足技を入れてリズムを作ったラウントリーは早いワンツーを刻んでオレクシェイチュクにプレッシャーをかける。力のこもった左の拳を当てた後も的確にパンチや蹴りを当てていったが、オレクシェイチュクに足をつかまれて倒された。背中をつけまいと抵抗するラウントリーをケージに押し込んだオレクシェイチュクだったが、立ち上がるタイミングでチョークを仕掛けられてしまい、ダメージが解消しきらないタイミングでラウントリーから数発の強打を浴びている。それでも、左パンチをクリーンヒットさせたオレクシェイチュクはボディへの攻撃も有効とし、疲れの見えるラウントリーに襲いかかった。
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— UFC Japan (@ufc_jp) December 31, 2017
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第2ラウンドはオレクシェイチュクがジャブを当てて先手を打つも、ラウントリーがスローペースながら強力なパンチを浴びせていく。ラウントリーが攻めればオレクシェイチュクが攻め返す展開はラウンドが終わるまで続いた。
ラウントリーの連打が決まった第3ラウンドはオレクシェイチュクのテイクダウンで流れが変わり、マウントポジションを取ったオレクシェイチュクは抵抗を受けながらも必死にエルボーを打ち込み、徐々に体を移動させてチョークを狙う。いったんはリアネイキドチョークを仕掛けたが、ラウントリーに逃げられてしまった。その後も優位な体勢をキープしたオレクシェイチュクがパウンドを放って試合終了。
3名のジャッジは全員がオレクシェイチュクの勝利を支持し、デビュー戦で白星を勝ち取った。
ライトヘビー級マッチ 5分3ラウンド
●カリル・ラウントリー vs. ミハル・オレクシェイチュク○
判定3-0(27-30、27-30、27-30)
ミハル・オレクシェイチュク
「対戦相手の過去の試合映像を見たら、どの選手も怖がりながらオクタゴンに入っていた。もうすでにギブアップしていたんだろうね。俺は一度も怖いと思ったことがないし、それを示せたと思う。試合をコントロールして、思い通りにやれた。今回がUFCでの初試合だったけれど、世界に自分の力を見せつけたかったんだ。自分にとっては最初の一歩に過ぎない。若い子、チャンピオンになるつもりだ。次は今回の試合に出るはずだったグーカン・サキか、イオン・クテラバとやりたい。一番になるためにここにきたから、ハイレベルな相手がいい」