UFC 129 メインカード結果:”ザ・ドラゴン”の復活、引退するランディを下す

UFC 129のメインカードの結果は以下の通り。

ランディ・クートゥアvs.リョート・マチダ
白いトランクスのマチダ、ランディのタックルを警戒してかややスタンスを広めに取って左に回りながらランディを崩しにかかる。1分が過ぎたあたりでランディがタックル、しかしやや距離が遠くリョートはこれを左に回っていなす。互いに距離をとるなかリョートが遠目の距離からパンチで飛び込むような展開が続くがラウンド終盤にさしかかるとリョートがランディのタックルを誘う距離からの左ヒザを2度ほどクリーンヒット。ランディはポーカーフェイスでペースを変えずにプレッシャーをかけ続けるが、マチダの独特の間合いをつかめぬままこのラウンドが終了した。
2ラウンド、飛び込みながら放ったマチダのパンチがランディを捕らえる。すぐにタックルに切り替えるランディだがダメージは隠せない。動きがやや落ちたランディに体をゆすりながらプレッシャーをかけるリョート、両手をだらりと下げた構えから左のフロントキックをフェイントに飛び上がりながらの右フロントキック!この一撃がランディの顎を捉えるとランディはマットに棒のように崩れ落ち、レフリーは2ラウンド15秒、即座に試合をとめた。

連敗から脱したマチダはこれで172敗。「彼(ランディ)こそがヒーローだ、男の中の男なんだ!」と対戦相手のランディを讃えオクタゴンを後にした。
リョート・マチダの試合後インタビューはこちら

試合後「こうしてジョーと会話するのも最後になる。」と微笑を交えながら語ったランディ。19勝11敗、ヘビー級、そしてライトヘビー級の二階級を制したホール・オブ・フェイマー、ランディ・クートゥアは引退の意向をあきらかにした。

ウラジミール・マティシェンコvs.ジェイソン・ブリルツ
「ファンに俺のストライキングが改良されたってことを証明したいんだ。」と戦前に語ったマティシェンコ。はたして再びタイトル戦線に浮上することができるのか?

試合が始まるとガードを高く構えてプレッシャーをかけながら前に出るジェイソン、マティシェンコはやや低めのガードから軽く左のジャブを放つ。一瞬間合いがあくとすぐにジェイソンが大きく踏み込みながら右のストレートを狙おうとしたところにマティシェンコのコンパクトな右アッパーのカウンター!これが完璧にジェイソンの顎をとらえるとそこに返しの左が追い討ちをかける。マットにもんどりうって倒れるジェイソン、マティシェンコはすぐにフォローに入ると鉄槌の連打。体を起こそうとするブリルツだったがこの鉄槌の連打をまともに浴びて体の力が抜けるとすかさずレフリー、ダン・マグリオータが間に割って入り試合をとめた。1ラウンド20秒。マティシェンコによる圧倒的な秒殺劇だった。

マティシェンコはこれで266敗。戦前の言葉素晴らしいストライキングを披露し、喜びと共にオクタゴンを後にした。また昨年5月のUFC 114ではホジェリオ・ノゲイラを後一歩のところまで追い詰めるなど実力を見せ来たブリルツだが、これで1841分けと戦績を落とした。

ベン・ヘンダーソンvs.マーク・ボチェック
WECライト級王者、ベン・ヘンダーソンに地元カナダ出身のマーク・ボチェックが挑む。ボチェックが入場すると場内はものすごい声援に包まれる。

ボチェックは重心を前足に乗せてパンチ主体の構え。ヘンダーソンは前蹴りで距離をとろうとするがそこにボチェックがパンチから突進。一度は金網に押し込まれたヘンダーソンだがすぐに体を入れ替えると四つに組みながらのヒザを放つ。残り時間330秒でいったんブレークされるとすぐにヘンダーソンの左ハイ!しかしボチェックもひるまずすぐに右のストレートからタックル、金網に押し込むと離れ際に見事なヒジ。5インチのリーチ・アドバンテージを存分に生かしてボチェックはまっすぐのパンチを主体に組み立てる。ヘンダーソンはスーパーマンパンチからのローキック、そしてフェイントを要してボチェックを崩そうとするが残り時間130秒頃にボチェックがシングルに成功。しばらくバランスを取っていたヘンダーソンだが軸足を刈られてとうとう下になってしまう。ヘンダーソンはバタフライで足を利かせながら強烈なヒジを連打するとボチェックは対処が出来ず顔を伏せるのみ。ポジションこそ奪われたヘンダーソンだったがダメージは貰わずにこの難局を切り抜けた。

2ラウンド、組際に綺麗な右ヒジをヒットさせたヘンダーソンだったがボチェックはこれをタックルで押し込む。一度は高々とヘンダーソンをリフトしてマットにたたきつけるがすぐに立ち上がる両者。四つでやや動きの止まった両者をレフリー、イヴ・ラヴィーンがブレイクする。すぐにパンチから重たいローにつなげるヘンダーソン、さらに体を浴びせるようにしてボチェックを倒すと上から積極的にパウンドを落とす。ボチェックは上体の上がったヘンダーソンに足を絡めるとヒール・フックに。ヘンダーソンがこれを嫌って立ち上がると今度はボチェックがヘンダーソンをガブリながら、アナコンダに捉える。ここを冷静に凌いだヘンダーソン、アナコンダから逃れるとすぐにタイクリンチからの強烈なヒザの連打、そしてパンチとヒジでボチェックを追い立てる。たまらずタックルに入ったボチェックにベンの狙い済ましたヒザ!ヘンダーソンが打撃で圧倒する中、ラウンド終了のブザーがなる。

R 、ラウンドが始まると観客をあおって会場を盛り上げるヘンダーソンだったがボチェックの最初のタックルに捕まってしまい下になる。すると再び下からヒジをふるってボチェックの頭を下げさせるとすぐに三角、そして十字ときりかえてトップを取り返す。ボチェックの左足首を抑えながら右のパウンドを連打するヘンダーソン!するとボチェックはヒールフックからヒザ固め、そしてこれをなんとか逃げたヘンダーソンからほとんどバックを奪いかけるがヘンダーソンはこれを暴れて振りほどくとすぐに浴びせるようにトップポジションに。少しでもスペースがあるとヘンダーソンはあらゆる打撃を繰り出しボチェックの動きが明らかに止まる。残り30秒でヘンダーソンからテイクダウンを奪ったボチェックだがここでも離れ際にヘンダーソンの猛烈なパンチの連打を浴びてしまう。髪を振り乱しながらパンチを連打するヘンダーソン、そして頭が下がったボチェックが力無く後ずさりするなか試合終了のブザーが鳴った。

自身の納得のパフォーマンスに笑顔を見せながら判定を待ったベン・ヘンダーソン。判定はジャッジ3名が27-30を付けその素晴らしいパフォーマンスを評価した。
離れ際のタイクリンチからのヒザの連打、そして相手のガードが下がるとすぐにヒジを連打、さらに距離が離れるとパンチの連打、と距離に応じた得意の打撃のコンビネーションを遺憾なく発揮したベン・ヘンダーソンはこれで132敗。

素晴らしいテイクダウンとアグレッシブなサブミッションで会場を大いに沸かせたボチェックは、これで9勝4敗となった。

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