ハーマンとスミスが大激闘!:UFC on FOX 8 プレリミナリー・ファイト結果

UFC on FOX 8大会のプレリミナリー・ファイトの結果を見てみよう。
シアトルのキー・アリーナにおいて、まだ地元のレストランがブランチを出している時間からFOC on FOX 8大会がはじまった。特にミドル級のエド・ “ショートフューズ”・ハーマンvs トレヴァー・ “ホットソース” ・スミスの二人は激闘を展開。三人出場した地元勢はいずれも敗れてしまったものの、シアトルのファンはメインカード開始前から大いに盛り上がった。

マイケル・キエーザ vs. ホルヘ・マスヴィダル
FX放送枠のメインイベントにおいて、TUF Live の覇者、マイケル・キエーザが地元ファンの前で上達した打撃技術を披露した。しかしその健闘も空しく、キエーザはホルヘ・マスヴィダルに2ラウンド終了寸前、一本負けを喫してしまった。

試合開始と同時にテイクダウンを狙いに行き、取ってみせたキエーザ。しかし慌てず立ち上がるマスヴィダル。この離れ際で、なんと寝業師のキエーザの上下のパンチが炸裂してマスヴィダルはダウン! さらにチョークを狙いにいったキエーザだが、マスヴィダルは脱出して打撃で大反撃! それに耐えたキエーザは再び番地でダウンを奪うが、マスヴィダルも得意な打撃で負けじと打ち返した。

2ラウンド、キエーザはまたしてもテイクダウンを奪うが、今度は打撃の名手のマスヴィダルが強烈なギロチンで逆襲。さらにボディを見舞って攻勢に出るマスヴィダル。キエーザは大車輪キックを放つもマスヴィダルが上に。ガードからスイープを狙うキエーザだが、マスヴィダルは強烈なパウンドで猛攻! さらにがぶりの姿勢になったマスヴィダルはダースチョーク! 粘ったキエーザだが、4分59秒、まさにベルトほぼ同時にタップアウトした。

「キエーザは上手く上下に散らしてきたよ」とマスヴィダルは語った。「タックルと見せかけて左ストレートを当ててきた時は見えなかったよ。効かされたと分かった時に俺は本当に頭に来て、ここで締め落とされなかったら、絶対ぶっ倒してやると誓ったんだ。」マスヴィダルはこれでUFC登場以来ニ連勝、二度目の一本勝ちで戦績を25勝7敗とした。マスヴィダルはストライクフォースにおいても、 ギルバート・メレンデスとのタイトル戦以外では負けていない。対するキエーザは初黒星を喫し、戦績は9勝1敗となった。

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ダニー・カスティーリョ vs. ティム・ミーンズ
サクラメントのレスリングマシーン、ダニー・カスティーリョが、ミューメキシコのティム・ミーンズの打撃を完封し、3-0の判定勝利を収めた。

試合開始後すぐにテイクダウンを奪ったカスティーリョは、ミーンズの足関節狙いを力で潰しては、パウンドを当ててゆく。ミーンズも立ち上がるが、そのたびにカスティーリョは豪快なテイクダウンを奪っていった。

2ラウンド、スタミナが切れたか動きの落ちたカスティーリョだが、やがてテイクダウンを奪う。そこからパウンドを当てていったカスティーリョは、ミーンズに立ち上がられても再び試合をグラウンドに引きずり込み、優位に進めた。

両者動きの落ちた3ラウンド、打撃の攻防からカスティーリョがテイクダウンを仕掛けるも、ミーンズが切り返してサイドを奪取。ミーンズがパウンドを打つも、カスティーリョがアップキックから立ち上がったところで試合が終了した。

ジャッジは全員29-28。チーム・アルファメール所属のカスティーリョはこれで16勝5敗 、UFCでは6勝目とまった。計量に失敗したが試合には出場したミーンズ。前回は減量中にサウナで転倒し試合に出ることすらできなかっただけに、これだけでも一つの達成と言えなくもない。戦績はこれで18勝5敗1分となった。

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メルヴィン・ギラード vs. マック・ダンジグ
初期のTUF出身者同士の対決は、ギラードがその代名詞とも言える、豪快なKOをもってダンジグを2ラウンドで仕留めてみせた。

リーチ差を活かした伸びるパンチで前に出るギラードは、ダンジグの鼻を赤く染める。さらに有効打を当ててゆくギラードに対して、ダンジグもテイクダウンを狙うがギラードは突き放す。さらに自信をつけてワンツーを当てて行くギラードは、さらにミドルも当ててみせた。

2ラウンド、やや打撃に正確性を欠いたギラードに対して、テイクダウン狙いからバックを取りにゆくダンジグ。しかしギラードはそれをふりほどく。さらに前に出てくるダンジグに対して、ギラード強烈は左をヒット! 倒れたダンジグに追い打ちを浴びせたギラードが2分47秒でKO勝利を収めた。

ギラードはUFC 132以来のKO勝ち。トレヴァー・ウィットマン門下のチーム・グラッジの一員としての最初の試合を勝利で飾った。戦績は48勝13敗3分1ノーコンテストとなった。「すごく緊張したよ。強烈なジャブがカウンターで入った。僕とコーチはずっとこれを練習していたんだ」とギラードは語った。敗れたダンジグは22勝11敗1分となった。

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イーヴス・エドワーズa> vs. ダロン・クルックシャンク
打撃の得意な両者の対戦は、派手な打ち合いとはならずに慎重な攻防に終始。ダロン・クルックシャンクがイーブス・エドワーズに2-1の判定で辛勝した。

1ラウンド、前に出てゆくエドワーズと、回って距離を取るクルックシャンク。蹴りを使っての様子見に終始した。

2ラウンド、コンビネーションやミドルを当てていったクルックシャンクは、変幻自在の動きをみせつける。しかしエドワーズも強烈なミドルキックを連打で当てるなど反撃をしていった。

同様の攻防が繰り返された3ラウンド。エドワーズはフットワークを使ってくルックシャンクの蹴りを防御。それでも若いクルックシャンクの派手な動きはジャッジの目に止まったか、採点は二者が30-27でクルックシャンク、一者が30-27でエドワーズを支持することとなった。

TUF Live 出身のクルックシャンクはこれで13勝3敗。2001年の UFC 33においてUFCデビューをしたエドワーズは実に42勝20敗1分となった。「観客には見えなかったかもしれないけど、すごくテクニカルな試合だったんだよ」とクルックシャンクは語った。「相手が前に来るたびに、3、4発入れたんだ。プレッシャーをかけられたから下がったけど、正面に立った時は当てたんだ。」

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エド・ハーマン vs. トレヴァー・スミス
TUF 3出身のエド・ハーマンがストライクフォースから来たトレヴァー・スミスと大激闘を展開の末、2-1の判定で勝利した。

お互いに思い切って打撃を放っていった1ラウンド。ケージ際でハーマンが肩パンチとアッパーを打てば、スミスも膝を当ててゆく。ハーマンは強烈は左を当ててスミスをふらつかせるが、スミスもパンチで反撃。豪快な左でハーマンにダメージを負わせたスミスに対して、ハーマンはアッパーを返す。さらに豪快な打ち合いが続いたラウンドだった。

激しい攻防は2ラウンドも続く。テイクダウンを交えて攻撃するハーマンだが、スミスも立ち上がって膝で反撃。ハーマンはムエタイ式の膝をヒットさせて場内を沸かせる。さらにテイクダウンを狙うハーマンに対して、スミスはギロチンでカウンター。ハーマンはベルに救われる形になった。

3 ラウンド、ハーマンが強烈な右を当てると、逆にスミスは左を返す。テイクダウンを奪ったハーマンは肩固めを狙うが、スミスは脱出。立ち上がった両者はさらに殴り合う。ハーマンはローブローをもらっても動じない超人ぶりを見せつける。終盤、動きが落ちながらも両者は限界まで打ち合って試合を終えた。

この死闘の採点は二人が30-27、29-28でハーマン、一人が30-27でスミスを支持。UFC 13試合目を勝利で飾ったハーマンはこれで21勝7敗1ノーコンテストとなった。地元におけるオクタゴンデビュー戦であったスミスは、これで10勝4敗に。

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ジュリー・ケッジー vs. ジャメイン・デランダミー
FX放送枠の最初を飾った女子試合は、強力なキックボクサーのジャメイン・ “アイアンレディ”・デランダミーが、女子MMAのパイオニア的存在であるジュリー・ “ファイアーボール” ・ケッジーに2-1で判定勝ちした。

試合開始後、ケッジーのテイクダウン狙いを切ったデランダミーは打撃を当てて相手をぐらつかせる。さらにクリンチから膝を入れ合う両者。やがて退屈した観客からブーイングが上がり、レフェリーが両者をブレイクした。ケッジーはテイクダウンを狙うが、デランダミーは片足立ちのままケッジーにパンチを入れて、さらに膝をボディに入れていった。

お互い用心してはじまった2ラウンド。やがて拳を振り回すケッジーだが、リーチ差で当てることができず、デランダミーのパンチをもらう。しかしケッジーはとうとうテイクダウンに成功し、上から肘を当てていった。

 3ラウンド。ハイキックを放ったデランダミーに対して、距離を詰めたケッジー。クリンチの攻防から今度はデランダミーがテイクダウンを奪う。試合はやがてスタンドに戻り、デランダミーは強烈な右を当てると、ケッジーも負けじと大車輪キックを繰り出す。残り30秒でテイクダウンを奪ったケッジーだが、デランダミーも下から肘を当てていって試合は終了した。

採点は二者が30-27、29-28でデランダミーを、一者が29-28でケッジーを支持。デランダミーはこれでMMA4勝2敗に。ちなみにムエタイのプロ戦績においては46勝30KOをあげている。「もう少しダメージを与えたかった。最初は固かったと思う」とデランダミーは語った。MMAキャリア8年となるケッジーは16勝12敗に。「毎試合、ベストを出し尽くせなかったという思いが残るの」とケッジーは語った。「世界でもっとも恐ろして女子キックボクサーと打ち合ったのは誇りに思うけど、UFCデビューを飾れなかったことは失望しているわ。」

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アーロン・ライリー vs. ジャスティン・サラス
距離とスタミナを活かして戦ったジャスティン・サラスが、ベテランのアーロン・ライリーから2-1 の判定勝利。見応えのある打ち合いを制した。
1ラウンドずっとプレッシャーをかけ続けたのはライリー。有効な左を当てるが、サラスも右のカウンターを返す。さらにハイキックを打ち合う両者。有効打で勝るサラスは、テイクダウンを交えて一度は成功させてみせた。

2ラウンド、さらに前に出るライリーに対して、サラスはテイクダウンのカウンター。さらにサラスはスタンドで主導権を握り、右を当てていった。

3ラウンド、追うライリーはローを当てた後に強烈なハイ! あわやKOかと思われた一撃を耐えたサラスは、バックにまわるとスープレックスで逆襲を試みるが、ライリーはこれを耐えて両腕を上げて観客を喜ばせてみせる。さらに終盤、両者は派手に打ち合い、序内を沸かせて試合は終了した。

判定は二者が29-28でサラスを、一者が29-28でライリーを支持。勝利したサラスは11勝4敗に。対するライリーは、2002年 UFC 37 にてUFCデビュー。これで29勝14敗1分となった。

ジョン・アルバート vs. ヤオツィン・メザ
このバンタム級戦において計量をクリアできなかった地元のジョン・アルバートは、アリゾナのヤオツィン・メザと見応えのある試合を展開した者の、惜しくも2ラウンド一本負けを喫してしまった。

1ラウンド、メザがテイクダウンを奪うと、アルバートは下からサブミッションを狙ってゆく。さらに一進一退のグラウンド戦が続き、上を取ったアルバートが十字を狙えば、メザは体重を掛けて潰してゆく。逆にギロチンを仕掛けるメザだが、アルバートは逃げてみせた。

2ラウンド。ギロチンから三角締めに移行したアルバート。入ったかに見えたがメザは耐える。メザの腕を流し、頭を押し下げて極めにいくアルバートだが、メザは体勢を低くして防御。ここで足の力が尽きたアルバートの三角締めは解けてしまい、メザがパスからサイドを奪取。スタミナの切れたアルバートのバックを取ったメザはチョークの体勢に。耐えたアルバートだが、最後は完全に体を伸ばされて深くチョークを入れられてタップアウト。2分49秒の出来事だった。

「アルバートはいつも最初は強いけど、スタミナが切れるんだよ」とメザは言った。「たから最初のラウンドをやり過ごせばいいと分かっていた。そこでハイペースで試合をしたんだ。」これでメザはUFC初勝利。前回、急な参戦でチャド・メンデスと戦い敗れた試合から見事に復活した。 ライト級王者のベンソン・ヘンダーソンのチームメイトでもあるメザはこれで 19勝8敗。アルバートはこれで4連敗。7勝5敗となった。

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