UFC 167 メインカード結果

UFC 167、メインカードの結果は以下の通り。
この日のUFC167のメインカードでは、新しい才能とオールドスクールの力の両方が輝いた。

ラシャド・エヴァンズ vs.チェール・ソネン
UFC 167の共同メインイベントにおいて、FOX Sports 1局のコメンテイター仲間同士であり、共にライトヘビー級ランカーでもある二人、ラシャド・エヴァンズとチェール・ソネンは、友情を一時傍らに置いて戦った。二人の関係にとっては幸運なことに、この争いは1ラウンドもかからないうちに、エヴァンズの勝利という形で終結することになった。エヴァンズはこれで24勝3敗1分に、ソネンは29勝14敗1分となった。

試合開始後すぐに前に出たソネンは、エヴァンズをフェンスに追い込んで組み付く。そこからテイクダウンの攻防となったが、打撃を入れてテイクダウンを奪ったのはエヴァンズの方。ソネンも抵抗したがエヴァンズは強烈な肘を打ち下ろして、ソネンの気持ちを砕く。やがて背中を向けたソネンの体を完全に伸ばしたエヴァンズはパウンドの乱れ打ち。やがてソネンは足でマットを蹴りマットを叩いてタップアウト。4分05で元ライトヘビー級王者がTKO勝利した。

エヴァンズ 「最高の気分さ。久しぶりに1ラウンドで試合を終わらせることができた。チェールがどれだけタフで、どれだけのことをできるかは分かっていたから、3ラウンド戦うことも覚悟してたんだ。僕らブラッカジリアンズの士気はすごく高く、しかも毎日さらに上がっているよ。僕らはみんな激しく戦い、試合をフィニッシュしようとしているんだ」

ソネン「いやあ、強く殴られたもんだよ。あんなに威力があるとはね。より良いポジションを取れたなら、もっと戦えたと思うんだけど。ボクシングで勝てると思ったんだけど、上を取られてしまった。いつもこの体勢で負けてるんだから言い訳はできない。もっと対策をしないとね。ライトヘビー級の方がいい試合ができるとは思うんだけど、おそらくミドル級に戻るときなんだろうね」

ローリー・マクドナルド vs. ロビー・ロウラー

正確無比な技術と強い肉体を持つ24才のコンテンダー、ローリー・マクドナルドは積極的に攻めないことでいつも批判をされてきた。しかしこの日は、ベテランの殴り屋、ロビー・ロウラーが圧倒的なプレッシャーで前に出て来たため自分も攻撃に出ざるを得なかった。その結果ロウラーが2-1の判定勝利を得た。

1ラウンド、サウスポーのロウラーは予想通り前に出て、左のジャブとローを繰り出してゆく。対するマクドナルドの方はジャブとミドルを出しながら様子見に徹する。終盤マクドナルドはテイクダウンを狙うがローラーは防いでみせた。

2ラウンド、ローを混ぜて攻撃を散らしたマクドナルドはテイクダウンをきめる。上から抑えることに時間を費やしたマクドナルドだが、終盤に上から肘の猛攻を見せた。

3ラウンド、前に出たロウラーをマクドナルドはテイクダウンするが、そこから何もせずにブーイングを浴びブレイク。再びテイクダウンを奪ったマクドナルドだが、今度はロウラーがスクランブルから上を奪取! 強烈なパウンドを入れて行く。なんとか立ったマクドナルドだが、ロウラーは強烈な打撃を当ててマクドナルドはダウン! 上から強烈なパウンドを入れて行く。立ち上がったマクドナルドは、残り時間僅かの所でテイクダウンをとると、耳をつんざくような大歓声の中、マクドナルドが強烈な肘を上から見舞ってゆくうちに、試合は終了した。

相手のマクドナルドが12才の時にUFCにデビューしたベテランのロウラーは、2月にオクタゴンに復帰して以来これで3連勝。戦績を22勝9敗とした。マクドナルドは15勝2敗に。もうひとつの黒星はカーロス・コンディットにつけられたものだ。

ジョシュ・コスチェック vs. タイロン・ウッドリー
二人の強力なレスラー同士の戦いは、ウッドリーが強烈な打撃を入れて決着した。

1ラウンド、強烈な打撃を見舞って二度までもコスチェックからダウンを奪ったウッドリー。しかしその二度ともコスチェックは相手に組み付いて凌ぎ切る。立ち上がると負けじと前に出て強烈なパンチを振るったコスチェックだったが、ウッドリーの右が強烈にヒット! コスチェックはスローモーションであるかのようにゆっくりマットに沈み、4分38秒で試合は決着した。

これでストライクフォースからやってきたウッドリーは12勝2敗に。UFCにおける3戦のうち2戦は1ラウンドでのKO勝利だ。「コスチェックがパンチを出して来たとき、カウンターを狙ってたんだ。このカウンターは千回くらい練習したから、入れてやろうと思ってたんだよ。僕は自分の存在を見せつけようとしているんだ。」敗れたコスチェックはこれで19勝8敗。そのうちの23戦がオクタゴンでのものだ。

ティム・エリオット vs. アリ・バゴティノフ
バゴティノフは今回、試合前に予告したKO勝利こそ果たせなかったが、フライ級ランカーのエリオットに強烈な打撃を当てて3-0の判定勝利をあげ、「パンチャー」というニックネームが相応しいことを証明した。これでバゴティノフは12勝2敗、エリオットは10勝4敗1分となった。

1ラウンド。エリオットがガードを下げて前に出ると、下がりながら機会をみてアッパーを振るバゴティノフ。さらにバゴティノフはエリオットに膝や右パンチ、ハイキックを当てる。しかしエリオットは前に出続けたタフネスを発揮した。

2ラウンド。コンビネーションを当てたバゴティノフは、エリオットを高々と持ち上げてテイクダウン。ギロチンを仕掛けられるも脱出したバゴティノフは、スタンドでも蹴りを中心に主導権を握った。

3ラウンド。まだエネルギーが残っているエリオットは同じペースで、ガードを下げたまま前に出続ける。対するバゴティノフは膝、ハイ、左右のパンチとカウンターをヒットさせる。スタミナの切れたエリオットは終盤にテイクダウンを奪い膝を入れてゆくが、ポイントを奪い返すには遅きに過ぎたのだった。

バゴティノフはこれで10連勝。採点は二人が29-28、残る一人は30-27だった。

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