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Ultimate Fighting Championship
Anti-Doping

UFCアンチドーピングポリシーにおける所在地未申告によってコナー・マクレガーが18カ月の出場停止処分を承諾

Combat Sports Anti-Doping (CSAD) Logo

コンバットスポーツ・アンチドーピング(CSAD)は現地7日(火)、アイルランド・ダブリンのコナー・マクレガーがUFCアンチドーピングポリシー(UFC ADP)違反による18カ月の出場停止処分を受け入れたことを発表した。

マクレガーは2024年に、生体サンプルの提出を12カ月の期間のうちに3度逃しており、このことがUFC ADP違反となった。UFCアスリートには常に正確な所在地を申告し、事前通知のない状態で生体サンプルの提出に応じることを義務づけられる。マクレガーは2024年6月13日、9月19日、9月20日に検査を受けることができず、それぞれについてUFC ADPの下、CSADによって所在地申告違反とみなされた。

上記の日程でマクレガーは検査を受けることが可能な状態になっていなかったものの、CSADはこのすべての日程についてマクレガーがケガからの回復中であり、試合に向けた準備中ではなかったことを指摘。マクレガーはCSADの調査に全面的に協力し、責任を受け入れ、CSADが検査未実施の一因となったと判断するに至った情報の詳細を伝えている。

こういった考慮すべき要素はあったものの、CSADは正確な所在地の申告、および未通知での検査に対応できる状態にあることが、UFC ADPの運用にとって不可欠であることを強調。マクレガーの協力や、考慮すべき事情を踏まえ、CSADは3度の所在地未申告に対する通常の措置である24カ月の出場停止処分を6カ月短縮した。マクレガーの出場停止処分は2024年9月20日(3度目の所在地未申告があった日付)から始まり、2026年3月20日に終了する。

CSADは独立機関として、UFCの年間アンチドーピングプログラムを管理している。UFC ADP下での生体サンプルの収集は、アンチドーピングの分野における国際的なリーダーであり、5,000人以上の熟練した収集者を擁する『Drug Free Sport International(ドラッグ・フリー・スポーツ・インターナショナル/DFSI)』によって運用されている。すべてのサンプルはWADAの承認機関であるアメリカ・ユタ州ソルトレイクシティの『Sports Medicine Research and Testing Laboratory(スポーツ・メディシン・リサーチ・アンド・テスティング・ラボラトリー)』で分析される。

ポリシーの文面やアスリートの検査統計を含む、UFCアンチドーピングプログラムのさらなる情報については、ufcantidoping.comを参照されたい。資料はロシア語、スペイン語、ポルトガル語、フランス語、韓国語、日本語、中国語の複数の言語で利用可能。

CSADはまた、UFCにおける既知の、もしくはそれが疑われるパフォーマンス向上薬の利用について報告できる窓口としてtipline@csad.orgを設けている。