ダナム快勝! ストライクフォース勢3戦全勝:UFC 156 プレリム結果

UFC 156 プレリミナリー・ファイトの結果を見てみよう…
UFC on FOXのメインカードにおいてWEC出身者たちが全勝した一週間後に、今度は三人のストライクフォース出身者たちが大仕事をやってのけた 。あの今は無き団体から来た三人のファイターたちが、UFCデビュー戦を見事の勝利で飾ったのである。

グレイソン・チバウ vs. エヴァン・ダナム

二人の柔術黒帯、グレイソン・チバウとエヴァン・ダナムの間のライト級戦は、地元ベガスのダナムが2-1の判定で接戦を制した。

1ラウンド、思い切りの良いパンチを放ってゆく両者。チバウがフックを当てれば、ダナムも長いジャブで応戦する。チバウがテイクダウンを取るも、ダナムはすぐに立ち上がる。さらにチバウがギロチンを狙うも、ダナムは回転して逃れる。今度がダナムが逆にテイクダウン狙いに行くも、チバウが防御。さらに両者はフェンス際で組み合い、膝を打ち合うという攻防が続いた。

2ラウンドはもっぱらスタンドで白熱の戦いが展開された。チバウが左を当てるも、前に出続けるダナムはたまにテイクダウン狙いを織り交ぜ、一度は見事に成功させてみせた。

3ラウンド、両者の攻防はさらに激しいものとなった。出入りからのパンチを交換しては、テイクダウンを狙い合う二人の戦士。終盤にダナムがハイキックと膝を当てるダナムと、パンチで応戦するチバウ。観客の大歓声を背に両者が激しく打ち合う中で試合は終了した。

判定は2-1(29-28、28-29、29-28)でダナムに。ダナムはこれで14勝3敗となり、敗れたチバウは35勝9敗となった。「グレイソンは本当に力が強かったよ」とダナムは言った。「リズムを掴むまで何発かパンチを受けるハメになったよ。彼はあれだけの筋肉を誇っているからそれだけエネルギーも消費する。3ラウンドに入って向こうが疲れて来たから、これは勝てると思ったよ。」

チバウもまたその意見に同意した。「どのラウンドでも終盤ダナムに攻め込まれてしまったのが敗因だと思う。各ラウンドの残り30秒でもっと上手く戦えれば良かったんだけど、少し疲れてしまったし、もうラウンドは取ったと思って安心してしまってたんだ。」

タイロン・ウッドリー vs. ジェイ・ヒエロン

ウェルター級のパワーハウス、タイロン・ウッドリーが衝撃の秒殺デビューを果たした。わずか36秒でヴェテランのジェイ・ヒエロンを沈めてみせたのだ。

ストライクフォースの元タイトルコンテンダーであるウッドリーは、開始早々に豪快な右をヒット!ダウンして亀の状態になったヒエロンさらにパンチで追撃するとヒエロンは仰向けに。そこからウッドリーは容赦のないパンチの雨を降らせてKO勝ちをもぎ取った。

これでウッドリーは11勝1敗。その唯一の敗戦はネイト・マーコート とのストライクフォースウェルター級タイトル戦でのものだ。「俺はUFCのウェルター級戦士全員に宣戦布告するよ」と彼は語った。「ウェルター級の連中はみんな俺が来たことを心しておくべきだ。ここ数試合は接戦が続いたから、今回KOを待ち望んでいたんだ。」敗れたヒエロンは23勝7敗に。UFCにおける四試合においてまだ白星がないままだ。

ジェイコブ・ヴォルクマン vs. ボビー・グリーン

イサーク・ヴァリーフラッグ が金星をあげた後、同じくストライクフォース出身の“キング”ことボビー・グリーンが強力なグラップラーのジェイコブ・“クリスマス”・ヴォルクマンからこれまた殊勲の勝利をあげた。最初の2ラウンドにおけるヴォルクマンのチョーク狙いに耐えたグリーンは最終ラウンド逆襲に転じ、見事に4分25秒、見事に逆転一本勝ちを飾った。

1ラウンド、テイクダウンからトップを奪ったのはヴォルクマン。立とうとするグリーンからバックを奪ってチョークを狙ってゆくが、グリーンが凌ぎ切った。

2ラウンド。グリーンがローを放つたびにヴォルクマンはテイクダウンを狙う。それを防いでトップを奪ったグリーンは、ポジションをキープしてグラウンド&パウンドでヴォルクマンを削ってゆく。しかしここでレフェリーのキム・ウィンスローによる不可解なブレイクが。再開後ヴォルクマンがテイクダウンからバックを奪いチョーク狙いに。ここもグリーンが凌ぐうちにラウンドが終了した。

3ラウンド、ヴォルクマンのテイクダウンを切ることが増えて来たグリーンは、逆にヴォルクマンをテイクダウンして上を奪ってみせる。さらにトップの奪い合いの攻防が続き、ヴォルクマンがバックから四の字ロックを奪うことに成功。しかしグリーンはここから逃げて逆にマウントを奪取!上からの打撃でヴォルクマンを削ったグリーンがやがてバックからチョークを深く入れるとヴォルクマンはたまらずタップした。

「ジェイコブはタフで凄いレスラーだから、パンチを効かせなくちゃいけないと分かっていたよ。」とグリーンは語った。「僕を抑え付けようとすることで彼がだんだん疲れてくるのは分かって来たし、ラウンドが進めば汗で滑り易くなって逃げ易くなるのは分かっていた。一本取れて嬉しいよ。」UFCデビュー戦を飾ったグリーンはこれで20勝5敗に。敗れたヴォルクマンは15勝4敗となった。

イーヴス・エドワーズ vs. イサーク・ヴァリーフラッグ

ストライクフォース出身のイサーク・ヴァリーフラッグが、UFCデビュー戦で難敵のイーヴス・エドワーズから2-1の判定勝ちをあげた。

1ラウンド、ミドルや左ジャブで積極的に前に出るヴァリーフラッグに対して、エドワーズもミドル等で応戦。クリンチを多用してエドワーズを削りに行くヴァリーフラッグ。それに打撃で対抗したエドワーズは、足を掴まれた時にアンソニー・ペティスを彷彿させるような飛び膝を狙ってみせた。

2ラウンド、激しい打撃の攻防の後にテイクダウンを奪ったエドワーズ。やがてバックを奪ってチョークを狙いに行き、ラウンドを優勢に終えた。

3ラウンドに入るとエドワーズはさらにハイキックやパンチで攻勢に。しかしヴァリーフラッグも負けじと前に出続け、エドワーズを金網際に追い詰めボディ打ちやエルボーを繰り出してゆく。消耗したエドワーズのテイクダウン狙いを切ったヴァリーフラッグが上のポジションを奪取。そのまま試合は終了した。

判定は2-1(29-28,、29-28、28-29)で不利が予想されていたヴァリーフラッグに。これでヴァリーフラッグは戦績を14勝3敗1分とし、このところ12戦無敗。敗れたエドワーズは42勝19敗1分に。

チコ・カムス vs. ダスティン・キムラ
名前からして腕を狙って行くかと思われたキムラだが、 見事なチョークでUFCデビュー戦を飾ってみせた。チコ・“ザ・キング”・カムスとキムラのバンタム級戦は、キムラが幾度もサブミッションを狙ってゆき見応えのあるものとなった。

1ラウンド、激しい打撃の攻防からテイクダウンを奪ったのはカムス。しかしキムラは下からしきりに三角締め狙いに。さらにオモプラッタやアームバーを試みて場内を沸かせてゆく。ラウンド終盤にはカムスが逆に上から鉄槌で反撃した。

2ラウンド、ローを放ってスタンドで主導権を握ったカムスがさらにテイクダウン。しかしここからキムラが再びサブミッション狙いで反撃し、三角の体勢に入ったままラウンドを終えた。

3ラウンド。カムスのテイクダウン狙いを防いだキムラはマウントを奪取!そこからパンチを振り下ろし、背を向けたカムスにチョーク。1分50秒で見事にタップを奪ってみせた。

「至福の喜びだよ。MMAをはじめた時からこの瞬間を夢見ていたんだ」と23才の前途有望な若者は語った。「今まで試合前にナーバスになったことはないんだけど、UFCでは誰もが緊張するというのは本当だった。最初のラウンドの出来は酷かったし、2ラウンドが終わった時にも両方取られているから極めなきゃと思ってたんだ。」これで11戦全勝、無敗を守ってのけたキムラだが、計量失敗のためファイトマネーの20パーセントを没収された。敗れたカムスはこれで12勝4敗に。

キムラの 試合後インタビューを見てみよう。

エドウィン・フィゲロア vs. フランシスコ・リヴェラ
豪腕を誇る二人のバンタム級戦士の対決は、フランシスコ・“シスコ”・リヴェラが2ラウンドでエドウィン・フィゲロアに見事なKO勝利を飾った。

1 ラウンドから激しい打ち合いで観客を沸かせた両戦士。フィゲロアは右でリヴェラからダウンを奪取!(試合後にリヴェラは「何が起きたのか分からなかったよ。目を覚ましたらグラウンド状態だったよ」と語った)しかしなんとか持ちこたえたリヴェラは逆に三角の体勢に。これをフィゲロアが逃げると場内から完成が巻き起こった。さらに打ち合いが続く中、リヴェラがテイクダウンからトップを奪ったままラウンドが終了した。

2ラウンド、ローを中心に攻めていったフェゲロアだが、グラウンドで下になったリヴェラは再び三角締めに。やがてスタンドに戻って激しい打ち合いを展開した両者だが、このあたりからフィゲロアのスタミナが切れはじめた。下がるフィゲロアを追い回すリヴェラはバックブローから強烈な右!これでフィゲロアが崩れ落ちて4分20秒、リヴェラが見事なKO勝ちを飾った。試合後もしばらく倒れたまま医師の介抱を受けるフィゲロアと、疲労と安堵から崩れ落ちたリヴェラ。両者の姿が死闘を物語っていた。

UFC において未だ無敗のリヴェラはこれで9勝2敗1ノーコンテストに。フィゲロアもやはり9勝2敗となった。その二つの敗戦は本日喫したものと、2011年3月にバンタム級時期挑戦者のマイケル・マクドナルド相手にファイト・オブ・ザ・ナイトを獲得した死闘によるものだ。

リヴェラの 試合後インタビューを見てみよう。

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