン最後の姿となったが、PRIDE、もしくはUFCの王者経験者と7度に渡って対戦した高阪の功績が色あせることは決してない。

■岡見勇信(神奈川)

UFC史上最も成功を収めた日本人ファイターである岡見は、ミドル級では誰もが恐れるパワフルな男だ。15戦11勝という戦績を誇り、ネイサン・マーコート、マーク・ムニョス、マイク・スウィックを葬ってきた岡見は、UFC外の試合とはいえ、アンデウソン・シウバを倒した最後の男でもある。そして12月、岡見はかつて破ったアラン・ベルチャーと2006年以来2度目の対戦を迎える。

■桜庭和志(秋田)

桜庭のUFC参戦は1997年のUFC JAPANの一大会にとどまる。同大会を1勝、1ノーコンテストで終えた桜庭は、ヘビー級トーナメントのタイトルを手にし、その後はPRIDEでの戦いに転じた。“グレイシーハンター”の異名をとった桜庭はPRIDEのリングでMMA界のパイオニア一族を次々と手玉に取り、名実ともにスーパースターとなった。

■桜井“マッハ”速人(茨城)

桜庭と同じように、UFCでのたった一つの夜のみで桜井“マッハ”速人を評価することはできない。UFC 36でマット・ヒューズを相手にまさかの敗北を喫した桜井だが、その激闘のキャリアを振り返ればこの試合はほんの些細な出来事に過ぎない。PRIDE、DEEP、修斗、そしてDREAMで、桜井はアンデウソン・シウバ、五味隆典、ニック・ディアス、ジェイク・シールズ、そして宇野薫といった伝説的なファイターたちと戦ったきたのだ。

■宇野薫(神奈川)

二度に渡ってUFC王者に挑戦した宇野は、ジェンス・パルヴァー、BJ・ペンに敗れ、日本人初のUFC王者戴冠は叶わなかった。イーブス・エドワーズやディン・トーマスこそ下してるが、ビッグファイトでは勝利することができなかった。

■山本“KID”徳郁(神奈川)

日本のリングで圧倒的な強さを誇った山本は、軽量級のパイオニアと呼べる存在で、いつかはユライア・フェイバーやミゲル・アンヘル・トーレスとの団体の垣根を越えたスーパーファイトに臨むと長きにわたって噂されていた。2011年にUFCと契約してようやく夢が実現すると思われたが、デメトリオス・ジョンソン、ダレン・ウエノヤマ、ヴァウアン・リーに敗れ、オクタゴン3連敗を喫してしまった。

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