フライ級タイトルマッチで完全決着! UFC on FOX 8 メインカード結果

UFC on FOX 8 :デミトリオス・ジョンソン vs モラガの結果を見てみよう。
シアトルのキーアリーナで行われたUFC on FOX 8大会のメインイベントにて、地元ワシントン出身のフライ級王者、デミトリオス・ “マイティマウス”・ジョンソンが見事に王座防衛に成功した。いつものようにスピード感溢れる動きを魅せたジョンソンは、最後にはきっちりと決着を付けたのだ。

デミトリオス・ジョンソン vs. ジョン・モラガ
ジョンソンが、王座戴冠以来最高の試合をみせた。体格で上回るジョン・モラガに対して、5ラウンド腕十字で一本勝ち。これがジョンソンにとって初のUFCにおける一本/KO勝利となった。

試合開始後、前に出て派手な蹴りを当ててみせたモラガ。しかしジョンソンは徐々にペースをあげてゆく。ジョンソンが強烈な右のカウンターを当てると、モラガは金網際までジョンソンを押してゆく。しかしそこで体勢を低くしたジョンソンがテイクダウン。モラガは防御も兼ねてギロチンを仕掛けるが、ジョンソンはサイドを奪取し、肘を連打してゆく。さらに立とうとしたモラガを、ジョンソンはスタンド状態でのギロチンで締め上げる。深く入ったかに見えたところでラウンドが終了した。

2ラウンド、再び前に出るモラガだが、ジョンソンはあっさりテイクダウンを奪う。さらに立ち上がってパスを奪い、クルシフィックスの状態からパウンドを落としてゆくジョンソン。さらにジョンソンは肘を当て、腕とチョークを狙ってグラウンドで圧倒。モラガは立ち上がるが、そのたびにジョンソンのテイクダウンの餌食となった。

3ラウンド、体勢を低くして重いパンチを振るっていったモラガ。しかしジョンソンはそれをかわし、またしてもテイクダウン。王者ジョンソンのキムラロック狙いを耐えたモラガが背中を見せると、ジョンソンはバックを奪うも、モラガは立ち上がって展開はスタンドに。しかしここでまたしてもジョンソンがテイクダウン。モラガの腕を取ったジョンソンはそのままキムラロックを極めにかかるが、モラガは体の大きさを利用してなんとか脱出。逆にテイクダウンを奪って反撃してみせた。

4ラウンドに入っても動きの落ちない両者。しかしここでもテイクダウンを奪ったのはジョンソン。スタンドに戻ってもジョンソンはミドル、そしてハイを当ててゆく。さらに膝を当ててテイクダウンを奪ってペースを支配するジョンソン。しかし終盤、モラガの強烈な右が王者の顔面にヒット! チャンスとばかりに前に出るモラガだったが、ジョンソンはほとんど反射的にカウンターのテイクダウンを決めてみせた。

最終ラウンド、ガードを下げてアピールしたジョンソンは、またしてもモラガをテイクダウン。さらにガードから背筋を伸ばし、パスガードしてサイドを奪うことに成功したジョンソンは、またしてもキムラを狙って行く。そこからモラガの顔をまたいだジョンソンは腕十字! 下になりながらもモラガの腕を伸ばし、3分43秒のところでタップを奪ってみせた。歓喜のあまりに360度キックを四発出してアピールしてのけた王者ジョンソン。その鼻こそ血にまみれていたものの、その表情は今にも次の挑戦者を向かい撃つことができそうなほど充実していた。

このジョンソンの勝利は、UFC史上もっとも長時間かかった一本勝ちとなった。ジョンソンの戦績はこれで18勝2敗1分となり、UFCフライ級では無敗のままだ。モラガはこれで13勝2敗に。もう一つの敗戦は、前回ジョンソンの王座に挑戦した ジョン・ドッドソンによるものだ。

ローリー・マクドナルド vs. ジェイク・エレンバーガー
大いに期待されたウェルター級コンテンダー対決は、15分間の睨み合いに終わってしまった。エレンバーガーとマクドナルドの両者が、終始お互いの打撃力を警戒したこの試合は、主導権を握り続けたマクドナルドが3-0の判定を収めた。これでタイトル挑戦には少し近づいたマクドナルドだが、ファンの支持を得ることはできなかった。

1ラウンド、アクションのほとんどは試合場ではなく観客席から起きた。客は “USA”チャントと “ローリー” チャントを交換しながら選手に指示を送るが、やがてそれはブーイングへと変わっていったのだ。ちなみに、その間選手はお互い回りながら様子見のジャブやキックを交換していたのだ。巧みに距離を取りジャブを当てていったマクドナルドに対して、エレンバーガーも左を当てて距離を詰めようとするも成功せず。残り時間が少なくなり、再びブーイングが起きたところでエレンバーガーが前に出るも、クリンチから攻防は進展しなかった。

2ラウンド、ジャブ、右、蹴りを当ててエレンバーガーに前進を許さないマクドナルド。手を出せずにいらつくエレンバーガーはテイクダウンを狙うが、マクドナルドはこれも防御。それでも離れ際にエレンバーガーは有効打を当ててみせた。逆にテイクダウンを狙うマクドナルドと、それを振りほどいたエレンバーガー。さらにマクドナルドが蹴りを当てると、エレンバーガーも前進して打ち合いに持ち込もうとするが、マクドナルドは巧みに距離を取る。この展開に観客の不満はさらに増していった。

3ラウンド、裏拳打ちやノドへのパンチなど、変化をつけようとするエレンバーガーだが、マクドナルドのジャブにことごとく阻まれてしまう。マクドナルドはハイを打つなど自信を増しているようだが、それでも安全策を変えることはせず。終盤エレンバーガーはとうとうテイクダウンを奪う事に成功するが、マクドナルドはバタフライガードから上体を起こし、スイープからキムラロックを狙ってゆく。観客のブーイングが続く中試合は終了した。

採点は二人が30-27、一人が29-28でいずれもマクドナルドを支持。マクドナルドはこれで15勝1敗となった。唯一の敗戦はやはりウェルター級コンテンダーの カーロス・コンディットの手によるものだ。試合後マクドナルドは語った。「もちろん僕もフィニッシュを狙っているけど、相手も強いんだよ。じゃあ僕はどうすればいいっていうんだい? 僕の肘を彼は脅威に思ったんだろうね。あの後は入ってこなくなったからね。」対するエレンバーガーは、これで29勝7敗となった。

ロビー・ローラー vs. ボビー・ヴォエルカー
打撃ファン待望のこの試合において、“ルースレス(容赦なき)”・ロビー・ローラーがまたしてもKO勝利を収めた。ローラーは2ラウンドで、代役の “ヴィシャス(残忍な)”・ボビー・ヴォエルカーを仕留めてみせたのだ。合わせて38ものKO勝利をあげている両者の対決において、お互いの戦略は明らかであった。そしてその数字はまもなく39となったのだ。

1ラウンド、ローを出すヴォエルカーに対して、ミドルからのテイクダウンで反撃したローラー。ハーフから左を打ち下ろしたローラーは、ヴォエルカーを立たせるものの膝を入れてゆく。相手をフェンスに詰めたローラーはさらに膝をいれ、離れ際にはアッパーも。鼻血を出したヴォエルカーにローラーは必殺の左を当て、ハイと飛び時ざまで繰り出して圧倒! ローラーは終了間際にも飛び膝、ミドル、パンチ連打を当ててみせた。

2ラウンド開始と同時に拳を振り回していったヴォエルカー。しかし動じることのないローラーはハイキック一閃! たまらずダウンしたヴォエルカーに追撃を加えて、2ラウンド24秒で試合を決めた。 さらにローラーは、あたかも完璧な着地を決めた体操選手のように、両手を広げて観客に挨拶をしてみせた。

「やったぜ。これでアメリカン・トップ・チームも目覚めたよ」と、ストライクフォースから UFCに復帰以来、2戦全勝のローラーは語った。「体調も問題ないから、すぐに練習に戻りたいね。」これでローラーは21勝9敗1ノーコンテスト、18KO勝ちとなった。ヴォエルカーがこれで24勝10敗。ヴォエルカーはUFCデビュー戦においてパトリック・コーテと戦っている。

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リズ・カムーシェ vs. ジェシカ・アンドレイジ
この日のFOX中継の最初の試合において、選手として初めてUFCオクタゴンに登場したリズ・ “ガール・リラ(女ゴリラ)” ・カムーシェが、ジェシカ・アンドレイジから2ラウンドで勝利を収め、前回のタイトル戦における敗戦から見事な復活をみせた。

1ラウンド、蹴りを放ったカムーシェはさらにテイクダウンを奪う。ムエタイファイターのアンドレイジは立ち上がるが、体格に勝るカムーシェにフェンスに押し付けられ、またしても倒されてしまう。サイドを奪ってパウンドを落としてゆくカムーシェ。やがて立ち上がったアンドレイジは、豪快なスラムで逆にテイクダウンを奪取! カムーシェも体勢を入れ替えるが、アンドレイジはギロチンへ。そのままラウンドが終了した。

2ラウンド早々、再びカムーシェの豪快なテイクダウンが炸裂! さらに肘を落としてサイドを奪ったカムーシェは、マウントに移行すると拳を連打! 必死に逃れようとするアンドレイジだが、バックを奪われさらに体を伸ばされてしまう。そこからカムーシェはチョークを狙うがアンドレイジはエスケープ! それでもマウントをキープしたカムーシェは肘と拳を連打! アンドレイジも諦めずにエスケープを試みるが、カムーシェは許さず肘を落とし続ける。3分57秒、ついにレフェリーのハーブ・ディーンが試合を止めた。

デビュー以来素晴らしい戦いをみせているカムーシェは8勝3敗に。弱冠21才にしてUFCヴェテランとなったアンドレイジは、これで9勝3敗となった。

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