TUF Live フィナーレ: プレリム結果

現地時間6月1日、ラスベガスのザ・パームズ内のザ・パールにて開催された、ジ・アルティメット・ファイター Live フィナーレ、プレリミナリーファイトの結果は以下の通り。
 FUEL TVにて放映されたチーム・フェイバー対チーム・クルーズのライト級プレリミナリー・ファイト4試合は、両陣営2勝2敗という結果になり、大接戦であったジ・アルティメット・ファイター Liveの流れを引き継ぐ形となった。

ダロン・クルックシャンク vs クリス・ティックル
 ダロン・“デトロイト・スーパースター”・クルックシャンクがクリス・“バッドボーイ”・ティックルを迎え撃ったこの試合。クルックシャンクはティックルの堅実なコントロールに苦戦したももの、その華麗なスタンド技術を見せつけることで、なぜ彼がスーパースターというあだ名を持っているかを見せつけ、勝利を奪い取った。

 この試合では、3ラウンドに渡って爆発的な打撃と効果的な寝技の攻防が繰り返された。ティックルは開始と同時に勢い良く打撃で前進した。クルックシャンクがテイクダウンを狙うと、ティックルはギロチンの体勢を作って寝技に。クルックシャンクはアゴにスペースを作ろうと転がり、やがて抜け出すことに成功したが、ティックルのタイトなガードの中に捕まった。クルックシャンクはそこから徐々に立ち上がり打撃のラッシュをかけるが、ティックルはそれを組み止める。クルックシャンクが足を掛けて二人は再びグラウンドに。

 クルックシャンクはティックルのガードの中からスペースを作って二発ヒジを当てた。そこからティックルは反則の大きなアップキックを放ってしまう。短い中断とティックルへの一点減点が宣告された後、試合はスタンドで再開された。クルックシャンクはボディキックを、ティックルは恐れ知らずの打撃をそれぞれ放つが、クルックシャンクが再び足を掛けてティックルのガードの体勢に入った。

 2ラウンド開始早々、スピニングバックキックを放ったのはクルックシャンク。ティックルは打撃のラッシュで応戦し、フロントヘッドロックからグラウンドに持ち込む。やがてクルックシャンクが抜け出すことに成功したが、ティックルのガードに捕まり、レフェリーのスティーブ・マザガッティが両者を立たせた。再開後クルックシャンクは見事なハイキックを当ててみせた。対してティックルは、叫び声をあげてもっと来いと相手を挑発。前に出たクルックシャンクがその餌に食いつくと、ティックルは左ストレートでノックダウンを奪った。今度は上になったティックルがパウンドで攻撃するものの、クルックシャンクは素早く対応し、タイトなガードで防御した。

 3ラウンドも同様の攻防が続いた。両者はボディキックと荒いパンチを交換した後、グラウンドに。そこから二人はスクランブルの攻防を展開し、お互い体勢を返し合った。サイドを奪った時以外はタイトなガードを駆使したティックルに対し、クルックシャンクはヒジでより大きなダメージを与えることに成功、一時はマウントも奪取し上のポジションでラウンド終了を迎えた。

 ジャッジは三人とも29対27でクルックシャンクの勝利を支持した。クルックシャンクはこれで11勝2敗に。ティックルはこれで7勝5敗となったが、寝技においては明らかな成長を見せつけた。

マイルズ・ジュリー vs クリス・サウンダース
 チーム・クルーズの無敗の有望株マイルズ・ジュリーは、1ラウンド4分03秒、キックボクサーのクリス・サウンダースからタップを奪い、戦績を10勝0敗とした。

 試合開始からの数分間、ジュリーは何発もの前蹴りとハイキックを放ち、サウンダースを防戦に追い込んだ。対するサウンダースは、手足が長く自分をリーチで大きく上回るジュリーに対してなかなか距離を掴めない。サウンダースはなんとかローキックを二発当てると、目を突く反則を犯してしまい試合はつかの間中断した。

 再開後にジュリーはペースを上げ、強烈な右で締めくくる見事なコンビネーションを当て、オクタゴン内におけるサウンダースの逃げ道を塞いでみせた。フライングニーで跳んで来たジュリーをサウンダースは捕まえようとする。両者がグラウンドにもつれ込む間に、ジュリーは体勢を整えてギロチンを仕掛けた。ギロチンの体勢を維持するジュリーに対して、脱出を試みるサウンダースだが、立ち上がろうとすることでより状況を悪化させてしまったようだ。ジュリーのセコンドが極めるための指示を叫ぶなか、サウンダースはタップした。

 サンディエゴにてTUFライブのコーチ、ドミニク・クルーズとトレーニングをするジュリーは、これで10勝のうちの全てを試合を一本かKOで決めたことになった。対するサウンダースの戦績は9勝3敗に後退した。

ジュリーの試合後のインタビューを見てみよう

クリスティアーノ・マルセロ vs サム・シシリア
 テレビ放映第二試合目において、サム・シシリアが元シュートボクセの柔術コーチ、クリスチアーノ・マルセロを2ラウンドKOで下したことで、チーム・クルーズは反撃ののろしを上げた。

 1ラウンドは緊張感のある展開となった。シシリアはさらなる一撃KOを戦績に加えようと、フックを振り回し空を切り裂くようなアッパーカットを放ってゆく。対するマルセロは頭を振りキックを放つことで距離を保とうとし、さらに三度にわたりグラウンドに持ち込もうと試みた。だがそのたびにシシリアは逃れ、マルセロは立ち上がることを余儀なくされた。シシリアがその危険な拳を振り回すたびに観客は息を呑んだが、ラウンドが進むごとに彼のパンチの正確性は失われていった。

 2ラウンド、打撃の攻防を優勢に進めるマルセロは、二度に渡ってシシリアにダメージを与え、ケージ際まで追い詰め押し込んだ。しかしシシリアもそれを凌ぐと、両者は再び金網の中央に立って全力で殴り合いをはじめ、観客は大歓声を送った。ラウンド中盤、シシリアの素早いストレートから左フックのコンビネーションでマルセロが一瞬白目を剥くと、シシリアはラッシュをかけてマルセロを膝でノックタウン。さらにシシリアが一ダース近くの鉄槌を連打すると、2ラウンド2分53秒、レフェリーは試合を止めた。

 このオクタゴン初勝利によってシシリアの戦績は11勝1敗に。片やマルセロは12勝4敗となった。

シシリアの試合後のインタビューを見てみよう

ジョー・プロクター vs ジェレミー・ラーセン
 この日のプレリミナリーファイトで4試合組まれたチーム・クルーズ対チーム・フェイバーのメンバー対決の初戦は、このシーズン3試合目となるジョー・プロクターがジェレミー・ラーセンをTKOで葬ったことにより、フェイバー軍が先勝した。

 試合開始後、手足の長いライト級ファイターの両者はワンツーパンチを交錯させる。より多く当てているように見えたラーセンだが、じきに彼の顔面からは、プロクターの打撃で与えられたダメージが現れるようになっていった。プロクターは1分半ほど様子見をした後に調子を上げてゆき、より多くのコンビネーションを放っていった。

 ラーセンがパンチを振り回して対抗すると、プロクターはクリンチから強烈な膝を当ててラーセンを倒した。プロクターは飛び込んで鉄槌で追撃すると、レフェリーのハーブ・ディーンはあわてて彼を相手から引き離した。立ち上がって抗議しようとしたラーセンは、再び後方にふらついてしまい「サブミッション専門家」であるプロクターの拳がいかに危険であるかをかえって証明することになってしまった。「僕はいつも序盤はエンジンがかからないんだ。それはなんとかしないとね」とプロクターは言った。「でも様子見をしている時は常に、彼の動きをよく把握できていたんだ。そこで隙を突いて攻撃して仕留めたのさ」

 公式な試合終了時間は1ラウンド1分59秒。長きに渡ってジョー・ローゾンの弟子でありトレーニング・パートナーでもあるプロクターは、これで戦績を8勝1敗に伸ばした。対するラーセンはこれで8勝3敗となった。

プロクターの試合後インタビューはこちら

ジョン・アルバート vs エリック・ペレス
 この夜の第1試合、フェイスブックで放映されたバンタム級の一戦は、メキシコ生まれのエリック・“ゴイート”・ペレスがUFCデビュー戦で勝利し、6連勝を飾った。この22才の若者は、元TUF出演者であるジョン・“プリンス”・アルバートの長時間の三角締め狙いを凌ぎ、形勢を逆転して1ラウンド4分18秒、口頭でのタップアウトという物議を醸す判定で勝利を得た。

 開始早々、二人のストライカーは各種の鋭いキックとクリンチからの打撃を交換した。アルバートは相手をフェンスに詰めるとさまざまな方法でテイクダウンを狙ってゆき、やがて攻めを切り替えてスタンド状態でバックを奪う。二人がグラウンド状態になると、アルバートは三角締めの体勢に。そこから一分あるいはそれ以上の間、アルバートは一本を狙い続けるが、忍耐強いペレスは背筋を伸ばし体勢を整え、アルバートの顔に何十発もの威力のある鉄槌を見舞っていった。

 やがてアルバートは三角締めを緩め、ペレスは相手の頭を押して脱出に成功した。ゴイートはそこから素早く上四方の体勢を取り、アームバーの体勢に。アルバートは動き続けていたものの、レフェリーのキム・ウィンスロウが割って入って、彼女の言うところの口頭でのサブミッションという理由で試合を止めた。ザ・パームズのファンはブーイングを送った。

 「試合が止められたことにはちょっと驚いたよ。でも僕は彼の腕を本当にしっかり極めてたんだよ」とペレスは試合後に語った。「彼の腕を折ってしまうんじゃないか、いやもう折っているかも知れないって思っていたんだ。彼はタフだね」

 片やアルバートの方は決してタップしていないと語った。「僕は逃れようとしていたんだ。叫び声を上げたら、そこでレフェリーが試合を止めてしまった」ジャクソンズMMAにおいてマイク・ヴァレの下でトレーニングを行うペレスはこれで戦績を11勝4敗に。デニス・ホールマンとトレーニングをしているアルバートは7勝3敗となった。

ペレスの試合後の主張を聞いてみよう

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