メンデス、ポアリエのフェザー級勢が激勝:UFC 164 メインカード結果

UFC 164 メインカードの結果を見てみよう…
ミルウォーキーのブラッドリー・センターで行われたUFC164のメインカードには注目のカードがズラリと揃っていたが、輝いたのはチャド・メンデスとダスティン・ポワリエという二人の未来のフェザー級王者候補だった。

フランク・ミア vs. ジョシュ・バーネット
長年対戦が待ち望まれた二人のサブミッションレスラーにして元UFCヘビー級王者同士の対決は、スタンドにおける一方的な展開の末、わずか2分で決着がついた。

試合開始と同時に距離を詰めて、パンチと膝を放っていくバーネット。ミアも負けじとクリンチからのアッパーを返すが、相手を金網に押し付けたバーネットはさらに膝を放って行く。さらにバーネットのボディやエルボーを炸裂すると、ミアの口からマウスピースが飛び出る。さらにバーネットが強烈な膝を顔面に当てるとミアはダウン! さらにバーネットが追い打ちをかけたところで試合はストップされたが、すぐに立ち上がったミアと観客はこの判定に抗議の意志を示した。

「ザ・ウォーマスター」ことバーネットは2002年以来のUFC登場を白星で飾り、戦績を33勝6敗とした。最近の11試合中10勝目だ。「UFCで勝てて嬉しいよ。僕とフランクは、ランキング10位以内をキープし続けて来た。二人の試合が実現しそうでこれまでしなかったんだけど、今回とうとう戦えた。正直あのストップは早かったと思うよ。僕はクリーンに試合の決着をつけたいからね」とバーネットは語った。敗れたミアはこれで16勝8敗となった。

チャド・メンデス vs. クレイ・グイダ

フェザー級トップファイターのチャド・メンデスが、元気者クレイ・グイダの戦いに付き合った末、レスリングと打撃で上回って、グイダからTKO勝利した初めての男となった。メンデスはこれで14勝1敗、グイダは30勝11敗となった。

序盤からいつものように激しく動き様子をみるグイダ。対してメンデスは力を抜いて隙をうかがい、パンチを当ててみせる。グイダはテイクダウンを狙うが、一流レスラーのメンデスはがぶってギロチンへ。その後メンデスは逆に簡単にテイクダウンを奪い、上からエルボーを落としてみせた。

2ラウンド、微笑みを浮かべたメンデスは打撃戦でも有利に。グイダはテイクダウンを狙うがメンデスは切り返して上に。さらにテイクダウンを奪ったメンデスはアームロック狙いも見せる。スタンドに戻ってもメンデスはグイダをフェンスに詰めてアッパーのラッシュを見せた。

3ラウンド。余力十分のメンデスの右がヒット。さらにラッシュをかけてゆく。さらにメンデスの強烈な左がヒットしグイダが崩れる! そのまま打ち続けたメンデスがTKO 勝利をあげた。

これでメンデスは4連続KO勝利。その唯一の敗戦は王者のジョセ・アルドの手によるものだ。「最高のアピールができたと思うよ。どうしてもKOで勝ちたいと思ったんだ。最初に強い一発が入った時、これはいけると思ったよ」とメンデスは語った。メンデスはフェザー級において、アルドに次ぎに番目の勝利数、KO/TKO勝利数を誇っている。

メンデスの試合後インタビューはこちら。


ベン・ロズウェル vs. ブランドン・ヴェラ

ベン・ロズウェルがブランドン・ヴェラに対し、ヴェラが得意とするムエタイで対応し、膝で3ラウンドTKO勝利し、ヴェラがヘビー級復帰戦を勝利で飾ることを許さなかった。

1ラウンド、前にでるヴェラだが、そのローに合わせてロズウェルはコンビネーションを放ってヴェラを下がらせる。ヴェラは強い左を当てて行くが、ロズウェルはかまわず前進を続ける。足を使って回るヴェラと、追いかけるロズウェルの攻防が続いた。

同様の攻防が2ラウンドも続く。両者はローを繰り出し、ロズウェルは巨体からハイキックを放つ。ヴェラはクリンチから距離を作っての肘を当ててみせ、さらに逆にハイキックを放ってみせた。

3ラウンド。ロズウェルが重いミドルを放ってヴェラを下がらせる。さらに前に出るロズウェルだが、ヴェラのクリンチに再三捕まり苛立っている模様。そこでロズウェルはスイッチをし、派手なステップからテイクダウンを見せるなどヴェラを眩惑。それが効を奏してロズウェルが続いて繰り出した膝がヒット! さらにアッパーを膝のラッシュをかけたロズウェルが1分54秒でヴェラを仕留めた。

これでロズウェルは33勝9敗、23度目のKO勝利となった。「3Rに、一番調子のいい自分が出せたよ。まだまだ課題は多いが、素晴らしい環境とコーチとパートナーがいる。今回は食事も気をつけたから、試合に向けて万全だったよ」とロズウェルは語った。ヴェラはこれで12勝7敗となった。

ロズウェルの試合後インタビューはこちら。

エリック・コク vs. ダスティン・ポアリエ
WEC史上に残る名勝負のリマッチがメインイベントに控えた今回のUFC 164。まさにそれに相応しく、二人のWEC経験者の対決がこの日のメインカードの幕を開けることとなった。両者が激闘を展開した結果、フェザー級ランキング6位のダスティン・ポアリエがランキング10位にして地元のエリック・コクに3-0で判定勝利をあげた。

お互いサウスポー、年齢も同じで、背格好も良く似た合わせ鏡のような両者は、序盤から激しいローの交換をみせる。ポアリエが強烈なパンチからグラウンド&パウンドで攻め込むが、コーは下から三角締めの体勢に! 極まったかにみえたがポアリエは脱出! さらにスタンドで強烈なパンチを浴びせ、テイクダウンして上からパウンド攻撃を見せ、さらに必殺のダースチョークでコクを追い詰めてみせた。

2ラウンド、ポアリエの攻勢は続く。打撃からテイクダウンを奪ったポアリエは、マウントを奪ってみせる。攻防がスタンドに戻っても、クリンチの攻防からムエタイ式の細かい打撃を当ててみせた。

劣勢にもかかわらずまったくひるまないコクは、左ジャブで前に出るが、ポアリエも打ち返す。金網際の攻防からコクが上になることに成功!そこからパウンドを落として行く。さらにバックを奪ったコクはチョークを狙って行くが、ポアリエの防御を崩せず試合は終了した。

採点は二者が29-27、一者が29-28でポアリエに。これでポワリエは14勝3敗となった。序盤の三角締めは本当に危なかった事を明かしたポアリエは語った。「最初の2ラウンドは優勢だったんだけど、3ラウンドにミスをしてそこを突かれてしまった。今でも僕は挑戦者決定戦に近いところにいると思う。カブ・スワンソンかコリアン・ゾンビとの再戦をしたいんだ。」コーはこれでキャリア初の連敗。戦績は13勝3敗となった。

ポアリエの試合後インタビューはこちら。

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