FFTT メインカード結果

ファイト・フォー・ザ・トゥループス大会のメインカードの結果は以下の通り。
11月6日、ケンタッキー州フォート・キャンプベル − 男女の兵士達が見守るなか、UFC ファイト・フォー・ザ・トゥループス大会のメインイベントに登場した、かつては自身も合衆国の軍人であったティム・ケネディが1ラウンドにハファエル・ナタルをノックアウトし、幸福と言う言葉では言い表せない程の喜びを皆にプレゼントした。

「俺自身、完全に茫然自失だよ。」ケネディは語った。「君たちは俺のヒーローだ。」

試合の序盤の攻防では両者は互いに獰猛なパンチやキックを繰り出すものの、共にそこから更なる攻撃に繋げるチャンスを見いだす事は出来なかった。ケネディのミドル、そしてハイキックは特に効果的に思われたものの、ナタルのヒット&アウェイ戦法を攻略するにはいたらなかった。しかしケネディの拳がナタルの左顎を捉えると、ナタルはマットに崩れ落ちた。追撃のパウンドが降り注ぐとレフリーのハーブ・ディーンが両者の間に割って入り、1ラウンド4分40秒に試合の終了を宣告した。

この勝利でケネディの戦績は17勝4敗と向上。ナタルは17勝5敗1分けとなった。

デイヴィス vs. カムーシェ

女子バンタム級のコンテンダー、アレクシス・デイヴィスが合衆国海兵隊の退役軍人にして世界タイトルへの挑戦経験もあるリズ・カムーシェをユナニマス判定で下し、UFCで2つ目の勝利をその手に収めた。

ジャッジの判定は30−27が二名、一名が29−28でデイヴィスを勝者として支持。デイヴィスはこの勝利で戦績を15勝5敗と伸ばし、一方カムーシェは8勝4敗と戦績を落とした。

最初のラウンドの5分間はスタンドでの攻防に終始した。このラウンドではデイヴィスとカムーシェの両者はローキックを中心に攻防を組み立て、デイヴィスは更にそこから相手の顔面に数発のパンチを集める事にも成功したが、両者の間に目立ったダメージの差は見られなかった。

2ラウンドに入ると両者の攻防は激しさを増し、何度かのエキサイティングな打ち合いが観衆を盛り上げた。デイヴィスの左目の上には大きなカットが刻まれたが、デイヴィスは前進を止めずにカムーシェをコーナーに、そして金網際へと追い込み続けた。回り続けるカムーシェを相手にデイヴィスは作戦を変えると、残り時間1分少々の時点でカムーシェをマットに転がしグラウンドでの打撃を狙い始めた。しかしラウンド終了のブザーが鳴った時、リバーサルからトップポジションを奪っていたのはカムーシェだった。

3ラウンドの最初の攻防は金網際でのこう着状態に陥り、レフリーのゲイリー・コープランドは両者にブレイクを命じた。その後の攻防はこれまでと同じく、デイヴィスがオクタゴンを大きく横切る様に動き続けてカウンターを狙うカムーシェを追い続け、時折両者が組み合うと言うことが繰り返された。

ロメロvs. マルケス

元キューバのオリンピック・レスラー、ヨエル・ロメロがブラジルのホニー・マルケスを3ラウンドにフィニッシュ。そのUFC戦績を2勝2KOと伸ばした。

二人の185パウンダー達は序盤の攻防ではマルケスがテイクダウンを奪うまでは互いにキックだけでその攻防を組み立てた。ロメロ(6勝1敗)は立ち上がるとキレのある左をマルケスに命中させ、その明らかに高いレベルの運動能力で観客から声援を引き出した。ラウンド中盤を過ぎるとマルケスは再びテイクダウンに成功し、今回はしばらくの間トップポジションをキープすることに成功した。残り時間1分40秒の時点でロメロは攻防をスタンドに戻し、ブラジリアン・ファイターを追い始めると、その左のパンチを有効に活用してみせた。

2ラウンドの前半の4分間はロメロが攻防をスタンドに保ち、ほとんど一方的に相手を攻め立て続けた。ところが残り時間1分になるとマルケスは突如その息を吹き返し、猛然と反撃を開始すると、有効打こそほとんど見られなかったものの、ロメロを激闘に巻き込んだ。

最終ラウンドが始まるとマルケス(14勝2敗)は、途中で偶発性のサミングにより試合の中断を余儀なくされたものの、積極的に豊富な手数で前に出た。サミングでの中断から試合が再開されるとロメロが流れを掴み、一発の左がマルケスを捉えると、再度左を叩き込みマルケスをキャンバスに倒れ込ませ、レフリーのマリオ・ヤマサキから試合終了の宣告を引き出した。時間は1分39秒だった。

ハビロフ vs. マスヴィダル

オクタゴンに3度目の登場となったライト級の有望ファイター、ルスタン・ハビロフは経験豊富なホルヘ・マスヴィダルにユナニマス判定で勝利し、UFCでの無敗を守った。

ジャッジは二名が30−27、一名が29−28と採点した。

試合が始まるとハビロフはジャブで距離を測ると強烈な右のオーバーハンドを命中させたがマスヴィダルはその衝撃からすぐに回復した。マスヴィダルは的確な打撃で反撃を開始したが、ハビロフの優勢はあきらかで何度もその当たればKO必死の右のオーバーハンドを繰り出した。残り時間2分、マスヴィダルはハビロフのテイクダウンを見事に防いだものの、そのカウンターでの打撃は十分にポイントを積み重ねる事は出来なかった。

2ラウンドに入ってもハビロフ(17勝1敗)はポイントを重ね続け、マスヴィダル(25勝8敗)の攻撃に少しばかり必死な様子が伺える様になった。 残り時間1分35秒、マスヴィダルは素晴らしいテイクダウンでダゲスタン共和国出身のハビロフを仰向けに倒し、相手を驚かせた。ハビロフは自身のグラップリング技術の片鱗を見せつけながら攻防をスタンドにもどし、このラウンドが終了したとき、両者の攻防はやはりスタンド状態のままであった。

第3ラウンド残り時間3分50秒、比較的穏やかな流れから突如、ハビロフはスピニング・バックキックを相手にめり込ませ、鋼鉄の顎を持つマスヴィダルを崩れ落ちさせた。マスヴィダルは倒れ込みながらもその意識を回復させたのか、すぐさま立ち上がった。ハビロフはグラップリングの攻防で相手を仕留めにかかったものの、マスヴィダルのディフェンスは堅固だった。フロリダのマスヴィダルはそこから疲労の色が隠せないハビロフを相手に必死の反撃を見せたものの、試合をひっくり返す事はできなかった。

キエーザ vs. スミス

ジ・アルティメット・ファイター優勝者同士の対戦となったこのライト級一戦ではTUF 15優勝者のマイケル・キエーザがTUF 16の優勝者、現役合衆国軍軍曹のコルトン・スミスを2ラウンドにサブミッションに捉えて勝利した。

序盤にキエーザのリアネイキッド・チョークに捉えられ、あわや万事休すか、と言うところまで追い込まれたスミスだったが、スミスはそこから脱出しするとキエーザのバックを奪い、ガッチリとチョークを食い込ませて観衆から大声援を引き出した。この一進一退の攻防のあと、スミスは微笑みながら両手でキエーザの両肩を叩くと、観客は両者に大声援を送った。

2ラウンドに入り両者の攻防はこう着状態に陥ったが、突如繰り出されたキエーザの投げでスミスはマットに叩き付けられ、今回はワシントン州在住のキエーザがリアネイキッド・チョークでスミスからタップを奪ってみせた。時間は2ラウンド1分41秒だった。

この勝利でキエーザの戦績は10勝1敗。スミスはライト級デビュー戦を落とし、6勝3敗となった。

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