Last fight


今回の試合に向けたトレーニングの特徴は?
最大の違いは新しい観客に俺のスキルを見せて、まだ成されていない偉大な功績を挙げたいっていう俺の願望だ。
ファイターとしてのトレーニングを始めたのはいつ? きっかけは?
10歳からずっと続けている。俺と兄はいつも家でケンカしていて、父親が俺たちの気性の荒さをコントロールするにはブラジリアン柔術のクラスに通わせたらいいと考えたんだ。まあ、俺たちのケンカがいっそうテクニカルになっただけだったけどな(笑)。それからまもなく俺たちはキックボクシングのトレーニングを始めて、そこからMMAへの移行は自然な流れだった。2人ともずっと若い頃からUFCのファンだったよ。ホイス(グレイシー)の試合見てすごくワクワクした。あの頃はUFCとPRIDEに熱狂していたな。
プロで獲得したタイトルは?
ベラトールMMAの3度のフェザー級王者だ。1度目はベルトを2回防衛し、2度目は5回防衛した。3度目は防衛戦を2回やってからプロモーションを離れた。2019年5月から2021年11月までベラトールMMAのライト級王者でもあった。でもパンデミックとプロモーションのスケジュールの関係で、そのタイトルを防衛することはできなかったんだ。その間に兄のパトリッキーがナンバー1コンテンダーになっていたから、俺はベルトを返上し、その後兄がそれを獲得した。合わせて17戦のタイトルマッチをやって13勝した。それと、ベラトールのフェザー級トーナメントで2回優勝したこともある。
アマチュア格闘技での実績は?
ブラジリアン柔術で地域のタイトルを複数とブラジル選手権のタイトルを持っていた。うちは世界選手権に行かせてもらえるほど裕福な家じゃなかったんで、当時はそこまでしか行けなかったんだ。
グラップリングで獲得したベルトやランクは?
ブラジリアン柔術黒帯を持っている。
打撃で獲得したベルトやランクは?
キックボクシング黒帯。
これまでで最も厳しかった試合とその理由は?
最大の戦いは、キャリアへの集中を妨げる多くの物事にノーと言うことだった。けど今はもうそれをつらいとは思わない。むしろ美徳だ。ケージの中でのチャレンジで言うなら、パット・カランとの2試合、ダニエル・ストラウスとの最初の3試合、あとはエマニュエル・サンチェスとの最初の試合が突出しているな。1番楽だったのはマイケル・チャンドラー戦。
1番好きなファイターは?
兄のパトリッキー・ピットブル。彼は試合で必ずデカい花火を打ち上げる。長年、ケガや他の問題で苦しんできたことを多くの人々は知らないんだ。それでも彼は、たとえ負けたとして最高のパフォーマンスを見せ、その根性、ハートとエキサイティングなスタイルによって認められた存在だ。
彼をUFCで見ることを今も夢見ているし、俺が初めて国際的な契約によってドアを開いたように、彼も同じようにすることを願っている。熱意はまだ持っているんだ。最近悩まされていたケガも治ったし、きっとここまでたどり着けるって信じている。
大学には行きましたか?
体育の勉強を少し始めたけど、結局修了はしなかった。
ファイターになる前の仕事は?
両親やキースポンサーのサポートのおかげで最初から戦いに集中することができた。戦う機会が見つからなかった時は何か他のことをしようかと考えたこともあったよ。その直後に初めて国際的な契約ができることになったんだ。
ニックネームの由来:
ブラジリアン柔術を始めた時のスタイルがアグレッシブだったんだ。俺の体格と戦い方から、ピットブルってニックネームが付いた。
その他:
結婚していて、息子が2人いる。9カ月のダヴィと5歳のミゲルだ。トレーニングをすることと、子どもたちや妻と過ごすのが好きだ。レイクハウスを持っていて、毎週末行っている。ジェットスキーに乗り、ボートで出掛けて、家族の時間を過ごすんだ。すごく楽しいよ。射撃と乗馬も好き。
俺は勝利ファーストのファイターだ。勝つことが全て。それ以外は全部その結果に過ぎない。けど退屈な勝ち方は好きじゃない。どんな戦いだろうといつもフィニッシュを狙っている。俺は37歳だけど、ジムではパフォーマンスを測定するテストをコンスタントにやっていて、今でも若い頃の記録を塗り替えている。これほど調子が良かったことはいままでにない。2023年は深刻な首のケガで思うようにパフォーマンスを出せなかった。結局、手術が必要になり、それが終わったあとはまるで10年若返ったみたいになった。だから、俺に注目していてくれ。ただロースターの一員になるためじゃなく、近い将来UFCフェザー級王者になるために来たんだからな!