サッチとハイ、二人のウェルター級ファイターが速攻でフィニッシュ:UFN インディ大会プレリミナリーファイト結果

UFCファイトナイト、プレリミナリーバウトの結果を見てみよう…
この日のUFCファイトナイト大会、インディアナポリスのベイカーズ・フィールドハウスに集まったファン達は、サブミッションによる決着、容赦なき打撃による決着を楽しんだ。中でも地元のヒーロー、ダレン・エルキンスが日沖発相手にキャリア最大の勝利を挙げ、またブランドン・サッチは鮮烈なKOでUFCデビュー戦を飾ったのだった。

ディラン・アンドリューズ vs. パピー・アベディ
TUF17に参戦したディラン・アンドリューズは、肩の負傷を乗り越えてパピー・アベディに3RKO勝利を収め、UFCに連勝を飾った。

1ラウンド、打撃戦を繰り広げた両者はやがてクリンチに。そこからアベディは豪快なテイクダウンをみせるが、アンドリューズも立ち上がって逆にテイクダウンを見せる。アベディはギロチンでアンドリューズを締め上げるが、アンドリューズは凌いでみせた。

2ラウンド、さらに優勢に立ったアベディは、アンドリューズの打撃に合わせてテイクダウンし、上からパウンドを放ち、さらに再びギロチンで締め上げていった。

3ラウンドに逆襲に転じたアンドリューズは、打撃をヒット。テイクダウンに来たアベディにカウンターのアッパーを合わせてダウンを奪うと、そのままパウンドの猛攻を加えて1分32秒で試合を決めた。

アンドリューズはこれで18勝5敗1分に、アベディは9勝3敗となった。

「1ラウンドに肩を怪我してしまって、アドレナリンも痛みを止める役には立たなかったんだ」と明かしたアンドリューズは、勝利したにもかかわらずファンにその試合ぶりを詫びた。「KOすることが僕の使命だったんだ。」

アンドリューズの試合後インタビューはこちら。

ジャスティン・エドワーズ vs. ブランドン・サッチ
ブランドン・サッチが、タフなジャスティン・エドワーズから何度もダウンを奪った後、1分23秒でKO。鮮烈なUFCデビューを飾った。

危険なキックボクサーを相手にしたエドワーズはサッチを捕まえにいく。しかしサッチは強烈な膝を当てて捕まらない。それでもひるまず組みにゆくエドワーズだが、サッチは強烈な膝を何度もボディと顔面に食い込ませる。ついにエドワーズをフェンス際に追い詰めたサッチはそこから強烈な左右のコンビネーションで一気に試合を決めてみせた。

サッチはこれで10勝1敗に。最近の9勝は全て1ラウンド決着だ。敗れたエドワーズは9勝3敗となった。「僕はいつも3ラウンド戦う準備ができているんだ。でも決められるチャンスがあったから、全力で言ったんだよ。すごく強い膝を当てたんだけど彼は向かって来た。信じられないほどタフだったよ」とサッチは語った。

サッチの試合後インタビューはこちら。

ダレン・エルキンスvs. 日沖発

この日はじめて判定決着となった試合は、観客の目を15分間釘付けにする激闘だった。ダレン・エルキンスと日沖発の両雄は、見応えのある打撃戦と技術の詰まったグラウンド戦を交互に展開。最後には地元インディアナ州のエルキンスが、三者とも29-28の判定で勝利を得た。

1ラウンド、二人のグラップラーは激しい打撃戦を展開。特に日沖は上背を活かしてあらゆる方法でボディと顔面に打撃を繰り出していった。しかしエルキンスも負けじとカウンターや力強いストレートを返してゆく。やがて日沖の蹴りを捕まえたエルキンスはフェンスまで押してゆくが、日沖はテイクダウンを許さず。エルキンスはさらにボディからコンビネーションを繰り出すが、日沖も打ち返しさらに強烈なミドルでエルキンスを下がらせる。さらに追いかけた日沖はラッシュ。エルキンスがグラウンドに逃れようとすると、それをがぶった日沖は、エルキンスのダメージの残るボディにパウンドを落として行き、さらにギロチンを狙う。しかし日沖がバックを狙った瞬間、エルキンスはバタフライガードを取ることに成功し、さらに立ち上がって難を逃れた。そこから片足タックルに移行したエルキンスは、ラウンド終了直前に日沖の体をグラウンドに持ち込んでみせた。

2ラウンド、さらに激しい打撃戦は続く。渾身の力を振り絞って打ち込んでいるように見えるエルキンスに対して、距離を保とうとする日沖。エルキンスはクリンチからアッパーを狙って行くが、疲労とともに正確さを欠いてゆく。それでもテイクダウンを奪ったエルキンスは、そのまま日沖のバックを奪いにゆく。観客が大声援を送るなかで上のポジションを確立したエルキンスは1ラウンドのお返しのパウンド攻撃。日沖は立ち上がるもののエルキンスはバックに付く。そこから日沖は回転してバックを奪いに行くが、エルキンスはそれを逃れ、続く日沖の腕十字狙いからもエスケープをしてみせた。

3ラウンド、地元エルキンスへの声援が凄まじい。日沖はエルキンスの攻撃に対してアッパーと左のカウンターで迎え撃つ。しかしエルキンスはここでテイクダウンに成功! 日沖はすぐに三角締めを仕掛けるが、エルキンスはパウンドを放って力で脱出。そのまま上をキープしたエルキンスは、日沖の攻撃的なガードをパスしにかかる。ときにハーフガードに持ち込んだエルキンスは、そのまま上をキープしてこのラウンドを、そして勝利を決定付けたのだった。

通算18勝3敗のエルキンスは、これでフェザー級転向後6勝1敗。唯一の敗戦は、ランキング1位のチャド・メンデスによるものだ。「日沖を削ることが我々の戦略で、それをやり続けたんだ。観客が僕の名前を叫んでくれる地元で戦うのは最高だったよ。でもプレッシャーを感じることはなかったんだ」と地元出身のエルキンスは語った。敗れた日沖は、これで26勝7敗2分となった。

エルキンスの試合後インタビューはこちら。

ジェイムズ・ヘッド vs. ジェイソン・ハイ
ジェイソン・ハイが、101秒でジェイソン・ヘッドを仕留め、UFC三戦目にして初勝利を挙げた。

ハイをスタンドで追い詰めることに成功したヘッド。しかしハイはそこでテイクダウンに成功し、すぐさまギロチンへ。回転して逃げようとするヘッドだが、ハイはそれに付いて行き、最後はマウントの体勢から締め上げて粘るヘッドからタップを奪った。ハイはこれで18勝4敗、ヘッドは9勝4敗となった。

「やっと勝てたよ。ここで戦うためには勝たなきゃ行けないんだ。やったよ。今日はお祝いだ。ドーナッツ、バーベキューとビールでね!」とハイは語った。

ハイの試合後インタビューはこちら。

ザック・カニングスvs. ベニー・アロウェイ
TUF 17出場者のザック・カニングスが、TUFスマッシズのベニー・アロウェイから一本勝ちし、最高のUFCウェルター級デビュー戦を飾ってみせた。 

試合開始から職人芸を見せたカニングスは、カニングスの長いリーチを活かした打撃をかいくぐってテイクダウンを奪う。さらに差し合いの攻防でも有利に立ったカニングスは、アロウェイがテイクダウンを狙ってきたところで得意のダースチョークの体勢に入ってそのままスピンし、4分19秒で勝負を決めてみせた。

これでカニングスは16勝3敗に。試合後には、「3rラウンド戦うことを想定していたけど、短い時間で決められてうれしかったよ。彼がハーフガードから動く時に隙があったんだ。だから彼がパスにかかったところで仕掛けてチョークを極めることができたんだ」と語った。敗れたアロウェイはこれで13勝6敗となった。

カニングスの試合後インタビューはこちら。

ロジャー・ボウリング vs. アベル・トゥルジーロ

重い打撃が飛び交い、力強いグラウンド戦が展開された両雄による激しい試合は、不幸にも反則の膝蹴りによってノーコンテストに終わってしまった。

1ラウンド、ボウリングは強烈な右フックを当てるが、トゥルジーロも重いフックで逆襲。おたがい一撃必殺のごとく激しいパンチを入れ合った両者だが、優勢になったのはトゥルジーロの方。しかしボウリングは豪快なテイクダウンを決めて形成を逆転。さらにボウリングはスクランブルからギロチンを狙い、決着が付いたと勘違いしたレフェリーは試合を止めようとしたが、両者ともに無視して続行。やがてトゥルジーロはエスケープに成功した。

2ラウンドも迫力の攻防が続く。飛び膝を繰り出し、さらにテイクダウンに成功したボウリングは、さらにチョークを狙う。それをなんとか脱出したトゥルジーロは逆に打撃で反撃に。ここでトゥルジーロはグラウンド状態のボウリングに強烈な膝を二発当ててしまう。4分57秒の時点で試合は中断され、多大なダメージを受けたボウリングが試合続行不可能のため、ノーコンテストが宣告された。

「反則の膝をもらったんだよ。グラウンド状態にいて、「あと10秒」という声を聞いたんだ。そこで終了のベルを待っていたら膝を二発もらってしまった。そういうこともあるさ」とボウリングは語った。対するトゥルジーロは、あまり礼儀正しい態度を見せなかった。「俺はヤツがダメージを受けているを見たから、ニ発目に膝を胸の上に見舞ったんだ。ダメージを与えたのはパンチだ。ヤツはノーコンテストに持ち込むために演技をしたんだ。」ボウリングはこれで11勝4敗1ノーコンテストに、トゥルジーロは10勝5敗1 ノーコンテストとなった。

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